令和2年度(2020年)の一級建築士試験「学科Ⅴ・施工」について、全25問の正解と学習上のポイントを整理しました。各問の解説は、クリックすると開きます。

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建築技術教育普及センター 一級建築士 過去の試験問題 令和2年 施工

問題文・図表の全文は掲載していません。問8の図、問10の試験結果表は手元の問題と見比べてご利用ください。各選択肢の見出しは学習用の要約です。法令は設問指定の令和2年(2020年)1月1日時点で判断します。問1は平成31年国土交通省告示第98号、問25は民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款(平成29年12月改正)と四会連合協定建築設計・監理等業務委託契約約款(平成27年2月改正)に合わせています。「公共標仕」「改修標仕」は公共建築工事標準仕様書、公共建築改修工事標準仕様書の建築工事編(平成31年版)、「電気標仕」「機械標仕」は公共建築工事標準仕様書の電気設備工事編、機械設備工事編(平成31年版)の略です。

頻出度は2017〜2026年の10年分について、各問の中心テーマが出た年度数で判定しています。同じ年度の複数出題は1年と数え、5年以上=★★★、2〜4年=★★、1年=★です。解説内の「この知識の出題」は、同じ知識・判断関係を確認できた年度(正誤を逆にした記述を含む)を示します。将来の出題予測ではありません。

問1 設計図書の不整合発見時の対応

頻出度:★★

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確認ポイント:設計図書の矛盾等は建築主へ報告し、必要に応じ建築主を通じて設計者へ確認する

中心テーマ:設計図書の不整合発見時の確認・報告
出題年度:2020・2024年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 施工者に確認して設計者へ報告
× 不適当(正解)

設計図書に矛盾・誤謬・脱漏・不適切な納まり等を発見したら、建築主へ報告し、必要に応じ建築主を通じて設計者へ確認します。本肢の「施工者に確認して設計者へ報告」は相手と手順が不適切です。施工者との相談だけで設計を変更する扱いでもありません。

根拠・考え方(選択肢1):平成31年国交省告示98号・工事監理の標準業務「設計図書の内容の把握等」
選択肢2 材料・機器の適合確認
○ 適当

施工者提出の材料・機器・見本が設計図書に適合するか検討し、建築主へ報告する。

根拠・考え方(選択肢2):同告示・材料、設備機器等の検討及び報告
選択肢3 施工計画の工程・品質検討
○ 適当

提出された施工計画から、請負契約の工期と設計図書の品質を確保できないおそれがないか検討し、問題があれば建築主へ報告します。施工者が計画・施工する責任を、監理者が全て引き受ける意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢3):同告示・施工計画の検討及び報告
選択肢4 契約に基づく指示・立会い等
○ 適当

請負契約に定める指示・立会い等に対応することも標準業務に含む。

根拠・考え方(選択肢4):同告示・工事請負契約に基づく指示、検査等
覚えるポイント

設計図書の矛盾等は建築主へ報告し、必要に応じ建築主を通じて設計者へ確認する

この知識の出題:2020・2024年
設計図書の矛盾等は建築主へ報告し、必要に応じ建築主を通じて設計者へ確認する

正解:1番

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問2 年少者と足場の組立て・解体

頻出度:★★

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確認ポイント:18歳未満の者を足場組立て・解体の実作業へ就かせず、地上等の補助作業と区別する

中心テーマ:年少者の足場組立て・解体作業の制限
出題年度:2020・2024年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 敷地境界で騒音85dB以下
○ 適当

指定地域内の特定建設作業の騒音は、作業場所の敷地境界線で85dB以下として管理します。作業機械の直近で測る値と混同しません。作業時間等には別の基準があります。

根拠・考え方(選択肢1):特定建設作業に伴って発生する騒音の規制基準・敷地境界85dB
選択肢2 躯体図より先のタイル割り
○ 適当

タイル割りは躯体開口・寸法に影響するため、躯体図より先に検討する。

根拠・考え方(選択肢2):工事監理指針・タイル割りと躯体図の作成順序
選択肢3 研修時の監理技術者の代理
○ 適当

専任の監理技術者でも、技術研修等で短期間離れる場合は、発注者の了解を得て必要な資格を持つ代理者等による施工管理体制を確保する所定の扱いがあります。一切現場を離れられないという意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢3):出題当時の監理技術者制度運用マニュアル・短期間の不在
選択肢4 16歳の者を足場1段目で作業
× 不適当(正解)

18歳未満の者を足場の組立て・解体・変更の業務に就かせることはできません。地上又は床上での補助作業は除かれますが、足場1段目上で実作業を行う本肢は例外に該当しません。高さが低いから16歳でもよい、とはしません。

根拠・考え方(選択肢4):労基法62条、年少者労働基準規則8条25号
覚えるポイント

18歳未満の者を足場組立て・解体の実作業へ就かせず、地上等の補助作業と区別する

この知識の出題:2020・2024年
18歳未満の者を足場組立て・解体の実作業へ就かせず、地上等の補助作業と区別する

正解:4番

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問3 ECPの積置き高さ

頻出度:★★

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確認ポイント:ECPは屋内の平坦で乾燥した場所の台木上に、積置き高さ1m以下で保管する

中心テーマ:ECPパネルの保管条件
出題年度:2017・2020・2026年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 杭の両端から約1/5で支持
○ 適当

杭の運搬・荷降ろしは両端から長さ約1/5の2点を支持する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕4章・既製杭の荷降ろし、支持位置
選択肢2 異形鉄筋の圧延マーク
○ 適当

出題当時のJIS G 3112では、SD295Aは種類を示す圧延マークなし、SD345は突起1個により識別します。「表示なし」は鋼種識別の圧延マークのことで、製造者等の識別情報まで全くない意味ではありません。後年の呼称整理等を遡って当てはめません。

