令和元年度(2019年)の一級建築士試験「学科Ⅴ・施工」について、全25問の正解と学習上のポイントを整理しました。各問の解説は、クリックすると開きます。

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建築技術教育普及センター 一級建築士 過去の試験問題 令和元年 施工

問題文・図表の全文は掲載していません。問8の継手位置の図、問11の品質検査の図は手元の問題と見比べてご利用ください。各選択肢の見出しは学習用の要約です。法令は試験指定の平成31年(2019年)1月1日時点で判断します。問25の契約約款も出題当時の取扱いに合わせています。「公共標仕」「改修標仕」は公共建築工事標準仕様書、公共建築改修工事標準仕様書の建築工事編(平成28年版)の略です。仕様書は法令と区別し、設問の条件や特記を優先して読みます。

頻出度は2017〜2026年の10年分について、各問の中心テーマが出た年度数で判定しています。同じ年度の複数出題は1年と数え、5年以上=★★★、2〜4年=★★、1年=★です。解説内の「この知識の出題」は、同じ知識・判断関係を確認できた年度(正誤を逆にした記述を含む)を示します。将来の出題予測ではありません。

問1 施工計画と変更工程表の承認

頻出度:★★

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確認ポイント:変更工程表は、変更部分の施工に先立って承認を受ける

中心テーマ:変更工程表の事前提出・承認
出題年度:2019・2022・2026年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 個別条件を反映する工種別計画
○ 適当

工種別施工計画書は、その現場の材料・施工条件・納まり・作業手順に合わせて具体化します。共通のひな型だけで済ませず、監理者は提出を受けて確認します。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第1章第2節「工事関係図書」・施工計画書/建築工事監理指針 第1章の施工計画確認
選択肢2 品質計画の内容と承認
○ 適当

品質計画には材料・仕上げ・性能・精度の目標と、品質管理の方法・体制を記載します。対象工事に対して妥当であることを確かめ、監理者が承認します。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第1章第2節「工事関係図書」・施工計画書/建築工事監理指針 第1章の施工計画確認
選択肢3 総合施工計画の提出
○ 適当

総合施工計画書は、総合仮設、全体の進め方、主要工法、品質目標と管理方針などの大要をまとめます。各工種の細部を記す計画書との役割を区別します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第1章第2節「工事関係図書」・施工計画書/建築工事監理指針 第1章の施工計画確認
選択肢4 変更工事と並行して工程表を承認
× 不適当(正解)

変更工程表は、変更部分の施工に先立って承認を受けます。工事を進めながら承認するのでは、工期や品質への影響を事前に確認できません。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第1章第2節「工事関係図書」・施工計画書/建築工事監理指針 第1章の施工計画確認
覚えるポイント

変更工程表は、変更部分の施工に先立って承認を受ける

この知識の出題:2019・2022・2026年
変更工程表は、変更部分の施工に先立って承認を受ける

正解:4番

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問2 作業内容と作業主任者の対応

頻出度:★★

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確認ポイント:切ばり・腹起しの取付け等は、土止め支保工作業主任者の担当

中心テーマ:作業内容に応じた作業主任者の選任
出題年度:2019・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 高さ5mのRC工作物の解体
○ 適当

高さ5m以上のコンクリート工作物解体は、解体等作業主任者の対象。

根拠・考え方(選択肢1):労働安全衛生法施行令第6条第15号の5/労働安全衛生規則第517条の17
選択肢2 石綿含有建材の除去
○ 適当

重量0.1%超の石綿含有物の取扱いでは石綿作業主任者を選任する。

根拠・考え方(選択肢2):石綿障害予防規則第19条/労働安全衛生法施行令第6条第23号(石綿等の定義を含む)
選択肢3 切ばり取付けに地山掘削の主任者
× 不適当(正解)

切ばり・腹起しの取付けや取外しを指揮するのは「土止め支保工作業主任者」です。「地山の掘削作業主任者」は地山を掘削する作業の担当です。同じ技能講習でも、選任する職名と作業を取り違えないようにします。

根拠・考え方(選択肢3):労働安全衛生法施行令第6条第10号/労働安全衛生規則第374条・第375条。地山掘削は同規則第359条
選択肢4 高さ5mの枠組足場の解体
○ 適当

高さ5m以上の足場組立・解体には足場の組立て等作業主任者を選任する。

根拠・考え方(選択肢4):労働安全衛生法施行令第6条第15号/労働安全衛生規則第565条
覚えるポイント

切ばり・腹起しの取付け等は、土止め支保工作業主任者の担当

この知識の出題:2019・2025年
切ばり・腹起しの取付け等は、土止め支保工作業主任者の担当

正解:3番

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問3 材料検査と杭の支持地盤確認

頻出度:★★★

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確認ポイント:支持地盤への到達を、過半数だけでなくすべての本杭で確認する

中心テーマ:既製杭の支持地盤の確認・記録
出題年度:2018・2019・2021・2023・2026年(10年中5年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 搬入材料の証明書類と抽出立会い
○ 適当

証明書類と必要な抽出立会いを組み合わせ、継続して搬入品質を確認する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第1章第4節「材料」・材料の検査
選択肢2 指定のJIS・JASマークの確認
○ 適当

設計図書がJIS・JASによる材料を指定し、その規格に対応するマーク表示がある場合、その品質・性能を証明する別書類の確認を省略できます。マークだけで、設計図書が別途要求する全条件まで確認不要になるわけではありません。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第1章第4節「材料」・材料の品質等
選択肢3 鉄筋の損傷確認と常温加工
○ 適当

鉄筋は有害な損傷を避け、原則として常温で加工する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第5章第3節「加工及び組立」
選択肢4 本杭の過半数だけ支持地盤を確認
× 不適当(正解)

