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建築設備士2次試験対策について(持ち物編)
先日、令和6年度の建築設備士2次試験を受験してきました。そのときの受験記についてはこちらをご確認ください。また、「建築設備士2次試験対策 答案用紙や長丁場対策等について」という記事も併せて見ていただけると嬉しいです。
ちなみに、私は「電気」の選択です。
2次試験の受験に必要な持ち物について
絶対に必要なもの
・受験票、シャーペン(鉛筆)、消しゴム、電卓、時計
ほぼ必須級にあった方がいいもの
・定規、テンプレート、三角スケール、コンパス、ハケ
あると便利なもの
・字消し板、蛍光ペン、冷房対策用の上着、飲食物
持ち込みは可能だが不要だと思われるもの
・製図板、T定規、平行定規、分度器、ディバイダー、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆削り、色鉛筆
※詳細は受験案内を参照
絶対に必要なもの
受験票
言わずもがな、これがないと受験できません。
シャーペン
私はシャー芯が5mmのHBのシャーペン2本、シャー芯が3mmのHBのシャーペンを1本持参しました。5mmのHBのシャー芯は厚紙に記述すると薄いように感じたので、5mmのHBのシャーペンのうちの1本をBのシャーペンに入れ替えた方が良いかもしれません。細かい字や線を書く必要がある場合を除き、私は5mmのシャーペンをメインで使用しました。
3mmのシャーペンは細かい字を書く際に書きやすいのでおすすめです。特に選択科目の計算や作図の字の書き込みの際に重宝します。ただし、細い分しょっちゅう折れますので、少し高いですが比較的折れにくい三菱鉛筆のHi-uniのシャー芯がおすすめです。3mmのシャー芯はHBが折れにくくていいと思います。
また、7mmのシャーペンの必要性ですが、個人的には不要かなと思っています。ただし、衛生の共通図面を作図するにあたり、排水配管は太線で記述する必要がありますので、その際には役に立つとは思います。(裏を返せば、そのくらいの用途しか思いつきません)
消しゴム
私は大きめの消しゴム、小さめの消しゴム、ピンポイントで消すことができるペンタイプの消しゴムの3種類を持参しました。特にこのピンポイントで消すことができるペン型の消しゴムは非常に重宝しました。細かな字の修正や、線の凡例のマークを書く際(空調・衛生の共通図作図の際、線の一部消して凡例のマークを記述する作業)等に活躍します。とはいえ、シャーペンの反対側の消しゴムで消せば、代用は可能だと思います。
電卓
暗算で計算できる人なら不要かもしれませんが、大体の人がそんなことはできないので「絶対に必要なもの」にランクインさせました。ルートの計算機能付きのものが必要です。メモリ機能もよく使うので、この機能もあった方が良いです。桁数も12桁のものが無難です。10桁でも足りるとは思います。
時計
時間がわかれば良いです。机の上は散らかりがちになるので、コンパクトなものがおすすめです。
ほぼ必須級にあった方がよいもの
定規
フリーハンドで線は書いて良いのですが、狭い間隔で連続して線を引く必要がある場合等には定規があった方が作図しやすいです。また、採点者が見やすい図面を書くという意味でも、なるべく線は定規を使って引く方が望ましいと思われます。私の場合は、フリーハンドで線を引くのが苦手だったため、なるべく定規を使用して線を引くようにしていました。
個人的には透明で線のない定規の方が作図しやすいと思いますが、メモリのある定規でも良いと思います。長さは20cmぐらいあれば大体対応できると思います。私が試験で実際に使用した定規は上記のリンク先の商品になりますが、定規の厚みがやや厚く、使い慣れていないせいか線が引きにくいと感じることがありました。また、メモリありの定規は、線を引いている際にメモリのギザギザに引っかかって、線が引きにくいと感じることもありました。そのため、文房具店に行った際には建築設備士2次試験に適した定規がないか探しているのですが、いまだにまだ見つかっておりません…。
テンプレート(円と正方形が書けるもの)
私が実際に試験で使用したテンプレートはこちらです。主に丸を書く際(変圧器やAS、AM、VS、VM、照明の図記号等)に使用しました。フリーハンドでキレイに円が書ける方には不要だと思われます。四角は空調機や発電機の図記号を書く際に使用することもありました(実試験では時間が無かったため四角形はフリーハンドで書きました)。
三角スケール
照明の共通図の作図の際に、部屋の正確な壁の内内の寸法を測るのに使用します。しかし、令和6年度の試験問題では、あらかじめ解答用紙に壁の内内の寸法が記載されていたため、三角スケールを使用する必要がありませんでした。とはいえ、寸法が記載されていない場合もあると思いますので、試験には持参したほうがよいと思います。長さは15cmあれば十分であり、加えて1/100のサイズを図れるものが必要です。
コンパス
照明の共通図の作図の際に、非常照明、非常放送の包含円を記述する際に必要となります。私は文房具店で見た目がカッコよかったペンタイプのコンパスを購入しましたが、コンパスを開いて半径を確定させる繊細な微調整作業にとても難儀しました。そのため、少し高いですが製図用の中車式のものの方が良いかもしれません(私はまだ使ったことはないですが)。
ハケ
私は実試験にもっていきませんでしたが、製図用のハケはあった方が良いと思います。私はもっていかなかったせいで、答案用紙を重ねた際に線や字の一部が滲んだり消えたりしてしまい、これらのやり直しのために貴重な数分の時間をロスしてしまいました。
あると便利なもの
字消し板
ピンポイントで消すことができるペンタイプの消しゴムがあれば、字消し板は必要ないと思います。一応試験には持っていきましたが、使用しませんでした。
蛍光ペン
実試験では問題文の気になるところに黄色のマーカーを引きましたが、特に無くても支障はないように思います。むしろマーカーを引く時間がもったいない可能性まであります。
冷房対策用の上着
冷房の風が直で当たって寒い可能性がありますので、羽織ることができる長袖の上着を持参したほうが良いと思います。
飲食物
喉が渇いたとき用にお茶等の飲み物があるといいと思います。食事をとる時間的な余裕は無いので、どうしてもお腹がすいて何か食べたい場合はゼリー飲料が手軽でいいかもしれません。
持ち込みは可能だが不要だと思われるもの
受験案内によると「製図板、T定規、平行定規、分度器、ディバイダー、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆削り、色鉛筆」は持ち込み可能ですが、試験中の机の上をすっきりシンプルにさせたいという観点から、私はこれらのものを不要と判断し持参しませんでした。(製図板、平行定規、ディバイダーについては、試験に持参すれば少なからず便利な可能性がありますので、皆さまにおかれましても一度必要性の有無を検討してみるのが良いと思います)
いかがでしたでしょうか。少しでも参考になりましたら幸いです。