根拠・考え方(選択肢2):出題当時のJIS G 3112・鋼種識別の圧延マーク
選択肢3 ECPを1.2mまで積置き
× 不適当(正解)

ECPは乾燥した屋内の平坦な場所で台木上に積み、積置き高さは1m以下を標準とします。1.2mは積みすぎです。場所と台木が適切でも、高さの条件違反は解消しません。

根拠・考え方(選択肢3):工事監理指針・ECPの保管高さ
選択肢4 塗料のかき混ぜとこしわけ
○ 適当

塗料は使用直前によくかき混ぜ、再分散しない沈殿物・皮ばり・凝集物等があればこしわけして除去します。本問はこの処置なので適当です。品質自体を失った塗料まで無条件に再生できるという意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕18.1.4(2)・こしわけ
覚えるポイント

ECPは屋内の平坦で乾燥した場所の台木上に、積置き高さ1m以下で保管する

この知識の出題:2017・2020・2026年
ECPは屋内の平坦で乾燥した場所の台木上に、積置き高さ1m以下で保管する

正解:3番

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問4 除却後に同じ敷地で新築する場合の届出

頻出度:★★

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確認ポイント:同一敷地で引き続き新築する場合は、除却も建築工事届に合わせて届け出る

中心テーマ:建築物除却時の届出
出題年度:2020・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 使用中の病院の安全計画
○ 適当

対象となる規模の病院を使用しながら避難施設等に関する工事を行う場合、建築主が工事中の安全措置等の計画を特定行政庁へあらかじめ届け出ます。階数・面積・工事内容の本問の条件を確認します。

根拠・考え方(選択肢1):建基法90条の3・工事中の安全計画
選択肢2 高さ35mの伝搬障害関係届
○ 適当

伝搬障害防止区域内で高さ31mを超える建築物等を建てる場合は、原則として着手前に総務大臣へ予定工事を届け出ます。本問の35mは対象です。建築確認や安全衛生上の届出とは別です。

根拠・考え方(選択肢2):電波法102条の3・高さ31m超の予定工事
選択肢3 高さ35mの建設工事計画届
○ 適当

高さ31mを超える建築物の建設工事では、原則として開始14日前までに、事業者が所轄労働基準監督署長へ計画を届け出ます。35m、14日前、労働基準監督署長という本肢の組合せは適当です。

根拠・考え方(選択肢3):安衛法88条、安衛則90条1号・高さ31m超の建築工事
選択肢4 特定行政庁へ除却届を単独提出
× 不適当(正解)

除却後に同じ敷地で引き続き新築する場合、建築と除却の届出を合わせて建築工事届の様式で行います。建築物除却届を単独で特定行政庁へ提出する本肢は不適切です。基本の経路は建築主事を経由して都道府県知事へ、です。除却の情報そのものが不要になるわけではありません。

根拠・考え方(選択肢4):建基法15条1項、施行規則8条2項・建築と除却を合わせた届出
覚えるポイント

同一敷地で引き続き新築する場合は、除却も建築工事届に合わせて届け出る

この知識の出題:2020年
同一敷地で引き続き新築する場合は、除却も建築工事届に合わせて届け出る

正解:4番

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問5 枠組足場の墜落防止と幅木

頻出度:★★

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確認ポイント:交差筋かいと組み合わせる墜落防止の幅木は15cm以上で、10cmは不足する

中心テーマ:枠組足場の交差筋かいと幅木による墜落防止
出題年度:2020・2024年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 平板載荷試験面の整地
○ 適当

平板載荷の試験面は載荷板の影響範囲を含め水平に整える。

根拠・考え方(選択肢1):地盤の平板載荷試験方法・試験面の整地
選択肢2 2箇所のベンチマーク
○ 適当

ベンチマークは移動しない位置に2箇所以上設け、相互に照合する。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕2章・ベンチマークの相互確認
選択肢3 交差筋かいと高さ10cmの幅木
× 不適当(正解)

枠組足場の構面の墜落防止として交差筋かいに組み合わせる設備は、高さ15〜40cmの下さん又は高さ15cm以上の幅木等です。本問の幅木10cmでは不足します。物の落下防止に用いる幅木10cm以上の条件と区別します。

根拠・考え方(選択肢3):安衛則563条1項3号イ・枠組足場の墜落防止
選択肢4 防護棚1段目の高さ5m
○ 適当

隣家が近い場合は、所定の高さに防護棚を設け落下物を防ぐ。

根拠・考え方(選択肢4):工事監理指針・防護棚と落下物の防止
覚えるポイント

交差筋かいと組み合わせる墜落防止の幅木は15cm以上で、10cmは不足する

この知識の出題:2020・2024年
交差筋かいと組み合わせる墜落防止の幅木は15cm以上で、10cmは不足する

正解:3番

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問6 切ばりに設ける盤圧計の位置

頻出度:★★

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確認ポイント:盤圧計を切ばり支点間の中央へ設けるのは不適切

中心テーマ:切ばり軸力の計測と盤圧計の設置位置
出題年度:2020・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 ボイリング対策の止水壁
○ 適当

ボイリング対策として止水壁を難透水層に根入れし、地下水の流入経路を遮る。

根拠・考え方(選択肢1):山留め設計施工指針・ボイリングの防止
選択肢2 盤ぶくれ対策の揚水
○ 適当

盤ぶくれは、掘削底の難透水層の下にある被圧地下水が底面を押し上げる現象です。被圧帯水層へディープウェルを入れて揚水し、圧力を下げる本肢の対策は適当です。

根拠・考え方(選択肢2):同指針・被圧地下水の減圧
選択肢3 ロームを含む土の撹拌
○ 適当

ローム等の攪拌しにくい土では、十分に混合して壁の品質を確保する。

根拠・考え方(選択肢3):同指針・ソイルセメント壁と土質
選択肢4 切ばり中央へ盤圧計を設置
× 不適当(正解)