支持地盤への到達は、施工するすべての本杭について確認します。深さや掘削機の電流値等を地盤資料と照合し、各杭の記録を残します。「過半を確認したから残りは省略」は不適切です。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第4章第3節「既製コンクリート杭地業」・支持地盤の到達確認
覚えるポイント

支持地盤への到達を、過半数だけでなくすべての本杭で確認する

この知識の出題:2019年
支持地盤への到達を、過半数だけでなくすべての本杭で確認する

正解:4番

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問4 届出の提出先・期限・提出者

頻出度:★

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確認ポイント:特定粉じん作業は発注者が14日前までに都道府県知事等へ届け出る

中心テーマ:大気汚染防止法に基づく特定粉じん作業の届出
出題年度:2019年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 特定粉じん作業の届出先
× 不適当(正解)

設問当時、特定工事の発注者が作業開始の14日前までに届け出る先は、都道府県知事等です。労働基準監督署長への安全衛生関係の届出と区別します。根拠条文は当時の大気汚染防止法第18条の15第1項です。

根拠・考え方(選択肢1):大気汚染防止法第18条の15第1項(平成31年1月1日時点の条番号)
選択肢2 共同企業体代表者の届出
○ 適当

共同企業体の代表者は、工事開始の14日前までに、所轄都道府県労働局長へ届け出ます。代表事業者を定める手続と、個々の作業に関する届出を分けて覚えます。

根拠・考え方(選択肢2):労働安全衛生法第5条第1項/労働安全衛生規則第1条第1項
選択肢3 建築工事届
○ 適当

建築工事届は建築主が知事へ提出する。根拠:建築基準法15条1項。

根拠・考え方(選択肢3):建築基準法第15条第1項/建築基準法施行規則第8条
選択肢4 工事監理報告書
○ 適当

工事監理終了後、直ちに建築主へ文書で報告する。根拠:建築士法20条3項。

根拠・考え方(選択肢4):建築士法第20条第3項
覚えるポイント

特定粉じん作業は発注者が14日前までに都道府県知事等へ届け出る

この知識の出題:2019年
特定粉じん作業は発注者が14日前までに都道府県知事等へ届け出る

正解:1番

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問5 地盤調査とN値から推定する性質

頻出度:★★

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確認ポイント:N値で内部摩擦角・相対密度を推定する対象は、主に砂質地盤

中心テーマ:標準貫入試験のN値と地盤の性質
出題年度:2019・2022・2026年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 地層不明の直接基礎の調査深さ
○ 適当

地層構成が事前に分からない直接基礎では、地震応答解析を要しないという本問の条件の下で、建物幅の約2倍を調査深さの目安とします。深部の軟弱層や支持層の状態を確認するためで、あらゆる地盤で一律に調査を打ち切る規則ではありません。

根拠・考え方(選択肢1):建築基礎構造設計指針「地盤調査」・直接基礎での調査深さ
選択肢2 PS検層と地盤の硬軟
○ 適当

PS検層は弾性波速度から地盤の硬軟や動的特性を評価する。

根拠・考え方(選択肢2):地盤調査の方法と解説「PS検層」
選択肢3 安定後の孔内地下水位
○ 適当

掘削直後の乱れた水位ではなく、孔内水位の安定後に測定する。

根拠・考え方(選択肢3):地盤調査の方法と解説「地下水位の測定」
選択肢4 粘性土の内部摩擦角・相対密度
× 不適当(正解)

N値から相対密度・内部摩擦角を推定する対象は、主に砂質地盤です。粘性土では硬軟や非排水せん断強さとの関係を考えます。「N値で推定する」という共通点より、土の種類と推定する性質の組合せを確認します。

根拠・考え方(選択肢4):JIS A 1219「標準貫入試験方法」/地盤調査の方法と解説・N値と砂質土の性質
覚えるポイント

N値で内部摩擦角・相対密度を推定する対象は、主に砂質地盤

この知識の出題:2019・2022年
N値で内部摩擦角・相対密度を推定する対象は、主に砂質地盤

正解:4番

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問6 埋戻し土の締固めと揚水停止

頻出度:★★

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確認ポイント:埋戻しは各層約30cmごとに締め固め、50cmずつとしない

中心テーマ:埋戻し土の締固め
出題年度:2019・2024年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 新品の山留め心材の許容応力度
○ 適当

新品の山留め鋼材は短期許容応力度で仮設時の安全を検討する。

根拠・考え方(選択肢1):山留め設計施工指針・鋼材の許容応力度
選択肢2 根切り底の地盤確認と高さ測定
○ 適当

床付け地盤を目視確認し、約4m間隔で高さを確認する。

根拠・考え方(選択肢2):建築工事監理指針 第3章「土工事」・床付けの確認
選択肢3 山砂を厚さ50cmごとに締固め
× 不適当(正解)

埋戻しは各層約300mm、すなわち30cm程度ごとに締め固めます。透水性の悪い土を50cmずつ施工すると、表面だけ締まり内部に緩い部分を残すおそれがあります。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第3章第2節「根切り及び埋戻し等」・締固め(各層300mm程度)
選択肢4 ディープウェル停止前の確認
○ 適当

揚水停止前に躯体の浮上りと地下外壁への浸水がないことを確認する。

根拠・考え方(選択肢4):建築工事監理指針 第3章「土工事」・地下水処理の終了
覚えるポイント

埋戻しは各層約30cmごとに締め固め、50cmずつとしない

この知識の出題:2019年
埋戻しは各層約30cmごとに締め固め、50cmずつとしない

正解:3番

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問7 杭の養生と地業の施工

頻出度:★★★

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確認ポイント:建込み後の杭は杭心を保持し、7日程度養生する

中心テーマ:セメントミルク工法による既製杭の施工
出題年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2026年(10年中9年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 砂杭による液状化対策
○ 適当

