第二種電気工事士を取ろう|最新日程(2026)・費用・将来性・勉強法まとめ
目次
「コンセントやスイッチを交換したい」「電気の仕事に転職したい」なら、まず候補に入るのが第二種電気工事士です。電気系の資格の中でも「取りやすくて、使いどころが多い」資格です。
この資格があると、一般家庭や小規模店舗などの電気工事に関わる作業ができます(範囲の考え方は後述)。また、DIYで電気を触りたい人、仕事で電気設備に関わりたい人、転職や手に職を考えている人にも人気があります。
この記事で分かること
- 【最新】令和8年度(2026)の試験日程と申込期間
- 受験料・CBT/筆記の違い
- 合格率の目安と「落ちる原因」
- 最短合格の勉強手順(学科→技能)
- 第二種電気工事士を取得するメリットと将来性
第二種電気工事士の「試験日程」(令和8年度・2026)
電工二種は上期・下期の年2回実施されます。学科は「CBT方式」または「筆記方式」があり、受験機会を増やすためCBT期間を延長する案内も出ています。(試験センター公式) (日程PDF)
上期(2026)
- 申込:2026/3/16 10:00 ~ 2026/4/6 17:00
- 学科(CBT):2026/4/23 ~ 2026/6/7
- 学科(筆記):2026/5/24
- 技能:2026/7/18 または 7/19
出典:試験センター(第二種電気工事士試験)
下期(2026)
下期も同様に「申込→学科→技能」の流れです。最新日程は公式ページで確認してください。
受験料・申込方法(インターネットが基本)
受験申込みは原則インターネットです。CBTは受験票発送がなく、マイページで会場・時間を確認する方式です。(試験センター公式)
受験手数料(令和8年度の表示)
- インターネット申込み:11,100円(非課税)
- 書面(郵送)申込み:12,500円(非課税)
出典:試験センター(第二種電気工事士試験)
注意:
免状の交付申請には、合格後に別途費用(都道府県の手数料等)がかかります。金額や方法は申請先の案内に従ってください。
そもそも電気工事士ってどんな資格?できること(範囲)
電気工事は、原則として電気工事士などの有資格者が従事する前提の作業です。
第二種電気工事士は、一般用電気工作物等の電気工事に従事できます(※範囲や例外は公的資料で確認してください)。(資格概要(試験センター))
DIYの注意:
「軽微な工事」以外は資格が必要なケースがあります。判断が難しい場合は、経産省資料や電気工事店の案内で確認してからにしましょう。(経産省:軽微な工事PDF)
DIY目的なら要注意(コンセント交換など)
家庭の配線器具の交換・接続は「軽微な工事」に当たらないケースも多く、資格が必要になりやすい領域です。無資格で行うのは危険・違法になる可能性があるため、必ず範囲を確認してください。
合格率の目安(最新の公表データ)
合格率は年度・期で変動しますが、直近の公表例として、試験センターのプレス発表では以下の数値が出ています。
- 令和7年度 下期 学科:合格率 55.4%(合格基準60点以上)
- 令和7年度 下期 技能:合格率 71.4%(合格基準:欠陥がないこと)
「学科は知識+過去問」「技能は手を動かす量」で差がつきます。
最短で合格する勉強法(学科→技能)
学科:最短ルートは「参考書1冊+過去問」
- まず参考書を一周して全体像を掴む
- 次に過去問を回して、頻出分野を固める
- 間違えた問題だけ“理由付き”で復習(ここが一番効く)
学科:CBTと筆記、どっちがいい?
- CBT:受験日を選べる/日程の自由度が高い
- 筆記:紙で解きたい人向け/一発勝負で予定が立てやすい
技能:勝ちパターンは「候補問題→複線図→手順固定」
- 候補問題を把握して、出る形に慣れる
- 複線図を速く正確に描けるようにする
- 作業手順を固定(皮むき→圧着→結線→確認)
- 最後の見直しで欠陥を潰す(輪作り・圧着・被覆・締付)
コツ:
技能は「知識」より「手順の再現性」で点が安定します。時間を計って練習すると一気に上達します。
第二種電気工事士を取得するメリットは?将来性は?