切ばりの軸力を測る盤圧計は、腹起し付近等の所定位置へ設けます。支点間中央では自重による曲げやたわみ等の影響を受けやすいため、中央が適切という本肢の説明は不適当です。

根拠・考え方(選択肢4):同指針・切ばり軸力の計測位置
覚えるポイント

盤圧計を切ばり支点間の中央へ設けるのは不適切

この知識の出題:2020・2025年
盤圧計を切ばり支点間の中央へ設けるのは不適切

正解:4番

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問7 安定液中の杭コンクリートのセメント量

頻出度:★★

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確認ポイント:安定液中の場所打ち杭の単位セメント量は330kg/m³以上

中心テーマ:安定液中の場所打ち杭の単位セメント量
出題年度:2017・2020年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 単位セメント量310kg/m³
× 不適当(正解)

安定液中に打ち込む場所打ち杭のコンクリートは、単位セメント量330kg/m³以上を確保します。本問の310kg/m³は20kg/m³不足します。普通の地上RCの調合条件と混同しません。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕4章・安定液中の杭の単位セメント量330kg/m³以上
選択肢2 14日後の杭頭はつり
○ 適当

杭頭はつりは強度が十分に発現してから行い、14日後は適切な時期。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕4章・杭頭処理の時期
選択肢3 硫酸塩地下水と高炉セメント
○ 適当

硫酸塩を含む地下水では耐硫酸塩性を考慮し、高炉セメント等を用いる。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕4章・地下水の硫酸塩とセメント
選択肢4 オーガーの正回転引上げ
○ 適当

掘削後のオーガーは正回転しながら引き上げ、孔壁の安定を保つ。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕4章・オーガーの正回転による引上げ
覚えるポイント

安定液中の場所打ち杭の単位セメント量は330kg/m³以上

この知識の出題:2017・2020年
安定液中の場所打ち杭の単位セメント量は330kg/m³以上

正解:1番

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問8 ガス圧接部の外観寸法

頻出度:★★★

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確認ポイント:本問のガス圧接部の膨らみの長さは鉄筋径の1.1倍以上

中心テーマ:ガス圧接継手の品質・受入検査
出題年度:2017・2018・2020・2023・2024・2026年(10年中6年)

検査項目 d=25mmの基準 原図・判断
圧接面のずれ d/4=6.25mm以下 6mm → 適当
膨らみの直径 1.4d=35mm以上 35mm → 適当
膨らみの長さ 1.1d=27.5mm以上 27mm → 不足
中心軸の偏心 d/5=5mm以下 4mm → 適当
選択肢 判断・解説
選択肢1 圧接面のずれ6mm
○ 適当

圧接面と膨らみ頂部とのずれはd/4以下です。原図の鉄筋径d=25mmより25/4=6.25mm以下なので、6mmは適当です。中心軸の偏心のd/5と区別します。

根拠・考え方(選択肢1):平成12年建設省告示1463号・SD345の圧接面ずれd/4以下
選択肢2 膨らみの直径35mm
○ 適当

膨らみの直径は1.4d以上です。d=25mmより1.4×25=35mm以上となり、図の35mmは下限と等しいため適当です。下限なので「以上」で判定します。

根拠・考え方(選択肢2):同告示・膨らみ径1.4d以上
選択肢3 膨らみの長さ27mm
× 不適当(正解)

膨らみの長さは1.1d以上です。d=25mmより1.1×25=27.5mm以上が必要で、図の27mmは0.5mm不足します。SD345という本問の条件で判断します。

根拠・考え方(選択肢3):同告示・膨らみ長さ1.1d以上
選択肢4 中心軸の偏心4mm
○ 適当

中心軸の偏心量はd/5以下です。d=25mmでは25/5=5mm以下なので、図の4mmは適当です。長手方向の圧接面のずれと、横方向の偏心を混同しません。

根拠・考え方(選択肢4):同告示・中心軸の偏心d/5以下
覚えるポイント

本問のガス圧接部の膨らみの長さは鉄筋径の1.1倍以上

この知識の出題:2017・2020年
本問のガス圧接部の膨らみの長さは鉄筋径の1.1倍以上

正解:3番

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問9 浮かし型枠の固定先

頻出度:★

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確認ポイント:パラペットの浮かし型枠を、外部足場へ固定しない

中心テーマ:浮かし型枠の固定先
出題年度:2020年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 低い打込み高さの側圧
○ 適当

高さ1.5m以下では液圧により、柱と壁の側圧を同じ値で扱える。

根拠・考え方(選択肢1):JASS5・型枠側圧と打込み高さ、速度
選択肢2 パイプサポートの水平つなぎ
○ 適当

パイプサポートの支柱高さが3.5mを超える場合、高さ2m以内ごとに二方向の水平つなぎを設け、変位を防止します。3.5mは適用の境、2mは設置間隔です。

根拠・考え方(選択肢2):安衛則242条7号ハ・パイプサポートの水平つなぎ
選択肢3 浮かし型枠を外部足場へ固定
× 不適当(正解)

浮かし型枠を外部足場へ固定すると、足場の変位や振動が型枠へ伝わり、形状・施工精度や安全に影響します。所定の支持計画により堅固に固定し、外部足場を固定先にする方法は避けます。

根拠・考え方(選択肢3):JASS5・型枠の支持と固定先
選択肢4 高炉Bへの変更と存置期間
○ 適当

高炉Bは初期強度発現が遅く、普通ポルトランドより存置期間を長くする。

根拠・考え方(選択肢4):JASS5・セメント種類とせき板の存置期間
覚えるポイント

パラペットの浮かし型枠を、外部足場へ固定しない

この知識の出題:2020年
パラペットの浮かし型枠を、外部足場へ固定しない

正解:3番

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問10 圧縮強度試験の合否判定

頻出度:★★

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確認ポイント:各回の試験結果が0.85Fm以上、3回総平均がFm以上の両条件で合否を判断する