締め固めた砂杭で地盤密度を上げ、液状化対策を行う。

根拠・考え方(選択肢1):地盤改良設計・施工の手引き・サンドコンパクションパイル工法
選択肢2 鉄筋かごの補強リングの溶接
○ 適当

鉄筋かごの補強リングは主筋を損傷しないよう堅固に接合する。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第4章第4節「場所打ちコンクリート杭地業」・鉄筋かごの組立
選択肢3 建込み後の杭を3日間養生
× 不適当(正解)

建込み後の杭は杭心に合わせて保持し、7日程度養生します。根固め液等が十分な強度を得る前に杭が動くと支持性能に影響するため、3日間では不足です。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第4章第3節・埋込み工法の杭建込み後の保持と養生
選択肢4 PC杭切断面付近の補強
○ 適当

PC杭の切断に伴うプレストレス低下に備え、切断面から約350mmを補強する。

根拠・考え方(選択肢4):建築工事監理指針 第4章「地業工事」・PC杭の杭頭処理
覚えるポイント

建込み後の杭は杭心を保持し、7日程度養生する

この知識の出題:2019年
建込み後の杭は杭心を保持し、7日程度養生する

正解:3番

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問8 図で読む鉄筋のガス圧接継手位置

頻出度:★

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確認ポイント:本図の大梁下端筋は、柱面から梁せいD以内の端部を継手位置にしない

中心テーマ:柱・大梁主筋のガス圧接継手の位置
出題年度:2019年(10年中1年)

図の網掛けは「継手を設ける位置」です。柱際のDの範囲を避けるべき大梁下端筋で、その範囲を選んでいるウが誤りです。上端筋と下端筋、普通の大梁と片持ち梁を区別して読みます。

選択肢 判断・解説
選択肢1 ア:柱主筋の継手範囲
○ 適当

アは、下階の梁上端から500mm以上離し、上階梁下端から柱内法高さH₀の1/4以上を避けた範囲です。柱梁接合部と柱端に継手を集中させない配置で、本図の範囲は適切です。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第5章第3節「加工及び組立」・柱梁主筋の継手位置の図/JASS 5 鉄筋の継手
選択肢2 イ:大梁上端筋の中央側
○ 適当

イは大梁上端筋の中央側、両端からL₀/4を除いた範囲です。梁端部の上端筋は負曲げによる引張りが大きいため、その部分を避けます。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第5章第3節「加工及び組立」・柱梁主筋の継手位置の図/JASS 5 鉄筋の継手
選択肢3 ウ:大梁下端筋の柱際
× 不適当(正解)

ウは、大梁下端筋の柱面から梁せいDまでの端部範囲を示しており、不適切です。一般的なガス圧接継手は、この柱際のDの範囲を避けて設けます。図のハッチが「設けてよい範囲」を示す点に注意します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第5章第3節「加工及び組立」・柱梁主筋の継手位置の図/JASS 5 鉄筋の継手
選択肢4 エ:片持ち梁の下端筋
○ 適当

エは片持ち梁の下端筋です。片持ち梁の重力荷重に対しては上端筋の引張りが重要となるため、下端筋について示された本図の範囲は適切です。片持ち梁の上端筋まで同じ位置で継いでよい、と一般化しないようにします。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第5章第3節「加工及び組立」・柱梁主筋の継手位置の図/JASS 5 鉄筋の継手
覚えるポイント

本図の大梁下端筋は、柱面から梁せいD以内の端部を継手位置にしない

この知識の出題:2019年
本図の大梁下端筋は、柱面から梁せいD以内の端部を継手位置にしない

正解:3番

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問9 型枠用合板と取外しの条件

頻出度:★★

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確認ポイント:特記のない型枠用合板の厚さは12mmで、9mmは不足する

中心テーマ:せき板の材料・厚さの指定
出題年度:2018・2019・2022年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 鋼管枠の水平荷重2.5%
○ 適当

鋼管枠の支保工には鉛直荷重の2.5%の水平荷重を上端に見込む。

根拠・考え方(選択肢1):労働安全衛生規則第240条第2項の型枠支保工の構造計算
選択肢2 打放し用のせき板厚9mm
× 不適当(正解)

特記がなければ型枠用合板の厚さは12mmです。打放し仕上げでは所定の表面加工品を使うことに加え、板厚も満たす必要があります。9mmは不足します。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第6章第8節「型枠」・せき板の材料
選択肢3 湿潤養生を別途しない存置条件
○ 適当

本問の「計画供用期間の級が標準」「脱型後に湿潤養生をしない」という条件では、構造体コンクリートの圧縮強度10N/mm²以上までせき板を存置します。単にせき板を外せる最小強度と、湿潤養生を終えてよい条件を混同しないことが大切です。

根拠・考え方(選択肢3):JASS 5「型枠」「養生」・標準級の湿潤養生終了条件
選択肢4 スラブ支保工の12N/mm²と安全確認
○ 適当

片持ちスラブを除き、圧縮強度12N/mm²以上に加え、施工中の荷重・外力に対する安全を構造計算で確認すれば、スラブ下の支保工を取り外せます。12N/mm²に達しただけで無条件に取り外せるわけではありません。

根拠・考え方(選択肢4):建築基準法施行令第76条第2項/昭和46年建設省告示第110号・スラブ下支柱の取外し
覚えるポイント

特記のない型枠用合板の厚さは12mmで、9mmは不足する

この知識の出題:2019年
特記のない型枠用合板の厚さは12mmで、9mmは不足する

正解:2番

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問10 コンクリートの打重ね時間

頻出度:★★

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確認ポイント:打重ねの目安は外気温25℃以下150分、25℃超120分。再振動可能時間等も確認する

