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令和7年度危険物乙4試験の感想
先日、令和7年度危険物乙4試験を初受験してきました。愛用の参考書は乙種4類危険物取扱者試験 令和8年版(Amazon)になります。危険物乙4試験のイメージは、よく工業高校の学生が取っているようなイメージで、合格率も3割程度だから「試験も簡単だろうな~」と受験前は楽観的に考えていました。
試験の1ヶ月前からダラダラと勉強を開始し、本気になって勉強を始めたのは2週間前頃からでした。少なく見積もっても合計50時間は勉強しているはずです。
勉強を始めた頃に気がつきました。「あれ?この試験結構難しくないか?」
理系出身なので化学や物理等の基礎知識はありましたが、危険物に関することに特化した試験内容なので馴染みがなく、勉強したことがなかなか頭に定着しませんでした。
参考書の評価について
愛用の参考書 乙種4類危険物取扱者試験 令和8年版(Amazon)について、実際に使ってみた感想ですが、「ボリューム多すぎないか?」が正直な感想です。試験問題は全部で35問なのに対し、この参考書は約600問も収録されています。約16年分です。
さすがは公論出版なだけはあり、試験問題非公表の試験にもかかわらず、実際の試験に出題されたであろう高クオリティーな問題が収録されています。なのでこの参考書兼問題集の問題を9割暗記できたならば、ほぼ間違いなく試験で6割以上の成績を修めることができると思います。
しかし、この膨大な問題を9割以上の精度で暗記することは大変な労力が必要です。中には十数年に一度程度しか出題されないのではないかといったようなマニアックな問題も収録されているような気がします。できれば問題数は十年分(400問)程度に厳選してもらえると嬉しいなと一利用者の率直な感想です。
勉強時間をしっかり確保できる方には大変おすすめな参考書兼問題集ですが、そうではない方はもう少し薄めの問題集をチョイスした方がいいかもしれません。
危険物に関する法令(15問)について
問題集と全く同じ問題は出ませんでしたが、「全く同じ選択肢」はかなりの割合で出題されました。問題集を勉強していても解けないような新問は無かったように思います。
基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)について
問題集と全く同じ問題は出ませんでしたが、「全く同じ選択肢」はかなりの割合で出題されました。問題集を勉強していても解けないような新問は無かったように思いますが、問題集で見たことない(覚えてないだけかもしれませんが・・・)選択肢が1~2箇所程度出題されました。この程度であれば消去法で正解の選択肢は十分に絞り込めると思います。
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問)について
問題集と全く同じ問題は出ませんでしたが、「全く同じ選択肢」はかなりの割合で出題されました。問題集を勉強していても解けないような新問は無かったように思いますが、問題集で見たことない(覚えてないだけかもしれませんが・・・)選択肢が1~2箇所程度出題されました。この程度であれば消去法で正解の選択肢は十分に絞り込めると思います。
まとめ
受験を終えての手ごたえですが、勉強不足で曖昧なところは多数あったものの、終わってから見直してみても間違った問題がなさそうだったため、おそらく満点取れているのでないかと思っています。
危険物乙4の試験は世間の「簡単な試験」というイメージとは裏腹に、しっかり勉強しないと普通に落ちる難しい試験だと感じました。私は理系出身なので化学や物理等の基礎知識があったのですが、これが無い方はもう少し苦労するかもしれません。私が使用した参考書兼問題集は十分おすすめできますが、忙しく勉強時間が取れない方や化学・物理の基礎が無い方が使用した場合は挫折しかねないボリュームのため、もう少し厚みが薄くてカラフルで分かりやすい書籍の方がいいかもしれません。
合格発表日はしばらく先ですが、結果発表が楽しみです。
