平成30年度(2018年)の一級建築士試験「学科Ⅴ・施工」について、全25問の正解と学習上のポイントを整理しました。各問の解説は、クリックすると開きます。

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建築技術教育普及センター 一級建築士 過去の試験問題 平成30年 施工

問題文・図表の全文は掲載していません。公式問題や手元の問題集と併用してください。各選択肢の見出しは学習用の要約です。法令は試験指定の平成30年(2018年)1月1日時点で判断します。問1は平成21年国土交通省告示第15号、問25の契約約款は出題当時の取扱いに合わせています。「公共標仕」「改修標仕」は、公共建築工事標準仕様書、公共建築改修工事標準仕様書の建築工事編(平成28年版)の略です。仕様書の標準値と法令の規定を区別し、設問の条件や特記を確認してください。

頻出度は2017〜2026年の10年分について、各問の中心テーマが出た年度数で判定しています。同じ年度の複数出題は1年と数え、5年以上=★★★、2〜4年=★★、1年=★です。解説内の「この知識の出題」は、同じ知識・判断関係を確認できた年度(正誤を逆にした記述を含む)を示します。将来の出題予測ではありません。

問1 監理方法を変更するときの説明先

頻出度:★★★

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確認ポイント:監理方法を変更するときは建築主に説明し、施工者の承認だけで変更しない

中心テーマ:工事監理方針の説明・変更
出題年度:2017・2018・2019・2022・2026年(10年中5年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 施工者の承認で監理方法を変更
× 不適当(正解)

監理方法を変更する場合は、建築主へ説明します。監理業務を依頼する側は建築主であり、施工者の承認を得ただけで説明を省略することはできません。監理者と施工者の役割の違いを確認します。

根拠・考え方(選択肢1):平成21年国土交通省告示第15号 別添一・工事監理に関する標準業務「工事監理方針の説明等」
選択肢2 施工質疑の検討と設計者への確認
○ 適当

質疑の回答は設計図書の要求する品質を確保する観点で検討します。設計意図の確認が必要なら、建築主を通じて設計者へ確認し、回答を施工者に伝えます。監理者だけで設計内容を勝手に変更しません。

根拠・考え方(選択肢2):同告示 別添一・その他の標準業務「質疑書の検討」
選択肢3 相当の理由がある破壊検査
○ 適当

設計図書への不適合を疑う相当の理由があり、破壊検査が必要な場合は、契約の定めに従って理由を施工者へ通知し、必要な範囲で実施します。理由も範囲も定めずに自由に壊してよい、という意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢3):同告示 別添一・その他の標準業務「工事と工事請負契約との照合、確認、報告等」/出題当時の工事請負契約約款
選択肢4 最終支払請求の技術的審査
○ 適当

工事費の最終支払請求について、契約との適合性を技術面から審査し、建築主へ報告します。監理者が代金を支払うのではなく、建築主の支払判断を支える業務です。

根拠・考え方(選択肢4):同告示 別添一・その他の標準業務「工事費支払の審査」
覚えるポイント

監理方法を変更するときは建築主に説明し、施工者の承認だけで変更しない

この知識の出題:2018年
監理方法を変更するときは建築主に説明し、施工者の承認だけで変更しない

正解:1番

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問2 現場代理人の権限と現場管理

頻出度:★★

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確認ポイント:現場代理人の通常の権限に、請負代金額の変更や代金の請求・受領は含まれない

中心テーマ:現場代理人の役割・権限
出題年度:2018・2019・2020・2023年(10年中4年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 代金の変更・請求・受領の権限
× 不適当(正解)

現場代理人は現場の運営などを代理しますが、請負代金額の変更、請負代金の請求・受領などは通常の代理権限から除かれます。現場の管理権限と、会社の契約・金銭上の権限を区別します。

根拠・考え方(選択肢1):出題当時の工事請負契約約款「現場代理人、監理技術者、主任技術者等」・現場代理人の権限
選択肢2 下請総額6,000万円と監理技術者
○ 適当

2018年の基準では、建築一式工事を元請する特定建設業者は、下請契約総額が6,000万円以上となる場合に監理技術者を置きます。元請契約額ではなく下請総額で判断する点と、出題当時の金額である点を押さえます。

根拠・考え方(選択肢2):建設業法第26条第2項/建設業法施行令第2条(平成30年1月1日時点の金額)
選択肢3 PCB含有安定器の所有者への引渡し
○ 適当

PCBを含む蛍光灯安定器は、所有者の責任で適正に保管・処分するため、解体施工者が所有者へ引き渡します。一般の金属くずなどと混ぜて処分しないよう、分別と引渡しを管理します。

根拠・考え方(選択肢3):PCB特別措置法・保管事業者の責任/建築物解体工事共通仕様書・事前調査とPCB廃棄物の分別
選択肢4 特定建設資材の4種類
○ 適当

特定建設資材は、コンクリート、コンクリート及び鉄から成る建設資材、木材、アスファルト・コンクリートの4種類です。単独の鉄くずまで、この4種類の一つとして数えないようにします。

根拠・考え方(選択肢4):建設リサイクル法第2条第5項/同法施行令第1条「特定建設資材」
覚えるポイント

現場代理人の通常の権限に、請負代金額の変更や代金の請求・受領は含まれない

この知識の出題:2018年
現場代理人の通常の権限に、請負代金額の変更や代金の請求・受領は含まれない

正解:1番

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問3 鉄骨製作工場の認定グレード

頻出度:★★

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確認ポイント:一般の適用鋼材板厚はMグレード40mm以下、Hグレード60mm以下

中心テーマ:鉄骨製作工場の認定グレード
出題年度:2018・2022・2026年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 板厚60mmの鋼材をMグレードで製作
× 不適当(正解)

認定工場の一般的な適用鋼材板厚はMグレード40mm以下、Hグレード60mm以下です。本問の60mmの鋼材をMグレード工場で製作する判断は不適切です。ダイアフラム等の別扱いと、一般の適用板厚を区別します。