中心テーマ:コンクリートの打重ね時間間隔
出題年度:2019・2024年(10年中2年)

外気温 同一区画の打重ね時間の目安
25℃以下 150分
25℃超 120分
選択肢 判断・解説
選択肢1 単位水量を製造管理記録で確認
○ 適当

指定単位水量を工場の製造管理記録等で確認する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第6章「コンクリート工事」・調合管理/建築工事監理指針・単位水量の確認
選択肢2 梁の鉛直打継ぎ位置
○ 適当

梁鉛直打継ぎは中央又は端から1/4付近等、指定の低応力位置に設ける。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第6章第6節「コンクリートの工事現場内運搬並びに打込み及び締固め」・打継ぎ
選択肢3 構造体強度試験の3台から採取
○ 適当

受入れ検査と併用しない構造体強度の検査では、適切な間隔をあけた3台の運搬車から各1個、計3個の供試体を採取します。レディーミクストコンクリートの受入れ強度試験で、1台から3個採る方法と区別します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第6章第9節「試験」・構造体コンクリートの圧縮強度試験
選択肢4 外気温25℃超で打重ね150分
× 不適当(正解)

同一区画で打ち重ねる時間の目安は、外気温25℃以下で150分、25℃を超える場合は120分です。高温ほどコンクリートが早く硬化するため時間を短くします。運搬時間の制限とは別の数値です。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第6章第6節・打重ね時間間隔
覚えるポイント

打重ねの目安は外気温25℃以下150分、25℃超120分。再振動可能時間等も確認する

この知識の出題:2019・2024年
打重ねの目安は外気温25℃以下150分、25℃超120分。再振動可能時間等も確認する

正解:4番

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問11 フレッシュコンクリートの受入検査

頻出度:★★

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確認ポイント:本問の空気量の上限は6.0%で、6.1%を合格とはしない

中心テーマ:受入れ時のスランプ・空気量の検査
出題年度:2019・2022・2024年(10年中3年)

検査項目 本問の判定基準 測定値 判断
スランプ 18±2.5cm=15.5〜20.5cm 20.5cm 上限ちょうどで合格
空気量 4.5±1.5%=3.0〜6.0% 6.1% 上限を超えて不合格
コンクリート温度 35℃以下 30.0℃ 合格
塩化物イオン量 0.30kg/m³以下 0.25kg/m³ 合格
選択肢 判断・解説
選択肢1 スランプ20.5cm
○ 適当

指定スランプ18cmに対する許容差は±2.5cmで、範囲は15.5〜20.5cmです。測定値20.5cmは上限ちょうどなので合格です。

根拠・考え方(選択肢1):JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」・スランプの許容差
選択肢2 空気量6.1%
× 不適当(正解)

普通コンクリートの空気量の基準4.5%、許容差±1.5ポイントから、合格範囲は3.0〜6.0%です。測定値6.1%は上限を0.1ポイント超え、「合格」とした判断が誤りです。

根拠・考え方(選択肢2):JIS A 5308・空気量および許容差
選択肢3 コンクリート温度30℃
○ 適当

打込み時温度は通常35℃以下。30℃は適合する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第6章「コンクリート工事」・打込み時温度/JASS 5
選択肢4 塩化物イオン量0.25kg/m³
○ 適当

塩化物イオン量0.30kg/m³以下に対し0.25なので合格。

根拠・考え方(選択肢4):JIS A 5308・塩化物含有量
覚えるポイント

本問の空気量の上限は6.0%で、6.1%を合格とはしない

この知識の出題:2019年
本問の空気量の上限は6.0%で、6.1%を合格とはしない

正解:2番

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問12 PC部材の仮置きと品質確認

頻出度:★★

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確認ポイント:PC床部材を平置きする台木は、組立て後の支持位置に近づける

中心テーマ:PC部材の現場仮置き
出題年度:2019・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 仮固定後の組立精度の全数検査
○ 適当

組立精度は、仮固定の完了後、次の部材を組み立てる前に全数検査します。本問の垂直部材・水平部材ともに±5mmという判定は適切です。「一部を抽出」「全体完成後にまとめて検査」としないようにします。

根拠・考え方(選択肢1):JASS 10「プレキャスト鉄筋コンクリート工事」・部材の建方および組立精度
選択肢2 支持位置から離して台木を配置
× 不適当(正解)

台木は、部材を組み立てた後の支持位置にできるだけ近づけます。仮置き時だけ支える位置を大きく変えると、使用時に想定しない曲げやひび割れが生じやすくなります。

根拠・考え方(選択肢2):JASS 10・部材の運搬・保管/建築工事監理指針のPC工事
選択肢3 外壁の微細ひび割れの補修
○ 適当

性能に支障のない微細ひび割れは所定材料で補修して使用できる。

根拠・考え方(選択肢3):JASS 10・部材の製品検査と補修
選択肢4 高温脱型後の水密シート養生
○ 適当

高温脱型時は水密シートで急冷・乾燥を抑え、外気温まで緩やかに下げる。

根拠・考え方(選択肢4):JASS 10・部材の養生
覚えるポイント

PC床部材を平置きする台木は、組立て後の支持位置に近づける

この知識の出題:2019年
PC床部材を平置きする台木は、組立て後の支持位置に近づける

正解:2番

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問13 鉄骨の製作精度と接合

頻出度:★

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確認ポイント:10m未満の鉄骨柱の長さは、管理許容差±3mmと限界許容差±5mmを区別する

中心テーマ:鉄骨部材の製作寸法・精度
出題年度:2019年(10年中1年)

10m未満の柱の長さ 許容差
管理許容差 ±3mm
限界許容差 ±5mm
選択肢 判断・解説
選択肢1 支障のない固着ミルスケール
○ 適当

固着したミルスケールが溶接に支障しない場合、そのまま扱える。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第7章第6節「溶接接合」・溶接面の清掃
選択肢2 条件を満たす混用継手の施工順序
○ 適当