第二種電気工事士は大変おすすめな資格です。理由をまとめます(ここは元記事の流れを活かしています)。
① 就職や転職に有利
電気工事は専門性が高く、現場では人手不足の話もよく聞きます。資格+経験があると強いです。
② 仕事の幅が広い
電気工事会社はもちろん、設備管理・保守・工場の営繕、ビルメンなど、電気を扱う現場で評価されやすい資格です。
③ 上位資格へのステップになる
第一種電気工事士や電気主任技術者(電験)など、上位資格の勉強にもつながります。
取得費用はどのくらい?
第二種電気工事士取得に掛かる費用をまとめると以下のようになります。
- 受験申込手数料 … 11,100円(インターネット申し込みの場合)
- 合格時申請手数料 … 約5,600円(書類郵送費用込)
- 参考書 … 2,000円(後述します)
- 技能試験用の工具 … 約12,000円(後述します)
- 技能試験用の練習材料 … 約13,000円(後述します)
なるべく費用を抑えたつもりですが、これらを合計すると、43,700円の費用が掛かります。予想以上に費用が掛かることに驚愕されている方もいるかもしれません…。
この中で、受験申込手数料と合格時申請手数料は必須の費用ですので、その他の項目について考察したいと思います。
参考書を安く抑えたい
今販売されている参考書でおすすめなのは、TAC出版開発グループから発売されている参考書です。普通の参考書にありがちな、初心者を置いてけぼりにするような難しい表現が少なく、なおかつ解説も詳しく、分からない人の目線に立って作られているような気がします。
電験三種の参考書もそうですが、TAC出版の参考書は非常におすすめできます。
技能試験はyoutubeなどの動画サイトで勉強できますのでおすすめです。技能試験の課題の模範解答を教えてくれます。技能試験は、実際に書店に足を運んで、良さそうな参考書を探してみてください。
工具を安く抑えたい
左のセット品はかなりおすすめです。この中で個人的に必須なのは「ケーブルストリッパー」です。私も愛用していますが、使い勝手が抜群にいいです。というより、私の場合はこれがないとケーブルを剥くことができません。
次に必要なのは「ペンチ」と「圧着ペンチ」です。ペンチは電線の切断等に使用しますので、そこそこ品質のいいものである必要があります。100均のペンチだと電線が切れなくて苦戦します。ペンチの先端は13mmぐらい、全長175mmぐらいのものがおすすめです。
また、圧着ペンチはJIS規格に適合するものでないとダメです。適合品は圧着ペンチにJISマークが入っており、圧着後は圧着端子に「○」や「小」等の刻印が入ります。
その他のプラスドライバー、マイナスドライバー(先端の長さが5.5mmのもの)、メジャー(ものさし)、ウォーターポンププライヤーは、技能試験合格を目的とする場合は100均等の安物でもいい気がします。
また、電工ナイフは不要な気がします。アウトレットボックスのブッシングに十字の切込みを入れるのに使用しますが、ブッシングはドライバーを突き刺して穴を空けるだけでいいと思います。実際の技能試験では私はドライバーで対応しました。
上記のように、なるべく安く第二種電気工事士技能試験に必要な工具を揃える場合でも、12,000円程の費用が掛かってしまいます。
練習材料を安く抑えたい
令和3年度試験用の材料ですが、事前に知らされている出題される可能性がある問題(13問)を一通り学習するのに必要な材料が入っています。
ちなみに、私は1回目の受験の際は、ホームセンターで少しだけ電線と器具を買い、youtubeで技能試験の勉強とイメトレのみで技能試験に臨みましたが、結果は不合格でした。
練習不足で試験時間内に課題を完成させることができませんでした。結局2回目の受験の際は泣く泣く練習材料を買って挑み、無事に合格できました。練習材料を買うのはもったいないですが、個人的には購入をおすすめします。
まとめ:第二種電気工事士は「取りやすく、使いどころが多い」
- 令和8年度(2026)の最新日程・受験料は公式で確認
- 申込みは原則インターネット(CBTはマイページ確認)
- 合格率の公表データでは、学科は約55%台、技能は約70%台の期もある
- 学科は「過去問」、技能は「手順固定+欠陥潰し」が最短