根拠・考え方(選択肢1):鉄骨製作工場の性能評価基準・各グレードの適用鋼材板厚/国土交通大臣認定の適用範囲
選択肢2 付着を妨げない赤錆の扱い
○ 適当

鉄筋に固着した軽い赤錆で、コンクリートとの付着を妨げないものは、必ずしも除去する必要はありません。一方、浮き錆、油、泥など付着を阻害するものは取り除きます。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第5章第3節「加工及び組立」・鉄筋表面の付着物
選択肢3 ルーフィングの立て置き保管
○ 適当

アスファルトルーフィングは、雨露や湿気を避ける乾燥した屋内で、立てて保管します。横積みで荷重を掛けるとロールが変形しやすくなります。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第1章「材料」の保管/建築工事監理指針 第9章・アスファルトルーフィングの保管
選択肢4 耐火被覆の厚さ確認ピンを存置
○ 適当

耐火被覆の厚さを確認するピンは、施工後も存置します。抜いて穴を残すのではなく、所定厚さが確保されたことを確認できるよう管理します。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第7章「耐火被覆」・吹付け厚さの確認/建築工事監理指針
覚えるポイント

一般の適用鋼材板厚はMグレード40mm以下、Hグレード60mm以下

この知識の出題:2018年
一般の適用鋼材板厚はMグレード40mm以下、Hグレード60mm以下

正解:1番

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問4 届出の提出者・期限・提出先

頻出度:★★

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確認ポイント:対象工事は発注者等が着手7日前までに都道府県知事へ届け出る

中心テーマ:建設リサイクル法の対象工事の届出
出題年度:2018・2022・2025年(10年中3年)

届出 正しい期限・提出先
クレーン設置届 設置工事開始の30日前まで・労働基準監督署長
建設リサイクル法の届出 着手7日前まで・都道府県知事
特定建設作業の届出(騒音規制法) 開始7日前まで・市町村長
消防用設備等設置届出 完了から4日以内・消防長または消防署長

この問は「適当なもの」を選びます。選択肢2のみ、提出者・期限・提出先の組合せがすべて適切です。

選択肢 判断・解説
選択肢1 クレーン設置を開始10日前に届出
× 不適当

クレーン設置届は、原則として設置工事開始日の30日前までに、所轄労働基準監督署長へ提出します。「10日前」という期限が誤りです。

根拠・考え方(選択肢1):労働安全衛生法第88条第1項/クレーン等安全規則第5条
選択肢2 建設リサイクル法の7日前届出
○ 適当(正解)

建設リサイクル法の対象建設工事は、発注者または自主施工者が、着手の7日前までに都道府県知事へ届け出ます。提出者・期限・提出先の三つとも適切で、これが正解です。

根拠・考え方(選択肢2):建設リサイクル法第10条第1項
選択肢3 特定建設作業を労基署長へ届出
× 不適当

特定建設作業実施届出書は、施工する者が開始の7日前までに市町村長へ届け出ます。労働基準監督署長ではありません。期限が合っていても、提出先が違えば不適当です。

根拠・考え方(選択肢3):騒音規制法第14条第1項
選択肢4 消防用設備等を完了10日以内に届出
× 不適当

消防用設備等の設置に係る工事が完了した場合、対象物の関係者は完了日から4日以内に消防長または消防署長へ届け出ます。「10日以内」が誤りです。

根拠・考え方(選択肢4):消防法第17条の3の2/消防法施行規則第31条の3第1項
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対象工事は発注者等が着手7日前までに都道府県知事へ届け出る

この知識の出題:2018・2022・2025年
対象工事は発注者等が着手7日前までに都道府県知事へ届け出る

正解:2番

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問5 作業用通路の手すり高さ

頻出度:★

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確認ポイント:架設通路の手すりは85cm以上、中桟は35〜50cmの高さに設ける

中心テーマ:架設通路の手すり・中桟の寸法
出題年度:2018年(10年中1年)

架設通路の墜落防止設備 必要な高さ 本問
手すり 85cm以上 75cmは不足
中桟 35〜50cm 30cmは不足
選択肢 判断・解説
選択肢1 通路の手すり75cm・中桟30cm
× 不適当(正解)

切ばり上の作業用通路には、高さ85cm以上の丈夫な手すりと、高さ35cm以上50cm以下の中桟等を設けます。本問の手すり75cmと中桟30cmは、どちらも不足しています。

根拠・考え方(選択肢1):労働安全衛生規則第552条第1項第4号(架設通路の墜落防止)
選択肢2 建物内部の仮設機械の計画
○ 適当

建物内部への仮設機械の設置では、床等の耐荷重だけでなく、必要な補強、搬出経路、撤去後の復旧まで計画します。仮設だから建物への影響を検討しなくてよい、とはなりません。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第2章「仮設工事」/建築工事監理指針・仮設工事計画
選択肢3 単管足場の壁つなぎ間隔
○ 適当

単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直5m以下・水平5.5m以下です。本問の5.0m・5.4mは範囲内で、最初の壁つなぎが地上4.5mの位置にあることも適切です。

根拠・考え方(選択肢3):労働安全衛生規則第570条第1項第5号・壁つなぎ等の間隔表
選択肢4 特定建設作業の振動測定位置
○ 適当

振動規制の基準への適合は、特定建設作業場所の敷地境界線で確認します。振動源の直近だけで測るのではなく、近隣へ伝わる境界での振動を管理します。

根拠・考え方(選択肢4):振動規制法第15条/同法施行規則別表第1・特定建設作業の規制基準
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架設通路の手すりは85cm以上、中桟は35〜50cmの高さに設ける

この知識の出題:2018年
架設通路の手すりは85cm以上、中桟は35〜50cmの高さに設ける

正解:1番

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問6 盤ぶくれの原因と対策

頻出度:★★

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確認ポイント:盤ぶくれには被圧水位を下げる等の対策を行い、滞水層への壁の根入れだけで済ませない

中心テーマ:被圧地下水による盤ぶくれ対策
出題年度:2018・2020年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 山留め周囲の上載荷重10kN/m²
○ 適当