中心テーマ:コンクリート受入強度の85%と総平均の判定
出題年度:2020・2023年(10年中2年)

判定の手順:①各回の平均値が30×0.85=25.5N/mm²以上か確認します。②3回の総平均が30N/mm²以上か確認します。両方が必要です。1回の試験は1台の運搬車から採取した供試体3個の平均で、表の3回とは区別します。

区分 1回目 2回目 3回目 総平均 判断
A 33.0 34.5 31.5 33.0 合格
B 26.5 33.0 32.0 30.5 合格
C 28.0 30.0 30.5 29.5 総平均不足で不合格

単位はN/mm²。Bの最小値26.5も25.5以上です。Cは各回が25.5以上でも、総平均が30に達しません。

選択肢 判断・解説
選択肢1 Aのみ合格
× 不適当

Aは各回と総平均の両条件を満たして合格です。Bも各回25.5N/mm²以上、総平均30.5N/mm²なので合格であり、Bを不合格とした点が誤りです。

根拠・考え方(選択肢1):JASS5、JIS A 5308・各回0.85Fm以上かつ3回平均Fm以上
選択肢2 A・B合格、C不合格
○ 適当(正解)

各回の試験結果(供試体3個の平均)が30×0.85=25.5N/mm²以上、かつ3回の総平均が30N/mm²以上であることが必要です。Aは総平均33.0、Bは30.5で合格。Cは各回の条件を満たしても総平均29.5が30未満なので不合格です。

根拠・考え方(選択肢2):同基準・A及びBの合格、Cの総平均不足
選択肢3 A・C合格、B不合格
× 不適当

Bは各回の条件を満たし総平均30.5N/mm²なので合格、Cは総平均29.5N/mm²なので不合格です。この選択肢はB・Cの判定が逆です。

根拠・考え方(選択肢3):同基準・BとCの判定の取り違え
選択肢4 A・B・Cすべて合格
× 不適当

各回の平均が全て25.5N/mm²以上でも、それだけでは合格になりません。Cは3回総平均29.5N/mm²が調合管理強度30N/mm²に達しないため不合格です。

根拠・考え方(選択肢4):同基準・Cの総平均29.5はFm30未満
覚えるポイント

各回の試験結果が0.85Fm以上、3回総平均がFm以上の両条件で合否を判断する

この知識の出題:2020・2023年
各回の試験結果が0.85Fm以上、3回総平均がFm以上の両条件で合否を判断する

正解:2番

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問11 高炉Bの構造体強度補正値

頻出度:★★★

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確認ポイント:高炉セメントB種、材齢28日までの予想平均気温8〜10℃ではS=6N/mm²

中心テーマ:コンクリートの構造体強度補正値の設定
出題年度:2018・2020・2023・2024・2026年(10年中5年)

セメント S=6の予想平均気温 S=3の予想平均気温
普通ポルトランド 0℃以上8℃未満 8℃以上
高炉B 0℃以上13℃未満 13℃以上

本問に関係する範囲の比較です。高炉Bの8〜10℃はS=6N/mm²。普通ポルトランドの境界8℃と区別します。

選択肢 判断・解説
選択肢1 予想平均8〜10℃で補正3
× 不適当(正解)

高炉セメントB種では、材齢28日までの予想平均気温が0℃以上13℃未満なら、構造体強度補正値Sは6N/mm²です。8〜10℃はその範囲で、3では小さすぎます。普通ポルトランドセメントの境界8℃を高炉Bへ使いません。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕6.3.2、表6.3.2・高炉Bの気温とS値
選択肢2 単位セメント量と自己収縮
○ 適当

高強度コンクリートの自己収縮を抑えるには、単位セメント量を過大にしないことが有効です。本肢は必要なワーカビリティーを確保しながら減水し、単位セメント量も小さくするので適当です。水だけを減らせば必ず自己収縮が減るという意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢2):JASS5・高強度コンクリートの自己収縮
選択肢3 マスコンクリートの断熱養生
○ 適当

マスコンクリートは内部の水和熱で温度が上がります。表面の断熱養生で急冷を防ぎ、内外温度差による表面ひび割れを抑えます。表面だけを急に冷やす方法とは逆です。

根拠・考え方(選択肢3):JASS5・マスコンクリートの温度ひび割れ
選択肢4 材料分離しない自由落下
○ 適当

材料分離しない自由落下高さ・打込み方法で施工する。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕6章6節・打込み時の材料分離防止
覚えるポイント

高炉セメントB種、材齢28日までの予想平均気温8〜10℃ではS=6N/mm²

この知識の出題:2020年
高炉セメントB種、材齢28日までの予想平均気温8〜10℃ではS=6N/mm²

正解:1番

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問12 PC部材の接合溶接の順序

頻出度:★★

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確認ポイント:PC部材の接合溶接は、建物中央部から外周部へ進める

中心テーマ:PC部材のエンクローズ溶接の施工順序
出題年度:2017・2020・2021年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 部材と同一養生の供試体
○ 適当

脱型強度は部材と同じ養生をした供試体で確認する。

根拠・考え方(選択肢1):JASS10・部材同一養生による脱型強度確認
選択肢2 PC梁長さの許容差±10mm
○ 適当

PC梁の長さの製品許容差±10mmは標準の範囲内。

根拠・考え方(選択肢2):JASS10・PC梁長さの製品寸法許容差
選択肢3 外周から中央へ接合溶接
× 不適当(正解)

