一般的な普通のコンセントを交換しよう
家庭で一番よくみる、このタイプのコンセントを取り替えます。この作業は電気工事士の資格が必要ですので、ご注意ください。
必ず、ブレーカーを落としてから作業しましょう。
必要な道具類
- プラスドライバー(必須)
- 先端の長さが5.5mmのマイナスドライバー(必須) ※後述しますが、5.5mmより太いと既設スイッチの配線の取り外しが難しくなります
- 作業用手袋(できれば) ※電気を通しにくいゴム製のものが望ましいです
- メガテスター(できれば) ※取替作業終了後に念のため絶縁を測定します
- 検電器(無くてもよい) ※確実にブレーカーを落として作業しましょう
- ケーブルストリッパー(無くてもよい) ※配線を剥く際に使用する可能性があります
- 圧着ペンチ(無くてもよい)
- ペンチ(無くてもよい) ※配線を切断したりする際に使用します
- テスター(無くてもよい)
- 紙やすり(無くてもよい) ※配線の芯線部分(胴の部分)が錆びている場合に磨きます
- カッターナイフ(無くてもよい) ※スイッチがうまく収まらない場合、石こうボードを削るのに使用します
ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー +2×100 220
ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー -5.5×100 220
交換部品
- フルカラー埋込ダブルコンセント WNP1302MWP
- フルカラーコンセント WN1302P
- フルカラー取付枠
- フルカラーモダンプレート3コ用
- フルカラー 石膏ボード用はさみ金具(7~18mm壁)
パナソニック(Panasonic) フルカラー埋込ダブルコンセント WNP1302MWP 【純正パッケージ品】
パナソニック(Panasonic) フルカラーコンセント WN1302P
パナソニック(Panasonic) フルカラー取付枠/P WN3700P 【純正パッケージ品】
パナソニック(Panasonic) モダンプレート3コ用 ホワイト WN6003SW
パナソニック(Panasonic) 石膏ボード用はさみ金具 適合壁厚7~18mm WN3993KP
交換手順
まずは表面のカバーをマイナスドライバーにて外します。
枠を取り外します。
コンセントを取り外します。
既設のコンセントを手前に引き出しました。壁の石膏ボードに固定するための、はさみ金物が付いています。
こちらが取替するコンセントです。
このようなはさみ金物を使って、新しいコンセントを石膏ボードに固定します。
既設コンセント裏側の配線外し穴にマイナスドライバーを差し込み、既設配線を取り外します。その後、写真のように配線を差し込みます。必ず、「W」と書かれている方に白線を差し込むようにしましょう。
このように、はさみ金物をコンセントに取り付けます。
はさみ金物とコンセントの枠を石膏ボードに挟み込んで固定します。プラスドライバーを閉めこみます。
新しい枠を取り付けます。
カバーを取り付けます。
検電器(電圧が流れているか確認できる機器です)で電圧を確認します。コンセント差し込み部分左右の長さが短い方(写真の右側)に電圧が掛かっていることを確認します。家庭のコンセントは必ず、差し込み部分左右の長さが短い方にのみ電圧が掛かっています。写真左側の長い方は中性線側となっており、大地(アース)に繋がっています。
最期に、テスターで電圧が100Vあるか確認しましょう。以上で、コンセントの取替完了です。
アースターミナル付きのコンセントを交換しよう
冷蔵庫のコンセント等でよく見かけるコンセントです。このタイプのコンセントを取り替えます。
普通のコンセントと同様の手順で、コンセントを手前に引っ張り出します。緑の線はアースターミナル用のアース線です。
既設のコンセントを取り外します。
新しいコンセントに配線を差し込みます。
完成しました。手順は普通のコンセントの場合とほぼ同じです。
次回は、アース付コンセントの取替についてご紹介します。
資格のことから身近なことまで、電気に関する質問を募集していますので、何かありましたらコメントまでよろしくお願いします。面白い質問があれば記事にしたいと思います。