掘削土や重機の集中荷重がない範囲でも、標準的な上載荷重10kN/m²を見込む。

根拠・考え方(選択肢1):山留め設計施工指針・上載荷重の設定
選択肢2 地盤アンカーの全数引抜き確認
○ 適当

地盤アンカーは全数の引抜き試験で設計力の1.1倍以上を確認する。

根拠・考え方(選択肢2):山留め設計施工指針・地盤アンカーの確認試験
選択肢3 被圧滞水層まで山留め壁を延長
× 不適当(正解)

盤ぶくれは、掘削底の難透水層を下から押し上げる被圧水の揚圧力で起こります。壁先端を原因となる砂礫の滞水層に入れるだけでは、その水圧を解消できません。ディープウェル等で被圧水位を下げるなど、揚圧力を減らす対策を検討します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第3章「土工事」/山留め設計施工指針・盤ぶくれと被圧水位の低下
選択肢4 鋼矢板の引抜き跡を直ちに充塡
○ 適当

矢板引抜き跡を直ちに充填し、周辺地盤沈下を抑える。

根拠・考え方(選択肢4):建築工事監理指針 第3章・山留め壁の撤去と引抜き跡の充塡
覚えるポイント

盤ぶくれには被圧水位を下げる等の対策を行い、滞水層への壁の根入れだけで済ませない

この知識の出題:2018・2020年
盤ぶくれには被圧水位を下げる等の対策を行い、滞水層への壁の根入れだけで済ませない

正解:3番

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問7 杭の支持層確認の方法

頻出度:★★★

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確認ポイント:掘削機の電流値から換算したN値だけで、杭の支持層への到達を判断しない

中心テーマ:既製杭の支持地盤の確認・記録
出題年度:2018・2019・2021・2023・2026年(10年中5年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 最初の本杭を試験杭とする
○ 適当

最初の本杭を試験杭とし、施工管理値を確認できる。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第4章第4節「場所打ちコンクリート杭地業」・試験杭
選択肢2 電流値をN値に換算して判断
× 不適当(正解)

掘削機の電流値は抵抗の変化を見る資料になりますが、それをN値へ換算しただけで支持層への到達を判断してはいけません。掘削深さ、土質柱状図、排出土の性状等を照合して確認します。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第4章第3節「既製コンクリート杭地業」・支持地盤到達の確認
選択肢3 掘削土と土質柱状図の照合
○ 適当

バケット内の土を柱状図・土質試料と比較し、機械の挙動も補助情報にする。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第4章第4節・支持地盤の確認
選択肢4 根固め液と杭周固定液の採取場所
○ 適当

根固め液はグラウトプラントで混練した液から、杭周固定液は杭挿入後に孔からあふれた液から、それぞれ管理用試料を採ります。両者の採取場所を逆にしないようにします。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第4章第3節・根固め液および杭周固定液の管理試験
覚えるポイント

掘削機の電流値から換算したN値だけで、杭の支持層への到達を判断しない

この知識の出題:2018・2021年
掘削機の電流値から換算したN値だけで、杭の支持層への到達を判断しない

正解:2番

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問8 ガス圧接継手の偏心量

頻出度:★★★

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確認ポイント:ガス圧接部の中心軸の偏心量はd/5以下。D22では4.4mm以下

中心テーマ:ガス圧接継手の品質・受入検査
出題年度:2017・2018・2020・2023・2024・2026年(10年中6年)

D22の計算:鉄筋中心軸の偏心量の上限=22÷5=4.4mm。5mmでは上限を0.6mm超えます。圧接面のずれd/4とは別の基準です。

選択肢 判断・解説
選択肢1 スラブのスペーサー各1.3個/m²
○ 適当

スラブのスペーサーは各鉄筋層に約1.3個/m²を配置する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第5章第3節「加工及び組立」・スペーサーの種類・配置の表
選択肢2 耐力壁脚部の重ね継手40d
○ 適当

普通コンクリートFc=27N/mm²・SD295A・耐力壁脚部という本問の条件では、フックなしの重ね継手は40dです。dは鉄筋径で、継手長さは鉄筋の種類やコンクリート強度により変わります。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 5.3.2・表5.3.2「鉄筋の重ね継手の長さ」および耐力壁脚部の規定
選択肢3 機械式継手のずらしとカップラー間隔
○ 適当

隣接継手は中心間400mm以上ずらし、カップラー端の間も40mm以上確保する。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第5章「機械式継手」/鉄筋継手工事標準仕様書・隣接継手のずらし
選択肢4 D22の偏心を5mmまで合格とする
× 不適当(正解)

ガス圧接部の鉄筋中心軸の偏心量はd/5以下です。D22では22÷5=4.4mm以下なので、5mmを合格にする基準は緩すぎます。圧接面のずれの基準d/4と取り違えないようにします。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 5.4.3(4)「圧接部の品質」・鉄筋中心軸の偏心量
覚えるポイント

ガス圧接部の中心軸の偏心量はd/5以下。D22では4.4mm以下

この知識の出題:2018・2020・2023年
ガス圧接部の中心軸の偏心量はd/5以下。D22では4.4mm以下

正解:4番

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問9 水密を要する部分のスリーブ

頻出度:★★

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確認ポイント:水密を要する地中外壁のスリーブは、特記がなければつば付き鋼管などで止水する

中心テーマ:型枠に設ける配管用スリーブの材料
出題年度:2018・2021・2026年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 打放し以外の合板の品質B-C
○ 適当

打放し以外では型枠合板B-Cを使用できる。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第6章第8節「型枠」・せき板の材料
選択肢2 型枠計算の施工時水平荷重
○ 適当

施工時水平荷重は鉛直荷重に対する割合で扱い、この計算では地震力を含めない。

根拠・考え方(選択肢2):労働安全衛生規則第240条第2項・型枠支保工の設計荷重/JASS 5「型枠」
選択肢3 地中外壁に硬質PVCスリーブ
× 不適当(正解)

水密を要する地中外壁などのスリーブは、つば付き鋼管など所定の止水構造とします。特記のない通常の硬質ポリ塩化ビニル管では、管の外周とコンクリートの境界を伝う水への対策が不足します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第6章第8節・スリーブの材料と水密部の処理
選択肢4 防水下地のコーン穴の充塡
○ 適当

