電験二種(二次試験)に合格する勉強法:11のポイント(実体験)
目次
目次
電験二種(電気主任技術者試験)の勉強法と合格法について
【令和3年度に電験二種を受験し】、合格を勝ち取ることができました。電験二種の勉強法と合格法について、大事な11個のポイントをお伝えしたいと思います。
「11個って多いな!」と自分でも思いますが、そのうちの1つだけでも見ていただいた皆様の参考になれば幸いです。
※補足(公式情報の確認先)
・試験日程/受験案内(毎年更新):第二種電気主任技術者試験(試験日程)
・過去問(問題・解答の公表):第二種電気主任技術者試験の問題と解答
・電卓の扱い(制限があるので必ず要確認):(FAQ)電卓は使えますか?
電験二種(難関資格)合格のための11個のポイントについて
私自身、電験二種には非常に苦しめられました。難易度が高すぎて、勉強のやる気がまったくもって湧いてきませんでした。過去の日記を見てもらえると、私の苦悩を分かってもらえると思います。
どうすれば電験二種に合格できるのか、考えに考え抜いた結果、11個の重要なポイントを考案しましたので、優先順位が高い方から順にお伝えしていきます。
勉強方法は人それぞれ向き不向きがあると思いますが、参考にしていただけると幸いです。
〖勉強法の11個のポイント〗
- スマートフォン(スマホ)を遠ざける
- 10分でもいいので勉強の習慣を付ける
- 試験問題を予想して範囲を絞って勉強する
- 決めた範囲を繰り返し学習する
- アウトプットを意識して勉強する
- 30分程度でこなせる目先の目標を毎回立てる
- 決めた範囲を見直してみる
- 睡眠をしっかりとる
- 人がいるところで勉強する
- 寝る前に今日の自分を褒める
- 軽い運動をする
※ここだけ先に超重要(選択と答案の落とし穴)
- 二次は「選択して解く」方式。得意分野を増やして回避できるようにする。
- 計算問題は途中式・根拠を省略しすぎない(答案が不明瞭だと失点の原因)。
- 記述問題は「○つ答えよ」など設問の指示に厳密に従う。
①スマートフォン(スマホ)を遠ざける
これが断トツで重要なポイントです。以下の書籍を見ていただけると、スマートフォンのヤバさが分かると思います。
スマホをついつい触ってしまう方は、ぜひこの本を読んでほしいです。
【スマホ脳(新潮新書) Kindle版】
この本を読んで気が付いたのですが、今まで勉強に身が入らなかったのは、スマホ依存が原因でした。この本を読むまで、私がスマホ依存であることに気が付きませんでした。
思い返せば、空き時間があればスマホを触ってしまい、一度触ってしまうとスマホを長時間見ていました。
そして、勉強のやる気が無くなっていき、結局勉強しないというのがいつものパターンでした。
そこで私は、スマホは麻薬と同じであるという認識を持ち、なるべくスマホを遠ざける努力をしました。
まず、今まで使っていた最新機種のiPhoneを、中古で買った古いiPhoneに取り替えました。こうすることにより、利便性をあえて下げ、スマホの依存度を下げるように考えました。
さらに、携帯を2台持ちとし、1台を仕事用(仕事で使用するアプリやLINEが入っている)、もう1台を勉強用(通話の機能のみを持つように制限)としました。
人間は意思の弱い生き物であると自覚し、徹底的に勉強できる環境を作ることが重要だと思います。
【追記】実務的に効いた小ワザ
- 勉強中はスマホを別室に置く(手の届く場所に置かない)
- 通知は原則OFF(SNS/ニュース/動画)
- 調べ物は“まとめて”行い、都度検索で脱線しない
ついついテレビを見てしまうような方は、思い切ってテレビを捨ててしまうというのも選択肢だと思います。
②10分でもいいので勉強の習慣を付ける
次に、勉強の習慣付けが非常に重要です。