条件を満たす混用継手では高力ボルトを先行締付けし、その後溶接できる。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第7章第6節・高力ボルトと溶接の併用
選択肢3 亜鉛めっき摩擦面のりん酸塩処理
○ 適当

亜鉛めっき摩擦面は所定の処理によりすべり係数0.40以上を確保する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第7章・溶融亜鉛めっき高力ボルト接合/JASS 6
選択肢4 10m未満の柱長さを±5mmで管理
× 不適当(正解)

10m未満の柱の長さの管理許容差は±3mmです。±5mmはこの区分の限界許容差であり、日常の品質管理に用いる値と混同しています。柱の倒れに対する許容差とも別です。

根拠・考え方(選択肢4):JASS 6 付則6「鉄骨精度検査基準」・製品精度(柱の長さ)
覚えるポイント

10m未満の鉄骨柱の長さは、管理許容差±3mmと限界許容差±5mmを区別する

この知識の出題:2019年
10m未満の鉄骨柱の長さは、管理許容差±3mmと限界許容差±5mmを区別する

正解:4番

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問14 組立溶接の最小長さ

頻出度:★★★

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確認ポイント:本問の板厚6mm超の組立溶接は、最小長さ40mmが基準

中心テーマ:鉄骨の組立溶接の仕様・施工
出題年度:2018・2019・2022・2023・2024年(10年中5年)

組立溶接の板厚 一般のアーク溶接を本溶接とする場合の最小長さ
6mm以下 30mm
6mm超 40mm

本溶接がサブマージアーク溶接の場合は、公共標仕の別区分(それぞれ50mm、70mm)となります。

選択肢 判断・解説
選択肢1 ブラスト面の粗さと赤錆
○ 適当

ショットブラストで表面粗さ50μmRz以上を確保した摩擦面は、赤錆を発生させる処理を省略できます。塗膜や油など、すべり係数を下げるものを付けない管理も必要です。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第7章第4節「高力ボルト接合」・摩擦面の処理
選択肢2 板厚6mm超で溶接長さ30mm
× 不適当(正解)

本問の板厚6mm超では、組立溶接の最小ビード長さは40mmが基準で、30mmは不足です。短いビードは急冷しやすく、割れの原因になります。なお、公共標仕の表では本溶接がサブマージアーク溶接の場合、別に70mmを定めています。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第7章第6節 7.6.5(d)(3)・表7.6.1「組立溶接の最小ビード長さ」/JASS 6
選択肢3 特記のレーザ孔あけ精度
○ 適当

認められたレーザ孔あけでは溶損も含め孔径±0.5mmに管理する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第7章第3節「工作一般」・孔あけ/JASS 6・特記によるレーザ孔あけ
選択肢4 M22トルシア形ボルトの付加長さ
○ 適当

M22トルシア形の標準長さは締付け長さ+35mmを基に選ぶ。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第7章第4節・高力ボルトの長さの表
覚えるポイント

本問の板厚6mm超の組立溶接は、最小長さ40mmが基準

この知識の出題:2019年
本問の板厚6mm超の組立溶接は、最小長さ40mmが基準

正解:2番

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問15 木製筋かいの断面と壁倍率

頻出度:★★

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確認ポイント:30×90mmの木製片筋かいは壁倍率1.5。金物だけで倍率2.0にはならない

中心テーマ:木製筋かいの耐力壁仕様
出題年度:2019・2020・2025年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 ねこ土台の換気面積
○ 適当

ねこ土台の通気量は外周1m当たり有効面積75cm²以上を確保する。

根拠・考え方(選択肢1):建築工事監理指針 第12章「木工事」・床下換気/木造建築工事標準仕様書
選択肢2 ヒノキの木れんがと接着剤
○ 適当

ひのきの木れんがを専用接着剤で固定し、下地の取付けに用いる。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第12章「木工事」・木れんがの材料と接着
選択肢3 30×90mmの片筋かいで倍率2.0
× 不適当(正解)

木製の片筋かい30×90mmは壁倍率1.5で、倍率2.0には45×90mmなどの所定仕様が必要です。接合金物BP-2を付けただけでは、筋かい断面の不足を補って倍率2.0にはできません。

根拠・考え方(選択肢3):建築基準法施行令第46条第4項の壁倍率表/昭和56年建設省告示第1100号/平成12年建設省告示第1460号
選択肢4 RC内部床下地のあと施工アンカー
○ 適当

内部床下地の土台には、適切に設計・施工したあと施工アンカーを使用できる。

根拠・考え方(選択肢4):建築工事監理指針 第12章・RC造内部床下地の土台取付け
覚えるポイント

30×90mmの木製片筋かいは壁倍率1.5。金物だけで倍率2.0にはならない

この知識の出題:2019年
30×90mmの木製片筋かいは壁倍率1.5。金物だけで倍率2.0にはならない

正解:3番

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問16 アスファルトプライマーの乾燥

頻出度:★

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確認ポイント:アスファルトプライマーを十分に乾燥させ、通常8時間以上を目安として次工程へ進む

中心テーマ:アスファルトプライマーの乾燥確認
出題年度:2019年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 シート防水の入隅・出隅
○ 適当

シート防水は入隅直角、出隅面取りを標準とする。アスファルト防水とは区別する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第9章第4節「合成高分子系ルーフィングシート防水」・下地
選択肢2 塗布30〜60分後のルーフィング張り
× 不適当(正解)

アスファルトプライマーは十分に乾燥させてから、次のルーフィングを張ります。目安は通常8時間以上で、30〜60分は短すぎます。気象条件や製品の指定も確認し、未乾燥の溶剤を防水層内に閉じ込めないようにします。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第9章第2節「アスファルト防水」・プライマー塗り/建築工事監理指針 第9章
選択肢3 バルコニーのウレタン防水
○ 適当