コーン穴は硬練りモルタルを密実に充填して面を平滑にする。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第6章第8節・型枠取外し後のコーン穴処理
覚えるポイント

水密を要する地中外壁のスリーブは、特記がなければつば付き鋼管などで止水する

この知識の出題:2018年
水密を要する地中外壁のスリーブは、特記がなければつば付き鋼管などで止水する

正解:3番

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問10 構造体強度と補正値の区別

頻出度:★★★

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確認ポイント:標準養生・材齢28日の構造体強度判定では、平均強度をFc+S以上で確認する

中心テーマ:コンクリートの構造体強度補正値と強度管理
出題年度:2018・2020・2023・2024・2026年(10年中5年)

確認する内容 本問の条件と基準
構造体強度補正値S 普通ポルトランド・予想平均気温7℃では6N/mm²
スランプの合否 21±2cm=19〜23cm。測定19cmは合格
標準養生28日の構造体強度の判定 平均強度がFc+S以上。Fc以上だけでは不足
選択肢 判断・解説
選択肢1 普通セメント・予想平均7℃の補正6
○ 適当

普通ポルトランドセメント、打込みから材齢28日までの予想平均気温7℃では、当時の表により構造体強度補正値S=6N/mm²です。8℃以上の区分のS=3と混同しないようにします。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第6章第3節・構造体強度補正値の表
選択肢2 構造体強度試験の頻度
○ 適当

普通コンクリートの構造体強度試験は、打込み日ごと・工区ごとに、150m³またはその端数ごとに1回行います。例えば同一日・同一工区で200m³なら、150m³と端数50m³の計2回が必要です。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第6章第9節「試験」・構造体コンクリートの強度試験
選択肢3 スランプ21cmに対し測定19cm
○ 適当

調合管理強度27N/mm²以上で高性能AE減水剤を使う本問では、指定スランプ21cmの許容差は±2cmです。合格範囲は19〜23cmとなり、19.0cmは下限ちょうどで合格です。一般の許容差±1.5cmだけで判定しないようにします。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 6.5.2・表6.5.1「スランプの許容差」の注記
選択肢4 標準養生の28日強度をFcだけで判定
× 不適当(正解)

標準養生した供試体を材齢28日で判定する場合、平均強度は設計基準強度Fcに構造体強度補正値Sを加えた値以上であることが必要です。標準養生と実際の構造体の強度差を見込むため、Fc以上だったという情報だけでは合格にできません。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第6章第9節・標準養生の材齢28日強度による判定/JASS 5
覚えるポイント

標準養生・材齢28日の構造体強度判定では、平均強度をFc+S以上で確認する

この知識の出題:2018年
標準養生・材齢28日の構造体強度判定では、平均強度をFc+S以上で確認する

正解:4番

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問11 コンクリートの粗骨材の最大寸法

頻出度:★

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確認ポイント:特記のない粗骨材の最大寸法は、砕石20mm・砂利25mmを区別する

中心テーマ:コンクリート用粗骨材の最大寸法
出題年度:2018年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 日平均気温平年値25℃超の暑中施工
○ 適当

日平均気温平年値25℃超の期間は暑中コンクリートの施工計画を行う。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第6章・暑中コンクリートの適用条件
選択肢2 砕石の最大寸法25mm
× 不適当(正解)

特記がない場合、粗骨材の最大寸法は砕石20mm、砂利25mmが標準です。本問は砕石なので25mmは不適切です。骨材の種類と数値を組にして覚えます。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第6章第3節「コンクリートの材料及び調合」・粗骨材
選択肢3 打継ぎ面のレイタンス除去
○ 適当

打継ぎ面のレイタンスを除去し、健全な面に新旧コンクリートを接着させる。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第6章第6節・打継ぎ面の処理
選択肢4 透水性の小さいせき板と湿潤養生
○ 適当

透水性の小さいせき板で保護され、コンクリートから水分が失われにくい部分は、湿潤養生が行われているものとみなせます。脱型した面まで、その後も無条件で養生不要になるわけではありません。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第6章第7節「養生」・湿潤養生とせき板による保護
覚えるポイント

特記のない粗骨材の最大寸法は、砕石20mm・砂利25mmを区別する

この知識の出題:2018年
特記のない粗骨材の最大寸法は、砕石20mm・砂利25mmを区別する

正解:2番

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問12 PC部材の組立精度

頻出度:★★

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確認ポイント:PC部材の組立精度の判定は、垂直部材・水平部材とも±5mm

中心テーマ:PC部材の組立精度の検査
出題年度:2018・2019・2022・2026年(10年中4年)

現場での組立精度の検査 判定基準
柱・壁の垂直部材 ±5mm
梁・床の水平部材 ±5mm

製品寸法の許容差、設計図に対する部材の位置の許容差、組立精度の検査は、それぞれ対象が異なります。

選択肢 判断・解説
選択肢1 標準級の屋外側の設計かぶり
○ 適当

標準供用のPC屋外側かぶりは柱・梁・耐力壁45mm、スラブ35mmが標準。

根拠・考え方(選択肢1):JASS 10「プレキャスト鉄筋コンクリート工事」・屋外側の設計かぶり厚さ
選択肢2 運搬後の部材の受入検査
○ 適当

工場検査済みでも運搬後の割れ・損傷・金物状態を再確認する。

根拠・考え方(選択肢2):JASS 10・現場受入れ検査/プレハブ建築協会 PC工事施工技術指針・受入検査
選択肢3 現場打ち部分へ接合する位置の許容差
○ 適当

現場打ち部分に接合するPC位置は、その現場打ち部分の許容差に合わせられる。

根拠・考え方(選択肢3):JASS 10・現場打ちコンクリートとの接合部の位置の許容差
選択肢4 垂直・水平とも組立精度±10mm
× 不適当(正解)

PC部材の組立精度の判定基準は、柱・壁の垂直部材、梁・床の水平部材とも±5mmです。本問の双方±10mmは緩すぎます。部材単体の製品寸法の許容差と、現場で組み立てた位置の精度を分けて覚えます。