PC部材相互のエンクローズ溶接は、原則として建物中央部から外周部へ進め、収縮による拘束・残留応力を抑えます。本肢の外周から中央は逆です。同一接合部の溶接を連続して行うこととは別の論点です。

根拠・考え方(選択肢3):JASS10・中央から外周への接合溶接
選択肢4 屋根接合部の液状シール幅
○ 適当

液状シールは目地の両側60mm以上の幅を確保する。

根拠・考え方(選択肢4):JASS10・屋根接合部の液状シール幅
覚えるポイント

PC部材の接合溶接は、建物中央部から外周部へ進める

この知識の出題:2020年
PC部材の接合溶接は、建物中央部から外周部へ進める

正解:3番

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問13 トルシア形高力ボルトの不合格時の処置

頻出度:★★★

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確認ポイント:トルシア形で締付け後の回転量が過小なら、セットを交換して再施工する

中心テーマ:高力ボルトの締付け後の検査・再処置
出題年度:2017・2018・2020・2021・2022・2024・2026年(10年中7年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 スタッド曲げ試験の追加2本
○ 適当

最初のスタッドの打撃曲げ試験が不合格なら、同じロットから追加2本を試験し、両方合格ならロットを合格とできます。最初の不合格スタッド自体の補修等も別途必要です。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕7章7節・スタッド曲げ試験の再試験
選択肢2 D25の鉄筋貫通孔38mm
○ 適当

D25の鉄筋貫通孔は、特記がなければ最大38mmです。高力ボルト孔とは別の表で確認し、鉄筋径に任意の余裕を加えて決めないようにします。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕7.3.7、表7.3.1・鉄筋貫通孔
選択肢3 回転量が過小なボルトを追締め
× 不適当(正解)

トルシア形ではピンテール破断後に回転量が過小と判定されたセットを交換し、再度締め付けます。追締めで許容範囲へ入れればよいという本肢は不適切です。別形式の高力ボルトの回転量不足の追締めと区別します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕7章4節、JASS6・不合格セット交換
選択肢4 耐火被覆の厚さ確認ピン
○ 適当

柱のロックウール耐火被覆厚さは各面の確認ピンで管理する。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕7章9節・耐火被覆厚さの確認
覚えるポイント

トルシア形で締付け後の回転量が過小なら、セットを交換して再施工する

この知識の出題:2020年
トルシア形で締付け後の回転量が過小なら、セットを交換して再施工する

正解:3番

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問14 柱の各節の倒れの管理許容差

頻出度:★★★

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確認ポイント:各節の柱の倒れの管理許容差は高さ/1,000以下、かつ10mm以下

中心テーマ:鉄骨の各節の柱の倒れと建方精度
出題年度:2017・2020・2023・2024・2026年(10年中5年)

各節の柱の倒れ 高さhに対する上限 絶対値の上限
管理許容差 h/1,000 10mm
限界許容差 h/700 20mm

各行の二つの条件を両方満たします。例えば高さ7,000mmの節では、管理値はmin(7mm,10mm)=7mmです。

選択肢 判断・解説
選択肢1 溶接部の超音波抜取検査
○ 適当

完全溶込み溶接の受入れ超音波検査は、指定に従う抜取検査を用いる。

根拠・考え方(選択肢1):JASS6・受入検査の超音波探傷抜取検査
選択肢2 管理値を高さ/700・20mm
× 不適当(正解)

各節の柱の倒れの管理許容差は高さh/1,000以下、かつ10mm以下です。本肢のh/700・20mmは限界許容差側の値を管理値と取り違えています。二つの上限の小さい方を採ります。

根拠・考え方(選択肢2):JASS6付則6・各節の柱の倒れの管理値と限界値
選択肢3 エレクションピースの仮ボルト
○ 適当

溶接継手のエレクションピースは高力仮ボルトを全数締めて保持する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕7章・エレクションピースの仮ボルト
選択肢4 -2℃で母材を加熱して溶接
○ 適当

気温−5℃以上5℃以下の所定条件では、溶接線の両側約100mmの母材を適切に加熱して溶接します。本問の−2℃での措置は適当です。加熱温度等の施工条件も満たす必要があります。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕7.6.8・低温時の加熱
覚えるポイント

各節の柱の倒れの管理許容差は高さ/1,000以下、かつ10mm以下

この知識の出題:2020・2023年
各節の柱の倒れの管理許容差は高さ/1,000以下、かつ10mm以下

正解:2番

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問15 土台継手とアンカーボルトの位置

頻出度:★★

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確認ポイント:土台継手付近のアンカーボルトは、下木でなく上木側を押さえる

中心テーマ:土台の継手とアンカーボルトの位置
出題年度:2020・2023年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 RC内部の木製間仕切軸組
○ 適当

RC内部の間仕切軸組は、特記なしなら杉を標準とする。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕12章・木製間仕切軸組の樹種
選択肢2 造作材の含水率15%以下
○ 適当

造作材の搬入時含水率は15%以下を確認する。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕12章・造作材の含水率
選択肢3 筋かいを通す間柱の欠取り
○ 適当

筋かいは断面を欠かず、干渉する間柱側を欠き取る。

根拠・考え方(選択肢3):木造住宅工事仕様書・筋かいと間柱
選択肢4 土台の下木側へアンカー
× 不適当(正解)

土台継手付近では上木側へアンカーボルトを設け、上木の浮上り等を抑えます。本肢の下木端部付近という配置が不適切です。耐力壁両端の柱の下部付近への配置まで誤りではありません。