軽歩行するバルコニーはウレタンゴム系防水と所定の保護塗料を組み合わせられる。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第9章第5節「塗膜防水」・ウレタンゴム系防水の仕上げ
選択肢4 屋上緑化の耐根層の位置
○ 適当

防水層の上に耐根層を置き、植物根による損傷を防ぐ。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第23章「植栽及び屋上緑化工事」・耐根層
覚えるポイント

アスファルトプライマーを十分に乾燥させ、通常8時間以上を目安として次工程へ進む

この知識の出題:2019年
アスファルトプライマーを十分に乾燥させ、通常8時間以上を目安として次工程へ進む

正解:2番

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問17 乾式石張りのシーリング目地

頻出度:★★★

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確認ポイント:外壁乾式石張りのシーリング目地は、特記がなければ幅・深さとも10mm以上

中心テーマ:外壁乾式石張りの納まり・施工
出題年度:2018・2019・2020・2023・2025・2026年(10年中6年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 幅・深さ各5mmのシーリング目地
× 不適当(正解)

外壁乾式石張りの止水用シーリング目地は、特記がなければ幅・深さとも10mm以上です。各5mmでは、変形への追従と止水に必要な断面を確保できません。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第10章「石工事」・外壁乾式工法の目地
選択肢2 床石30m²程度ごとの伸縮目地
○ 適当

床石は約30m²ごと、異種材取合いに伸縮調整目地を設ける。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第10章・床の伸縮調整目地
選択肢3 密着張りの化粧目地深さ
○ 適当

化粧目地を深く掘り過ぎず、タイル厚の1/2以下として保持力を確保する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第11章「タイル工事」・密着張りの化粧目地
選択肢4 タイル下地の伸縮調整目地
○ 適当

下地の伸縮目地はタイル目地に合わせ、幅10mm以上確保する。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第15章「左官工事」・モルタル塗りの伸縮調整目地
覚えるポイント

外壁乾式石張りのシーリング目地は、特記がなければ幅・深さとも10mm以上

この知識の出題:2019年
外壁乾式石張りのシーリング目地は、特記がなければ幅・深さとも10mm以上

正解:1番

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問18 軽量鉄骨天井の段違い補強

頻出度:★★★

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確認ポイント:段違い天井の斜め補強は2.7m程度の間隔とし、3.6mとしない

中心テーマ:軽量鉄骨天井下地の施工
出題年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026年(10年中10年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 切断した壁振れ止めの補強
○ 適当

壁下地の振れ止めを切断した箇所は同等材や吊りボルトで補強する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第14章「金属工事」・軽量鉄骨壁下地の振れ止め
選択肢2 段違い部を3.6m間隔で斜め補強
× 不適当(正解)

天井面に下がり壁による段違いがある場合、野縁受と同材またはL-30×30×3mm程度の補強材で、2.7m程度の間隔に斜め補強を設けます。3.6mでは間隔が大きすぎます。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第14章・軽量鉄骨天井下地の補強(段違い部)
選択肢3 鋼製手すりの温度伸縮
○ 適当

鋼材の線膨張係数を約12×10⁻⁶/℃とすれば、1m×40℃で約0.48mm伸縮します。したがって1m当たり約0.5mmを見込み、手すりの5〜10mごとに伸縮調整部を設ける判断は適切です。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第14章・手すり等の伸縮調整/鋼材の線膨張
選択肢4 合わせガラス溝の水抜き孔
○ 適当

合わせガラスの溝底に雨水がたまらないよう、径6mm以上の水抜き孔を設ける。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第16章「建具工事」・ガラスのはめ込みと排水
覚えるポイント

段違い天井の斜め補強は2.7m程度の間隔とし、3.6mとしない

この知識の出題:2019年
段違い天井の斜め補強は2.7m程度の間隔とし、3.6mとしない

正解:2番

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問19 塗装下地の乾燥と内外装の品質

頻出度:★★

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確認ポイント:塗装下地の乾燥期間は、冬期のコンクリートで28日以上を目安とする

中心テーマ:コンクリート塗装下地の乾燥
出題年度:2019・2023年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 冬期のコンクリートを14日で塗装
× 不適当(正解)

冬期のコンクリート塗装下地の乾燥期間は28日以上が目安です。14日では短く、残留水分やアルカリによる塗膜の膨れ・剥がれを起こしやすくなります。材齢だけでなく、含水状態などの素地条件も確認します。

根拠・考え方(選択肢1):建築工事監理指針 第18章「塗装工事」・コンクリート素地の乾燥期間/公共標仕 第18章第2節
選択肢2 寒冷期のボード直張りと採暖
○ 適当

5℃以下となる寒冷期にやむを得ず直張りする場合、採暖して室温10℃以上を保ちます。張付け時だけ一時的に暖めるのではなく、接着材の硬化に必要な養生を確保します。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第19章「内装工事」・せっこうボードの直張り工法
選択肢3 横張りECPの自重受け
○ 適当

横張り標準ECPは3枚以下ごとに自重受け金物で支持する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第8章「コンクリートブロック・ALCパネル・押出成形セメント板工事」・押出成形セメント板の取付け
選択肢4 外壁タイルの引張接着強度
○ 適当

外壁タイルは強度0.4N/mm²以上とコンクリート界面破壊率50%以下を確認する。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第11章「タイル工事」・外壁タイルの接着力試験
覚えるポイント

塗装下地の乾燥期間は、冬期のコンクリートで28日以上を目安とする

この知識の出題:2019年
塗装下地の乾燥期間は、冬期のコンクリートで28日以上を目安とする

正解:1番

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問20 給水管と排水管の埋設離隔

頻出度:★★

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確認ポイント:給水管を排水管の上方にし、水平実間隔500mm以上を確保する