根拠・考え方(選択肢4):JASS 10・部材の組立精度/プレハブ建築協会 PC工事施工技術指針 第5章第5節・第9章の組立精度の判定基準
覚えるポイント

PC部材の組立精度の判定は、垂直部材・水平部材とも±5mm

この知識の出題:2018・2019・2026年
PC部材の組立精度の判定は、垂直部材・水平部材とも±5mm

正解:4番

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問13 スタッド溶接の仕上り精度

頻出度:★★

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確認ポイント:スタッドの仕上り高さは±2mm以内、傾きは5度以内

中心テーマ:スタッド溶接の施工・検査
出題年度:2018・2020・2021・2024年(10年中4年)

スタッドの仕上り 基準 本問
高さ 指定寸法±2mm以内 ±5mmは不適切
傾き 5度以内 15度は不適切
選択肢 判断・解説
選択肢1 摩擦面の処理とすべり係数0.45
○ 適当

摩擦面はミルスケールを除去して発錆させ、すべり係数0.45以上を確保する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第7章第4節「高力ボルト接合」・摩擦面の処理
選択肢2 傾斜1/20以上で勾配座金
○ 適当

接合面の傾斜1/20以上では勾配座金で座面を整える。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第7章第4節・高力ボルトの取付けと勾配座金
選択肢3 高張力鋼等の低水素系溶接棒
○ 適当

高張力鋼等の組立溶接では低水素系溶接棒で割れを抑える。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 7.6.5(d)(5)・組立溶接の低水素系溶接棒
選択肢4 スタッド高さ±5mm・傾き15度
× 不適当(正解)

スタッドの仕上り高さは指定寸法に対して±2mm以内、傾きは5度以内とします。高さ±5mm・傾き15度は、いずれも許容範囲を超えるため不適切です。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 7.7.3(a)「スタッドの仕上り精度」
覚えるポイント

スタッドの仕上り高さは±2mm以内、傾きは5度以内

この知識の出題:2018年
スタッドの仕上り高さは±2mm以内、傾きは5度以内

正解:4番

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問14 溶接内部欠陥の検査方法

頻出度:★★

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確認ポイント:浸透探傷は表面に開口した欠陥、超音波探傷は内部欠陥の検出に用いる

中心テーマ:鉄骨溶接部の内部欠陥の探傷検査
出題年度:2018・2020年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 露出柱脚ベースプレートの厚さ
○ 適当

本問の保有水平耐力計算を行わない鉄骨造の露出柱脚では、告示の仕様に従い、ベースプレート厚さをアンカーボルト径の1.3倍以上とします。板が曲がるのを抑え、柱からボルトへ力を伝える納まりです。

根拠・考え方(選択肢1):建築基準法施行令第66条/平成12年建設省告示第1456号・露出柱脚の構造方法
選択肢2 二重ナット後のねじ3山突出
○ 適当

二重ナット締め後もねじ山が3山以上突出するように設置する。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第7章・アンカーボルトの設置/建築工事監理指針の露出柱脚
選択肢3 浸透探傷で内部欠陥を検査
× 不適当(正解)

浸透探傷試験が検出するのは、表面に開口した割れ等です。完全溶込み溶接部の内部欠陥は、超音波探傷試験などで検査します。「見つけたい欠陥の位置」と「試験方法」の対応を確認します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第7章第6節「溶接接合」・溶接部の試験
選択肢4 亜鉛めっき高力ボルトの追締め
○ 適当

溶融亜鉛めっき高力ボルトをナット回転法で締め付けた場合、回転量が不足していれば所定量まで追締めします。締付け過ぎの場合や、別方式のボルトにおける処置と区別します。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第7章・溶融亜鉛めっき高力ボルト接合の締付け後の確認
覚えるポイント

浸透探傷は表面に開口した欠陥、超音波探傷は内部欠陥の検出に用いる

この知識の出題:2018年
浸透探傷は表面に開口した欠陥、超音波探傷は内部欠陥の検出に用いる

正解:3番

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問15 NくぎとFNくぎの使い分け

頻出度:★

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確認ポイント:細いFNくぎを、指定されたNくぎと同等として代用しない

中心テーマ:NくぎとFNくぎの使い分け
出題年度:2018年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 NくぎをFNくぎで代用
× 不適当(正解)

FNくぎは仕上げ用の細い釘で、Nくぎと同じ接合性能を期待して代用できません。釘は長さだけでなく、軸径・頭部形状等も異なります。用途と指定規格に合ったものを使用します。

根拠・考え方(選択肢1):JIS A 5508「くぎ」・釘の種類と形状寸法/JASS 11「木工事」
選択肢2 木材の含水率を計6箇所で測定
○ 適当

製材の異なる2面で、それぞれ両小口から300mm以上離した2点と中央1点を測ります。1面3点×2面=計6点として、端だけ・片面だけの測定による偏りを避けます。

根拠・考え方(選択肢2):木造建築工事標準仕様書・木材の含水率の測定
選択肢3 金物部の合板の切欠きと増し打ち
○ 適当

金物との干渉部を適切に切り欠き、近傍の釘を増して接合を補う。

根拠・考え方(選択肢3):木造軸組構法の構造用合板耐力壁の施工要領・接合金物回りの補強
選択肢4 土台アンカーボルト位置±5mm
○ 適当

アンカーボルトの埋込み位置は±5mm以内に管理する。

根拠・考え方(選択肢4):木造建築工事標準仕様書・軸組構法のアンカーボルトの設置精度
覚えるポイント

細いFNくぎを、指定されたNくぎと同等として代用しない

この知識の出題:2018年
細いFNくぎを、指定されたNくぎと同等として代用しない

正解:1番

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問16 防水保護コンクリートの目地間隔

頻出度:★★

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確認ポイント:保護コンクリートの目地は、立上りから約600mm、中間は縦横約3m

中心テーマ:防水保護コンクリートの伸縮調整目地
出題年度:2018・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 防水下地の乾燥確認
○ 適当

水分計と打込み後日数を合わせて下地乾燥を判断する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第9章第2節「アスファルト防水」・下地の乾燥/建築工事監理指針 第9章
選択肢2 保護コンクリートの中間目地5m
× 不適当(正解)