根拠・考え方(選択肢4):木造工事標準仕様書・土台継手の上木側のアンカー
覚えるポイント

土台継手付近のアンカーボルトは、下木でなく上木側を押さえる

この知識の出題:2020・2023年
土台継手付近のアンカーボルトは、下木でなく上木側を押さえる

正解:4番

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問16 加硫ゴム系シートの接合幅

頻出度:★★

正解・解説を開く

確認ポイント:加硫ゴム系シートの重ねは一般部100mm以上、平場と立上りの取合い150mm以上

中心テーマ:合成高分子系シート防水の張付け・納まり
出題年度:2019・2020・2022・2025年(10年中4年)

加硫ゴム系シートの接合部 必要な重ね幅
一般部の幅方向・長手方向 100mm以上
平場と立上りの取合い部 150mm以上
選択肢 判断・解説
選択肢1 打継ぎ部の絶縁と増張り
○ 適当

屋内密着防水の打継ぎ部は絶縁テープと約300mmの増張りで補強する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕9章2節・打継ぎ部の絶縁と増張り
選択肢2 平場・立上りとも100mm
× 不適当(正解)

加硫ゴム系シートの一般部の重ねは幅・長手方向とも100mm以上ですが、平場と立上りの取合い部は150mm以上必要です。一律100mmで済ませる本肢は不適切です。全ての立上り内の継ぎ目まで一律150mmという意味にも広げません。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕9.4.4(2)(エ)(a)・一般部と取合い部の重ね幅
選択肢3 ステンレス防水の吊子間隔
○ 適当

部分吊子は一般部600mm、端部450mm、隅角部300mmの所定配置とし、風の強い部分ほど密に固定する。

根拠・考え方(選択肢3):JASS8・部分吊子の固定間隔
選択肢4 ノンワーキング目地の三面接着
○ 適当

ノンワーキングジョイントは動きの小さい目地で、RC外壁の収縮目地等では三面接着とする扱いがあります。動く目地の二面接着の知識を、全ての目地に一律に当てはめません。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕9章7節・動きの小さい目地の三面接着
覚えるポイント

加硫ゴム系シートの重ねは一般部100mm以上、平場と立上りの取合い150mm以上

この知識の出題:2020・2025年
加硫ゴム系シートの重ねは一般部100mm以上、平場と立上りの取合い150mm以上

正解:2番

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問17 密着張りのモルタル塗付け面積と時間

頻出度:★★★

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確認ポイント:密着張りの1回のモルタル塗付けは2m²/人以下、かつ20分以内に張り終える範囲

中心テーマ:モルタルによる壁タイルの密着張り
出題年度:2019・2020・2023・2024・2025年(10年中5年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 外壁モルタルの1回の塗厚
○ 適当

下塗り1回は約7mm以下とし、厚塗りによるひび割れ・剥落を防ぐ。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕15章・モルタル下塗りの1回の厚さ
選択肢2 60分で張り終える面積
× 不適当(正解)

密着張りのモルタルは、1回の塗付け面積2m²/人以下、かつ20分以内に張り終える範囲とします。本肢の60分では乾燥が進み、接着不良のおそれがあります。面積の条件だけでは足りません。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕11章・密着張りの面積及び時間
選択肢3 有機系接着剤の乾燥した下地
○ 適当

有機系接着剤のタイル後張りでは下地を清掃し、十分乾燥させます。セメントモルタル張りで行う水湿しと混同せず、張付け材料と下地処理を組にして覚えます。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕11章・有機系接着剤の乾燥下地
選択肢4 乾式石張りのスペーサー撤去
○ 適当

石材目地の調整スペーサーはシーリング前に撤去し、目地の変形を妨げない。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕10章・乾式石張りの目地調整スペーサー
覚えるポイント

密着張りの1回のモルタル塗付けは2m²/人以下、かつ20分以内に張り終える範囲

この知識の出題:2020年
密着張りの1回のモルタル塗付けは2m²/人以下、かつ20分以内に張り終える範囲

正解:2番

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問18 天井周辺のつりボルトの位置

頻出度:★★★

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確認ポイント:つりボルトは一般部900mm程度でも、周辺部は端から150mm以内とする

中心テーマ:軽量鉄骨天井下地の施工
出題年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026年(10年中10年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 グレイジングチャンネルの支持
○ 適当

グレイジングチャンネル構法では原則セッティングブロックを省略できる。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕16章14節、JASS17・グレイジングチャンネル
選択肢2 周辺のつりボルトを端から200mm
× 不適当(正解)

つりボルトは一般部900mm程度でも、周辺部は端から150mm以内とします。本肢の200mmは50mm遠すぎます。一般部の間隔と周辺部の位置を両方確認します。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕14.4.3(1)・周辺のつりボルト位置
選択肢3 壁下地スペーサー600mm
○ 適当

壁下地スペーサーは端部・振れ止めを押さえ、約600mm間隔に取り付ける。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕14章5節・壁下地のスペーサー
選択肢4 手摺支柱の埋込み部の防錆
○ 適当

手摺支柱はコンクリート・モルタルへの埋込み部も錆止めを行います。水分が浸入しやすい埋込み境界部の腐食等を防ぎます。一般の鉄骨のコンクリート接触面の塗装省略と混同しません。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕14章・手摺支柱の錆止め
覚えるポイント

つりボルトは一般部900mm程度でも、周辺部は端から150mm以内とする

この知識の出題:2020年
つりボルトは一般部900mm程度でも、周辺部は端から150mm以内とする

正解:2番

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問19 現場発泡断熱材の厚さの許容差

頻出度:★★

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確認ポイント:現場発泡断熱材は厚さ不足を認めず、許容差を0〜+10mmとする

中心テーマ:現場発泡断熱材の施工厚さの管理
出題年度:2020・2021・2026年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 床シートの熱溶接の時期
○ 適当

床シートの熱溶接は接着剤硬化後に行い、接着不良やずれを防ぐ。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕19章・床シートの熱溶接
選択肢2 ALCパラペットのはね出し
○ 適当