中心テーマ:給水管と排水管を並行埋設する場合の離隔
出題年度:2019・2025年(10年中2年)

埋設する管の位置 確保する条件
上下関係 給水管を排水管より上方へ
両管の水平実間隔 500mm以上
選択肢 判断・解説
選択肢1 昇降路内の必要配管と接触防止
○ 適当

昇降機に必要な配管でも、地震時のかご・重りへの接触を防止する。

根拠・考え方(選択肢1):建築基準法施行令第129条の2の5第1項第3号ただし書(出題当時)/平成17年国土交通省告示第570号・昇降路内配管の構造
選択肢2 非常照明の回路と開閉器
○ 適当

非常照明は専用回路とし、容易に遮断できる一般用開閉器を途中に設けない。

根拠・考え方(選択肢2):昭和45年建設省告示第1830号・非常用照明の電気配線の構造
選択肢3 給水・排水管の水平間隔300mm
× 不適当(正解)

給水管を排水管の上に配置し、両管の水平実間隔を500mm以上確保します。排水側の漏れなどによる給水汚染を防ぐため、上下関係が正しくても300mmの間隔では不足です。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編、平成28年版)第2編「共通工事」第2章「配管工事」・埋設配管
選択肢4 自然換気の給気口の高さ
○ 適当

自然換気設備の給気口は、居室の天井高さの1/2以下の位置に設け、常時外気に開放する構造とします。高い位置から排気し、低い位置から新鮮な空気を取り入れる構成を確認します。

根拠・考え方(選択肢4):建築基準法施行令第129条の2の6第1項第2号(出題当時)・自然換気設備の給気口
覚えるポイント

給水管を排水管の上方にし、水平実間隔500mm以上を確保する

この知識の出題:2019・2025年
給水管を排水管の上方にし、水平実間隔500mm以上を確保する

正解:3番

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問21 軽量鉄骨下地の切断方法

頻出度:★★★

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確認ポイント:野縁・野縁受を溶断せず、切断機等で加工し開口を補強する

中心テーマ:軽量鉄骨天井下地の施工
出題年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026年(10年中10年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 コンストラクションキーの切替え
○ 適当

コンストラクションキーは本設キーへの切替えで工事キーを無効にし、回収する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第16章「建具工事」・鍵およびコンストラクションキーシステム
選択肢2 緑化屋根のドレン数と口径
○ 適当

緑化屋根は目詰まりを考慮して余裕ある径とし、1排水面にドレンを2箇所以上設ける。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第23章「植栽及び屋上緑化工事」・排水計画
選択肢3 天井下地を溶断
× 不適当(正解)

軽量鉄骨天井下地は切断機等で切断し、ガス等による溶断は避けます。熱で部材が変形し、亜鉛めっきも損傷するためです。器具開口のため切断する場合は、周囲の補強も合わせて行います。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第14章「金属工事」・軽量鉄骨天井下地の加工・補強
選択肢4 フリーアクセス床の段差・隙間
○ 適当

床パネルの段差・隙間を0.5mm以下に整え、上のタイルカーペットを平滑にする。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第19章「内装工事」・フリーアクセスフロアの施工精度
覚えるポイント

野縁・野縁受を溶断せず、切断機等で加工し開口を補強する

この知識の出題:2019年
野縁・野縁受を溶断せず、切断機等で加工し開口を補強する

正解:3番

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問22 開口閉塞のアンカーと柱補強

頻出度:★★

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確認ポイント:本問の厚い複配筋壁の開口閉塞では、アンカー埋込み長さを11da以上とする

中心テーマ:RC開口部を閉塞する耐震壁の施工
出題年度:2019・2020年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 厚い複配筋壁のアンカー埋込み10da
× 不適当(正解)

本問の厚い複配筋の既存開口壁を閉塞する納まりでは、開口周囲のあと施工アンカーの埋込み長さは11da以上とします。10daは不足です。daはアンカー筋の径で、例えばD13なら11×13=143mm以上が目安になります。有効埋込み長さと、先端等を含む埋込み長さを混同しないようにします。

根拠・考え方(選択肢1):建築改修工事監理指針 第8章「耐震改修工事」・開口閉塞壁のアンカー納まり。改修標仕8.21.5は施工を第12節へ、アンカー長さは特記へ委ねるため、11daを同条本文の数値と読み替えない
選択肢2 グラウト後の隙間への樹脂注入
○ 適当

グラウト材と既存躯体の間に残った3mmの隙間は、エポキシ系樹脂を圧入して充塡します。ブレースの力を躯体へ伝えるため、硬化後に隙間を残さず一体性を確保します。

根拠・考え方(選択肢2):改修標仕 第8章第22節「鉄骨ブレースの設置工事」・既存躯体との取合い/建築改修工事監理指針 第8章
選択肢3 厚さ6mmの補強鋼板の突合せ溶接
○ 適当

厚さ6mmの二分割鋼板を現場で一体化する本問の納まりでは、突合せ溶接とする判断は適切です。溶接部を連続させ、鋼板が柱を拘束する力を伝達できるよう施工・検査します。「6mmだから重ね溶接が標準」と置き換えないようにします。

根拠・考え方(選択肢3):改修標仕 第8章第23節 8.23.6「鋼板巻き工法及び帯板巻き付け工法」・第15節「溶接接合」/建築改修工事監理指針の継手詳細
選択肢4 縦筋間隔100mmの金網の重ね200mm
○ 適当

本問の溶接金網巻きの重ね継手は、縦筋間隔100mmに対して200mmで適切です。金網の端を合わせるだけでは、周方向に力を伝える継手にならないため、所定の重ねを確保します。