保護コンクリートの伸縮調整目地は、立上りの仕上り面から約600mm、中間は縦横約3m間隔です。本問は600mmの端部寸法は適切ですが、中間5mは広すぎます。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第9章第2節・防水層の保護コンクリートの伸縮調整目地
選択肢3 外部シーリングの簡易接着性試験
○ 適当

外部シーリングは施工に先立って簡易接着性試験を行う。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第9章第7節「シーリング」・施工前の接着性確認
選択肢4 2成分材のロット別硬化確認
○ 適当

2成分材は班・日ごとをロットとして、試料で混練・硬化状態を確認する。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第9章第7節・2成分形シーリング材の施工と硬化確認
覚えるポイント

保護コンクリートの目地は、立上りから約600mm、中間は縦横約3m

この知識の出題:2018・2025年
保護コンクリートの目地は、立上りから約600mm、中間は縦横約3m

正解:2番

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問17 吹抜けの壁タイルの打診検査

頻出度:★★

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確認ポイント:吹抜け等の壁タイルは、モルタルや接着剤が硬化した後に全面打診する

中心テーマ:吹抜け等の壁タイルの打診検査
出題年度:2018・2022年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 塗装合板下地の付着処理
○ 適当

塗装合板を使った下地は付着しにくいため、高圧水洗等の下地処理とポリマーセメントペーストを併用します。ペーストは乾燥しないうちに下塗りし、一体的な付着を確保します。乾燥させて用いる吸水調整材とは手順が異なります。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第15章「左官工事」・コンクリート下地の処理と下塗り
選択肢2 ビニル床下地の平坦さ3mで7mm
○ 適当

ビニル床材下地の平坦さは3mにつき7mm以下を標準とする。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第6章・コンクリートの仕上り平坦さの表/第15章・床コンクリート直均し仕上げ
選択肢3 内壁空積み用アンカーの形式
○ 適当

横筋を固定するあと施工アンカーには所定のおねじ形締込み式を使う。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第10章「石工事」・内壁空積工法の下地ごしらえ
選択肢4 吹抜け壁タイルを半分だけ打診
× 不適当(正解)

屋内の吹抜け部分など、タイルが落下すると危険な箇所は、モルタルの硬化後に全面を打診して浮き等を確認します。施工者の自主検査でも、面積の1/2を調べるだけでは不足です。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 11.1.5(b)(1)「打診による確認」
覚えるポイント

吹抜け等の壁タイルは、モルタルや接着剤が硬化した後に全面打診する

この知識の出題:2018・2022年
吹抜け等の壁タイルは、モルタルや接着剤が硬化した後に全面打診する

正解:4番

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問18 軽量鉄骨壁下地の振れ止め位置

頻出度:★★

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確認ポイント:壁下地の振れ止めは床ランナー下端から1.2mごとに配置する

中心テーマ:軽量鉄骨壁下地の振れ止めの配置・補強
出題年度:2018・2019・2020・2022年(10年中4年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 天井下地の切断小口の防錆
○ 適当

JIS適合の亜鉛めっき下地鋼材の切断小口は、通常、錆止め塗りを省略できる。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第14章「金属工事」・軽量鉄骨天井下地の切断面の処置
選択肢2 ガラスブロックの伸縮目地
○ 適当

ガラスブロックの伸縮目地は5mごと、幅15mmが標準。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第16章「建具工事」・ガラスブロック積みの伸縮調整目地
選択肢3 壁高さ3mで1段目を1.5mに設置
× 不適当(正解)

軽量鉄骨壁下地の振れ止めは、床ランナー下端から1.2mごとに設けます。壁高さ3mなら1.2m・2.4mの位置が基本で、中央1.5mに1段だけ設ける方法ではありません。上部ランナー近くの省略条件も別に確認します。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第14章・軽量鉄骨壁下地の振れ止め配置
選択肢4 ガラスのエッジクリアランス
○ 適当

エッジクリアランスは枠変形時のガラスと枠の衝突を防ぐために確認する。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第16章・ガラスのはめ込み/JASS 17・エッジクリアランス
覚えるポイント

壁下地の振れ止めは床ランナー下端から1.2mごとに配置する

この知識の出題:2018・2019・2022年
壁下地の振れ止めは床ランナー下端から1.2mごとに配置する

正解:3番

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問19 ビニル床シート下地の乾燥期間

頻出度:★★★

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確認ポイント:ビニル床シートのコンクリート下地は施工後28日以上放置し、乾燥を確認する

中心テーマ:ビニル床シートの下地・施工条件
出題年度:2018・2020・2021・2022・2025年(10年中5年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 コンクリート打込み21日後に張付け
× 不適当(正解)

ビニル床シートを張るコンクリート下地は、施工後28日以上放置し、十分に乾燥した状態とします。21日では所定の放置期間に届きません。28日経過だけで判断せず、実際の下地の乾燥も確認します。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 19.2.3(a)(1)・ビニル床シート等の下地
選択肢2 仕様ルートの特定天井の隙間
○ 適当

本問の仕様ルートでは、天井面構成部材と壁・柱との間に6cm以上の隙間を設けます。地震時に天井が周囲へ衝突するのを防ぐためです。異なる検証ルートや特別な納まりに一律適用する数値ではありません。

根拠・考え方(選択肢2):建築基準法施行令第39条第3項/平成25年国土交通省告示第771号・仕様ルートのクリアランス(出題当時)
選択肢3 乾式石張りの石材寸法
○ 適当

外壁乾式石張りの標準材寸法は面積0.8m²以下、有効厚30~70mm。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第10章・外壁乾式工法の石材寸法
選択肢4 カーテンウォールの躯体付け金物
○ 適当

カーテンウォール躯体金物の標準許容差は鉛直±10mm、水平±25mm。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 第17章「カーテンウォール工事」・躯体付け金物の取付け位置
覚えるポイント