ALCパラペットのはね出しは所定条件で厚さ6倍までとする。

根拠・考え方(選択肢2):JASS21・ALCパラペットのはね出し
選択肢3 断熱材厚さの許容差±10mm
× 不適当(正解)

現場発泡断熱材の厚さは、標準で設計厚さに対し0〜+10mmとし、薄くなる側の不足を認めません。±10mmは10mm不足まで許すため不適切です。確認ピン等で厚さを確かめます。

根拠・考え方(選択肢3):工事監理指針・現場発泡断熱材の厚さの許容差
選択肢4 PCカーテンウォールの目地幅
○ 適当

PCカーテンウォールの目地幅許容差は標準±5mm。

根拠・考え方(選択肢4):JASS14・PCカーテンウォール目地幅の許容差
覚えるポイント

現場発泡断熱材は厚さ不足を認めず、許容差を0〜+10mmとする

この知識の出題:2020年
現場発泡断熱材は厚さ不足を認めず、許容差を0〜+10mmとする

正解:3番

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問20 エレベーターの地震感知器の位置

頻出度:★

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確認ポイント:屋上機械室のある本問では、P波感知器は昇降路底部、S波感知器は機械室

中心テーマ:エレベーターのP波・S波感知器の配置
出題年度:2020年(10年中1年)

感知器 本問の設置場所 役割
P波 昇降路底部 初期微動を捉える
S波 屋上の機械室 機械室側の主要動を捉える
選択肢 判断・解説
選択肢1 雑用水の着色通水試験
○ 適当

雑用水系統は着色水で通水し、上水等との誤接続を確認する。

根拠・考え方(選択肢1):機械標仕・雑用水管の着色通水試験
選択肢2 P波を機械室・S波を底部に設置
× 不適当(正解)

P波感知器は初期微動を捉える昇降路底部へ、屋上機械室のある本問のS波感知器は機械室へ設けます。本肢は両者が逆です。機械室のない機種等では配置が異なるので、本問の条件を外して一般化しません。

根拠・考え方(選択肢2):昇降機耐震設計・施工指針・P波、S波感知器の配置
選択肢3 非常照明の電池切替え後の測定
○ 適当

非常照明は非常電源へ切り替え、外光の影響を排して照度測定する。

根拠・考え方(選択肢3):電気標仕・非常用照明の照度測定
選択肢4 接地工事の隠蔽前の立会い
○ 適当

接地の埋設・躯体接続は隠蔽前に立会い確認する。

根拠・考え方(選択肢4):電気標仕・接地工事の隠蔽前検査
覚えるポイント

屋上機械室のある本問では、P波感知器は昇降路底部、S波感知器は機械室

この知識の出題:2020年
屋上機械室のある本問では、P波感知器は昇降路底部、S波感知器は機械室

正解:2番

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問21 ステンレス給水横走り管の支持間隔

頻出度:★★

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確認ポイント:呼び径80の一般配管用ステンレス鋼鋼管の給水横走り管は、吊り支持間隔2m以下

中心テーマ:ステンレス給水横走り管の吊り支持間隔
出題年度:2020・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 保温を含む外径とスリーブ径
○ 適当

保温材を含む管外径より40mm程度大きな径のスリーブとするのは適当です。直径の差が40mmであり、片側40mmずつの隙間を確保する意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢1):機械標仕・保温を含む管外径とスリーブ径
選択肢2 コンクリート埋設のPF管
○ 適当

PF管はコンクリート躯体への埋設にも使えます。コンクリート埋設はCD管だけで、PF管が使えないという意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢2):電気標仕・PF管のコンクリート埋設
選択肢3 高圧・低圧間の耐火性隔壁
○ 適当

耐火性のある堅牢な隔壁で高圧・低圧を区分する本問では、通常の離隔を別途確保しない方法が認められます。対策なしに接近させてよい意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢3):電気設備技術基準の解釈・高圧と低圧間の耐火性隔壁
選択肢4 呼び径80の管を3mで支持
× 不適当(正解)

呼び径80の一般配管用ステンレス鋼鋼管の給水横走り管は、吊り支持間隔2.0m以下とします。本肢の3.0mは1m広すぎます。大径管の支持や形鋼振れ止めの間隔と区別します。

根拠・考え方(選択肢4):機械標仕2.6.3、表2.2.20・横走り管の吊り支持
覚えるポイント

呼び径80の一般配管用ステンレス鋼鋼管の給水横走り管は、吊り支持間隔2m以下

この知識の出題:2020・2025年
呼び径80の一般配管用ステンレス鋼鋼管の給水横走り管は、吊り支持間隔2m以下

正解:4番

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問22 鋼板巻き補強のコーナーの曲げ半径

頻出度:★★

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確認ポイント:角形鋼板巻きのコーナーの曲げ内法半径は、鋼板厚の3倍以上

中心テーマ:鋼板巻き工法による柱の耐震補強
出題年度:2019・2020・2026年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 鋼板の内法半径2.5t
× 不適当(正解)

角形鋼板巻きではコーナーの曲げ内法半径を鋼板厚tの3倍以上とします。2.5tは小さすぎます。内法半径を、鉄筋の曲げ内法直径の数値等と取り違えません。

根拠・考え方(選択肢1):改修工事監理指針・鋼板巻きの内法半径3t以上
選択肢2 打継ぎ面の目荒し
○ 適当

所定の目荒しは平均2~5mm程度の凹面を打継ぎ面の約20%の面積に付ける。主筋を露出させる過大なはつりを避ける。

根拠・考え方(選択肢2):改修標仕8章22節・打継ぎ面の目荒し
選択肢3 圧入のオーバーフロー管
○ 適当

オーバーフロー流出先を梁下端より10cm上にして、梁下面まで充填する。

根拠・考え方(選択肢3):改修標仕8章21節・圧入とオーバーフロー管
選択肢4 壁筋のあき重ね継手
○ 適当

あき重ね継手は、あきを0.2L以下かつ150mm以下とする本問の条件なら適当です。両方の上限を満たし、無理な台直しで既存鉄筋を傷めないようにします。

根拠・考え方(選択肢4):改修標仕8章21節・あき重ね継手の上限
覚えるポイント

角形鋼板巻きのコーナーの曲げ内法半径は、鋼板厚の3倍以上

この知識の出題:2020年
角形鋼板巻きのコーナーの曲げ内法半径は、鋼板厚の3倍以上

正解:1番

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問23 外壁ひび割れの幅と改修工法

頻出度:★★

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確認ポイント:幅0.2〜1.0mmの外壁ひび割れを、一律にシール工法で改修しない