根拠・考え方(選択肢4):改修標仕 第8章第23節 8.23.5・第3節「鉄筋の加工及び組立」/建築改修工事監理指針・溶接金網巻きの重ね継手
覚えるポイント

本問の厚い複配筋壁の開口閉塞では、アンカー埋込み長さを11da以上とする

この知識の出題:2019年
本問の厚い複配筋壁の開口閉塞では、アンカー埋込み長さを11da以上とする

正解:1番

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問23 防水層を残す改修の注意点

頻出度:★★

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確認ポイント:既存防水を残す工法でも、立上り・ドレン回りは原則撤去して納め直す

中心テーマ:アスファルト防水改修の下地・端部処理
出題年度:2019・2021・2023・2024年(10年中4年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 立上り・ドレンも既存防水を残置
× 不適当(正解)

平場の防水層を残す工法でも、立上りやルーフドレン回りの既存防水は原則として撤去し、納まりを作り直します。漏水しやすい端部まで一律に残す判断は不適切です。

根拠・考え方(選択肢1):改修標仕 第3章「防水改修工事」・既存アスファルト防水層を撤去しない場合の下地処理
選択肢2 既存ウレタン防水の膨れ切除
○ 適当

膨れ部は切除し、ポリマーセメントモルタル等で平坦な下地へ補修する。

根拠・考え方(選択肢2):改修標仕 第3章・既存塗膜防水層の下地処理
選択肢3 劣化塗膜の高圧水洗の範囲
○ 適当

高圧水洗は劣化部だけでなく、原則として既存仕上げ面全体を処理する。

根拠・考え方(選択肢3):改修標仕 第4章「外壁改修工事」・既存塗膜の除去と高圧水洗
選択肢4 浅いコンクリート欠損の補修
○ 適当

浅い欠損で鉄筋が露出していない部分はポリマーセメントモルタル充填で補修できる。

根拠・考え方(選択肢4):改修標仕 第4章・欠損部改修の工法選定
覚えるポイント

既存防水を残す工法でも、立上り・ドレン回りは原則撤去して納め直す

この知識の出題:2019年
既存防水を残す工法でも、立上り・ドレン回りは原則撤去して納め直す

正解:1番

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問24 施工用語と床衝撃音の試験機

頻出度:★

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確認ポイント:タッピングマシンは軽量床衝撃音の試験用。重量衝撃源と区別する

中心テーマ:タッピングマシンと床衝撃音の区分
出題年度:2019年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 腹起しの役割
○ 適当

腹起しは山留め壁の側圧を切ばり・アンカーへ伝える水平部材。

根拠・考え方(選択肢1):山留め設計施工指針・腹起しと切ばりの荷重伝達
選択肢2 スランプフローの意味
○ 適当

スランプフローは試料の広がりを測る流動性指標。

根拠・考え方(選択肢2):JIS A 1150「コンクリートのスランプフロー試験方法」
選択肢3 エンドタブの役割
○ 適当

エンドタブは溶接始終端の欠陥を本体から外すための補助板。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第7章第6節「溶接接合」・エンドタブ
選択肢4 タッピングマシンを重量衝撃用とする
× 不適当(正解)

タッピングマシンは、小さな硬いハンマーを落として軽量床衝撃音を測る装置です。子供の飛び跳ねなど、重く柔らかい衝撃を模擬する重量床衝撃音の試験には、ゴムボール等の重量衝撃源を用います。

根拠・考え方(選択肢4):JIS A 1418-1「標準軽量衝撃源による方法」/JIS A 1418-2「標準重量衝撃源による方法」
覚えるポイント

タッピングマシンは軽量床衝撃音の試験用。重量衝撃源と区別する

この知識の出題:2019年
タッピングマシンは軽量床衝撃音の試験用。重量衝撃源と区別する

正解:4番

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問25 契約約款と部分使用の費用負担

頻出度:★★

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確認ポイント:部分使用の法令上の手続費用は、受注者でなく発注者が負担する

中心テーマ:契約約款における部分使用
出題年度:2019・2024年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 部分使用の手続費を受注者負担
× 不適当(正解)

部分使用に必要な法令上の手続は発注者が行い、委託があれば監理者が行います。受注者は協力しますが、手続に要する費用の負担者は発注者です。「協力すること」と「費用を負担すること」は別です。

根拠・考え方(選択肢1):民間(旧四会)連合協定 工事請負契約約款「部分使用」・法令上の手続と費用
選択肢2 不適切な施工関係者への措置要求
○ 適当

不適切な施工関係者について、発注者は理由を示した書面で必要措置を求められる。

根拠・考え方(選択肢2):同約款「現場代理人、監理技術者、主任技術者等」・必要な措置の請求
選択肢3 監理業務の進捗説明・報告
○ 適当

約款又は委託者の請求に基づき、監理業務の進捗を説明・報告する。

根拠・考え方(選択肢3):四会連合協定 建築設計・監理等業務委託契約約款「説明・報告」
選択肢4 変更後の監理業務方針の再説明
○ 適当

業務内容等の変更時、委託者は必要に応じ監理方針の再説明を請求できる。

根拠・考え方(選択肢4):同業務委託契約約款・履行期間等の変更に伴う監理業務方針の再説明
覚えるポイント

部分使用の法令上の手続費用は、受注者でなく発注者が負担する

この知識の出題:2019年
部分使用の法令上の手続費用は、受注者でなく発注者が負担する

正解:1番

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正解一覧

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問 正解
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問6 3番
問7 3番
問8 3番
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問16 2番
問17 1番
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問19 1番
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問21 3番
問22 1番
問23 1番
問24 4番
問25 1番

令和元年度の公式正解と全25問を照合しています。解説・学習用見出し・頻出度は独自に整理したものです。