ビニル床シートのコンクリート下地は施工後28日以上放置し、乾燥を確認する

この知識の出題:2018年
ビニル床シートのコンクリート下地は施工後28日以上放置し、乾燥を確認する

正解:1番

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問20 横走り排水管の最小勾配

頻出度:★★

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確認ポイント:呼び径65以下の屋内横走り排水管は、最小勾配1/50とする

中心テーマ:屋内横走り排水管の最小勾配
出題年度:2018・2024年(10年中2年)

屋内横走り排水管の呼び径 最小勾配
65以下 1/50
75・100 1/100
125 1/150
150以上 1/200

呼び径125で勾配1/150は、水平距離1.5m当たり10mmの落差です。1/200では同じ距離で7.5mmしか下がらず、勾配不足になります。

選択肢 判断・解説
選択肢1 埋込分電盤の外箱の固定
○ 適当

埋込分電盤の箱は型枠に固定し、打込み時の位置ずれを防ぐ。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編、平成28年版)・分電盤の据付け
選択肢2 雷保護の引下げ導線の配置
○ 適当

雷引下げ導線は保護レベル別間隔で均等配置し、突角付近にも設ける。

根拠・考え方(選択肢2):同電気設備工事編・雷保護設備/JIS A 4201・引下げ導線の配置
選択肢3 呼び径125の排水勾配1/200
× 不適当(正解)

屋内横走り排水管の最小勾配は、呼び径65以下が1/50、75・100が1/100、125が1/150、150以上が1/200です。本問は呼び径125を1/200としており、必要な勾配より緩すぎます。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編、平成28年版)第2編第2章第6節 2.6.2(b)「勾配」
選択肢4 換気口を屋外避難階段から離す
○ 適当

換気口を屋外避難階段から2m以上離し、煙等の影響を抑える。

根拠・考え方(選択肢4):建築基準法施行令第123条第2項第1号・屋外避難階段から2m以内の開口部制限
覚えるポイント

呼び径65以下の屋内横走り排水管は、最小勾配1/50とする

この知識の出題:2018・2024年
呼び径65以下の屋内横走り排水管は、最小勾配1/50とする

正解:3番

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問21 石張り目地のシーリング材の選定

頻出度:★★★

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確認ポイント:特記のない石張り目地は2成分形変成シリコーン系とし、通常のシリコーン系と区別する

中心テーマ:外壁乾式石張りの納まり・施工
出題年度:2018・2019・2020・2023・2025・2026年(10年中6年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 打込み直前の二次スライム処理
○ 適当

二次スライム処理は鉄筋建込み後、コンクリート打込み直前に実施する。

根拠・考え方(選択肢1):公共標仕 第4章第4節・場所打ち杭の二次スライム処理
選択肢2 銅板葺きのステンレス製留付け材
○ 適当

銅板の留付けにステンレス金物を使える。電食等に配慮して材種を選ぶ。

根拠・考え方(選択肢2):公共標仕 第13章「屋根及びとい工事」・銅板葺きの留付け材料
選択肢3 亜鉛めっき鋼面の錆止め塗料
○ 適当

亜鉛めっき鋼面には適合する変性エポキシ樹脂系錆止めを用いる。

根拠・考え方(選択肢3):公共標仕 第18章「塗装工事」・亜鉛めっき鋼面の錆止め塗料
選択肢4 石材目地にシリコーン系を採用
× 不適当(正解)

特記のない外壁乾式石張りの目地は、2成分形変成シリコーン系シーリング材を標準とします。通常のシリコーン系では石材を汚染するおそれがあります。「シリコーン」と「変成シリコーン」は別の材料です。

根拠・考え方(選択肢4):公共標仕 10.5.3(f)・乾式石張りの目地/表9.7.1「被着体の組合せとシーリング材の種類」
覚えるポイント

特記のない石張り目地は2成分形変成シリコーン系とし、通常のシリコーン系と区別する

この知識の出題:2018年
特記のない石張り目地は2成分形変成シリコーン系とし、通常のシリコーン系と区別する

正解:4番

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問22 金属系アンカーの穿孔深さ

頻出度:★★

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確認ポイント:本体打込み式の改良型金属系アンカーで、穿孔深さと有効埋込み深さを同じにしない

中心テーマ:耐震改修のあと施工アンカーの穿孔
出題年度:2017・2018・2023・2026年(10年中4年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 高さ/径1.5のコア強度補正
○ 適当

高さhと直径dの比h/d=1.5のコアは、その比に応じた補正係数を試験強度に掛け、h/d=2の供試体に相当する強度へ換算します。短いコアは端面拘束の影響で高い強度が出やすいため、同じ形状条件へそろえる処理です。

根拠・考え方(選択肢1):JIS A 1107「コンクリートからのコアの採取方法及び圧縮強度試験方法」・高さ/直径の補正
選択肢2 スタッドの100本ごとの抜取試験
○ 適当

スタッドの仕上り高さ・傾きは種類等ごと100本又は端数をロットに抜取確認する。

根拠・考え方(選択肢2):改修標仕 第8章・スタッド溶接の試験/公共標仕 7.7.5(a)(1)(ⅲ)
選択肢3 グラウト強度を材齢3日・28日で管理
○ 適当

グラウト材は材齢3日・28日の圧縮強度を管理する。

根拠・考え方(選択肢3):改修標仕 第8章・鉄骨ブレースの設置とグラウト材の品質管理
選択肢4 穿孔深さを有効埋込み深さと同じにする
× 不適当(正解)

本体打込み式の改良型金属系アンカーは、拡張機構や施工時の余裕を含め、製品仕様に応じた穿孔深さが必要です。有効埋込み深さは力を伝えるのに有効な部分の深さで、孔の全深さとは異なります。同じ深さでよいと一律に決める記述が不適切です。

根拠・考え方(選択肢4):改修標仕 第8章第12節「あと施工アンカー工事」・穿孔/アンカー製造所の施工仕様
覚えるポイント

本体打込み式の改良型金属系アンカーで、穿孔深さと有効埋込み深さを同じにしない

この知識の出題:2018年
本体打込み式の改良型金属系アンカーで、穿孔深さと有効埋込み深さを同じにしない

正解:4番

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問23 低圧樹脂注入後の器具撤去時期

頻出度:★★

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確認ポイント:低圧樹脂注入後は器具を付けたまま硬化養生し、硬化後に撤去する