中心テーマ:コンクリート外壁のひび割れへの樹脂注入・工法選定
出題年度:2018・2020・2022・2025年(10年中4年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 残す防水層の浮き補修
○ 適当

残す防水の剥離・浮き部分は切開して補修し、新設防水の下地を整える。

根拠・考え方(選択肢1):改修標仕3章2節・既存防水層の浮き等の補修
選択肢2 欠損下地のモルタル補修
○ 適当

既存コンクリートの欠損はポリマーセメントモルタルで平滑に補修する。

根拠・考え方(選択肢2):改修標仕3章・下地の欠損補修
選択肢3 アンカーピンの穿孔深さ
○ 適当

アンカーピンは、タイル目地から構造体コンクリート中へ30mm以上達する深さまで穿孔します。タイル表面からの総深さ30mmではなく、下地等を貫いて構造体内で確保する深さです。

根拠・考え方(選択肢3):改修標仕4章・アンカーピンの構造体への穿孔深さ
選択肢4 幅0.2〜1.0mmをシール工法
× 不適当(正解)

シール工法は主に0.2mm未満の微細ひび割れへ適用します。0.2〜1.0mmでは幅や挙動等に応じて樹脂注入工法等を選びます。Uカットしてシーリング材を充填する工法とも別です。

根拠・考え方(選択肢4):改修標仕4章3節・シール工法とひび割れ幅
覚えるポイント

幅0.2〜1.0mmの外壁ひび割れを、一律にシール工法で改修しない

この知識の出題:2020年
幅0.2〜1.0mmの外壁ひび割れを、一律にシール工法で改修しない

正解:4番

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問24 CLTとLVLの違い

頻出度:★

正解・解説を開く

確認ポイント:CLTはひき板の層を直交させ、単板を主に平行積層するLVLと区別する

中心テーマ:CLTとLVLの材料・積層方法の区別
出題年度:2020年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 CLTを平行積層の単板と説明
× 不適当(正解)

単板を主に平行な繊維方向に積層した説明はLVL(単板積層材)です。CLT(直交集成板)は、ひき板を並べた層を主に直交させて積層します。材料と繊維方向の両方が違います。

根拠・考え方(選択肢1):直交集成板と単板積層材のJAS・CLTとLVL
選択肢2 粉体塗装
○ 適当

粉体塗装は溶剤を用いない粉体塗料を使用し、VOCを減らせる。

根拠・考え方(選択肢2):粉体塗料・溶剤を用いない塗装
選択肢3 ミルシート
○ 適当

ミルシートは鋼材の成分・機械的性質等を証明する製造者の試験成績書。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕7章・ミルシートの記載事項
選択肢4 溶接ゲージ
○ 適当

溶接ゲージは脚長、のど厚、余盛、アンダーカット等の寸法確認に用いる。

根拠・考え方(選択肢4):JASS6・溶接ゲージによる寸法測定
覚えるポイント

CLTはひき板の層を直交させ、単板を主に平行積層するLVLと区別する

この知識の出題:2020年
CLTはひき板の層を直交させ、単板を主に平行積層するLVLと区別する

正解:1番

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問25 内訳書・工程表の提出先

頻出度:★★

正解・解説を開く

確認ポイント:設問の約款では内訳書・工程表の提出先は発注者で、工程表の承認者は監理者

中心テーマ:請負代金内訳書の提出・審査
出題年度:2017・2020・2024年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 内訳書・工程表を監理者へ提出
× 不適当(正解)

設問の平成29年12月改正約款では、受注者は内訳書と工程表を発注者へ提出し、工程表について監理者の承認を受けます。提出先まで監理者とした点が不適切です。提出を受ける者と承認する者を分けます。

根拠・考え方(選択肢1):旧四会約款(平成29年12月版)・図書の提出先と工程表の承認
選択肢2 現場代理人と監理技術者の兼務
○ 適当

同じ工事の現場代理人と監理技術者は、必要な資格・配置条件を満たせば兼ねられます。別現場との兼務の可否とは別の話です。

根拠・考え方(選択肢2):同約款・現場代理人と技術者の兼務
選択肢3 再委託先の行為に対する責任
○ 適当

承諾を得て監理の一部を別の建築士事務所へ再委託しても、受託者は委託者に対し再委託先の行為について責任を負います。再委託で責任がなくなるわけではありません。

根拠・考え方(選択肢3):四会委託約款(平成27年2月版)・再委託の責任
選択肢4 原設計者への設計変更の委託
○ 適当

原設計者と別の監理者の場合、設計変更は原則原設計者に別途委託する。

根拠・考え方(選択肢4):同約款・設計変更の原設計者への別途委託
覚えるポイント

設問の約款では内訳書・工程表の提出先は発注者で、工程表の承認者は監理者

この知識の出題:2020年
設問の約款では内訳書・工程表の提出先は発注者で、工程表の承認者は監理者

正解:1番

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令和2年度の公式正解と全25問を照合しています。解説・学習用見出し・頻出度は独自に整理したものです。