中心テーマ:コンクリート外壁ひび割れへの樹脂注入
出題年度:2018・2020・2022・2025年(10年中4年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 15kg未満のブレーカーで撤去
○ 適当

躯体損傷を抑えるため、保護コンクリート撤去は15kg未満のハンドブレーカーとする。

根拠・考え方(選択肢1):改修標仕 第3章「防水改修工事」・保護コンクリートの撤去
選択肢2 石綿除去材の湿潤化と袋詰め
○ 適当

除去石綿は湿潤状態を保ち、所定の袋で封じ込める。

根拠・考え方(選択肢2):改修標仕・石綿含有建材の除去/石綿障害予防規則・湿潤化と運搬・貯蔵時の措置
選択肢3 樹脂が硬化する前に器具撤去
× 不適当(正解)

自動式低圧エポキシ樹脂注入では、注入器具を付けたまま硬化養生し、硬化を確認してから器具と仮止めシール材を撤去します。未硬化で外すと樹脂が流出し、ひび割れ内部の充塡が不足するおそれがあります。

根拠・考え方(選択肢3):改修標仕 第4章・自動式低圧エポキシ樹脂注入工法の養生・器具撤去
選択肢4 動きの小さい建具取合いの三面接着
○ 適当

原則はボンドブレーカー等による二面接着ですが、所定の目地深さを確保し、建具枠回りのように動きの小さい目地では、三面接着とできる場合があります。本問はその条件を満たします。「三面接着は必ず誤り」と決めつけないようにします。

根拠・考え方(選択肢4):改修標仕 第5章「建具改修工事」・かぶせ工法/3.7.4(b)(3)・動きの小さい目地の三面接着
覚えるポイント

低圧樹脂注入後は器具を付けたまま硬化養生し、硬化後に撤去する

この知識の出題:2018・2022年
低圧樹脂注入後は器具を付けたまま硬化養生し、硬化後に撤去する

正解:3番

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問24 ヒービングとリバウンドの区別

頻出度:★★

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確認ポイント:粘性土の回り込みはヒービング。除荷によるリバウンド、被圧水による盤ぶくれと区別する

中心テーマ:掘削底が膨れ上がるヒービング
出題年度:2018・2021・2023年(10年中3年)

現象 掘削底が隆起する主な理由
ヒービング 山留め背面の軟弱粘性土が底へ回り込む
リバウンド 掘削による除荷で地盤が戻るように隆起する
盤ぶくれ 難透水層を下から被圧地下水が押し上げる
選択肢 判断・解説
選択肢1 セトリングと丸太壁の沈下
○ 適当

セトリングは丸太の乾燥収縮・自重等により壁高さが低下する現象。

根拠・考え方(選択肢1):丸太組構法の設計・施工指針・セトリングへの対応
選択肢2 粘性土の回り込みをリバウンドとする
× 不適当(正解)

山留め背面の軟弱粘性土が掘削底へ回り込んで膨れ上がる現象はヒービングです。リバウンドは、掘削で土の重さが取り除かれ、除荷によって地盤が戻るように隆起する現象です。盤ぶくれの被圧水による押上げとも区別します。

根拠・考え方(選択肢2):山留め設計施工指針・ヒービングとリバウンド
選択肢3 ラミネーションと鋼材内部欠陥
○ 適当

ラミネーションは圧延により介在物等が層状に伸びた鋼材内部欠陥。

根拠・考え方(選択肢3):JASS 6「鉄骨工事」・鋼材の内部欠陥とラミネーション
選択肢4 強化ガラスの表面圧縮応力
○ 適当

強化ガラスは急冷で表面に圧縮応力を生じさせ、強度を高めたガラス。

根拠・考え方(選択肢4):JIS R 3206「強化ガラス」/板硝子協会・強化ガラスの製造と性能
覚えるポイント

粘性土の回り込みはヒービング。除荷によるリバウンド、被圧水による盤ぶくれと区別する

この知識の出題:2018年
粘性土の回り込みはヒービング。除荷によるリバウンド、被圧水による盤ぶくれと区別する

正解:2番

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問25 監理委託契約の損害賠償

頻出度:★★

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確認ポイント:委託者の責めに帰すことができない事由まで、当然に損害賠償の対象とはしない

中心テーマ:監理委託契約の債務不履行と損害賠償
出題年度:2018・2022年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 双方に責任のない業務不能と報酬
○ 適当

双方に帰責事由がない業務不能でも、遂行済み割合の報酬を請求できる。

根拠・考え方(選択肢1):出題当時の四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」・履行不能の場合の報酬
選択肢2 委託者に責任がなくても損害賠償
× 不適当(正解)

委託者が責任を負うべき事由によらないことを証明した場合は、別段の定めがない限り、契約違反による損害賠償を当然には請求できません。「責任がないことを証明しても請求できる」という点が誤りです。

根拠・考え方(選択肢2):同業務委託契約約款「損害賠償」・委託者の責めに帰すことができない事由
選択肢3 不適切な図書・指示への書面通知
○ 適当

図書・指示での施工が不適当なら、直ちに書面で発注者又は監理者に通知する。

根拠・考え方(選択肢3):出題当時の民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」・工事用図書・指示への疑義の通知
選択肢4 不適合施工の修補と工期の扱い
○ 適当

受注者側の不適合施工は、原則として受注者の費用で修補・改造し、それを理由とする工期延長は求められません。ただし、支給材料や発注者・監理者の指示に起因する場合等の、約款上の例外まで否定する記述ではありません。

根拠・考え方(選択肢4):同工事請負契約約款「設計図書等に適合しない施工」・修補または改造の費用と工期
覚えるポイント

委託者の責めに帰すことができない事由まで、当然に損害賠償の対象とはしない

この知識の出題:2018・2022年
委託者の責めに帰すことができない事由まで、当然に損害賠償の対象とはしない

正解:2番

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平成30年度の公式正解と全25問を照合しています。解説・学習用見出し・頻出度は独自に整理したものです。