1日10分間だけでもいいので、勉強する習慣を付けるようにしましょう。
忙しい日はトイレの中や、通勤の電車の中、就寝前等、頑張って10分間の勉強時間を確保しましょう。
とりあえず毎日勉強に取り掛かるという習慣が身に付けば、勉強が苦で無くなると思います。
【追記】10分で終わる“最小メニュー”を固定すると強い
- 過去問の小問(1)だけ(途中式まで)
- 暗記カード10枚だけ
- 前回のミスを3行でメモ
③試験問題を予想して範囲を絞って勉強する
この「範囲を絞って勉強する」ということも非常に重要です。なぜなら電験二種の二次試験の範囲は膨大であり、全てを網羅して勉強することは不可能だからです。
範囲を絞ることにより、勉強範囲外から問題が出題される可能性がありますが、そんなときは潔く諦めるしかありません。
令和3年度の二次試験に受験した私の場合、潔く以下のように範囲を絞りました。
※ただし、範囲を絞った結果、令和3年度の二次試験の電力・管理では勉強していなかった速度調定率が出題され、機械・制御ではほとんど勉強していなかった誘導機が出題されました。範囲を絞る以上、このようなケースが出てきますが、これは仕方がないと思います。
曖昧に広い範囲を勉強するより、絞った範囲をキッチリ勉強するほうが得点に結びつくと思います。
【追記】絞り方の基準(事故を減らす)
- 過去問を年度順に並べ、テーマをタグ付けする(短絡/潮流/同期機/制御…など)
- 「確実に拾える」テーマから必勝セットを作る
- 保険テーマを1〜2個だけ用意しておく
〖電力・管理〗
・超簡単なものを除き、水力発電を捨てる(水力発電は昨年度に出題されたため)
・「分布負荷の計算」や「電力円線図」のような近年出題されている問題を捨てる
・出題が予想される過去問を厳選して約30問に絞る
・論説問題の短文の問(例えば「自然循環ボイラの仕組みを述べよ」等)を150問作成し、その答えの重点部分のみ暗記する)
〖機械・制御〗
・超簡単なものを除き、誘導機を捨てる(3年連続出題されていたため)
・パワエレを捨てる
・論説問題は勉強しない
・出題が予想される過去問を厳選して約30問に絞る
④決めた範囲を繰り返し学習する
これも非常に重要です。時間が経つと、人間は勉強したことを忘れます。
私の場合、2~3週間で決めた範囲を1周するように勉強していました。
【追記】周回の“型”を作ると安定する
- 1周目:解法の流れを覚える
- 2周目:時間を測って解く
- 3周目:答案の見た目を整える(単位・桁・結論)
⑤アウトプットを意識して勉強する
良くない勉強法の1つとして、「参考書を読む」が挙げられます。参考書を読んで勉強した気になったものの、この勉強したことを試験本番でアウトプットできなければ意味がありません。
論説問題の場合は、暗記カード(例えば表面に問題、裏面に答えを書いたもの)を作成する等して、クイズ形式での勉強が効果的です。
【追記】二次は“答案で点を取る競技”なので型を持つ
- 計算:与条件→使う式→代入→計算→単位→結論
- 記述:結論→理由→補足(箇条書きでもOK)
(内部リンク)論説対策を厚くしたい方は、こちらも参考になります。
電験二種二次試験の論説問題対策について(第二種電気主任技術者)
⑥30分程度でこなせる目先の目標を毎回立てる
長期目標だけだと心が折れやすいので、毎回「30分で終わる目標」を作るのがおすすめです。
- 過去問:小問(1)〜(2)だけを答案として書く
- 論説:暗記カードを20枚だけ回す
- 復習:前回のミスだけをノート1ページにまとめる
⑦決めた範囲を見直してみる
一度絞った範囲でも、学習が進むと「伸びる分野/伸びない分野」が見えてきます。
- 2週間〜1カ月に1回、正答率で棚卸し
- 伸びない分野は“捨てる”か、最低限の型だけ覚える
- 得点源が増えたら、保険分野を1つ足す
⑧睡眠をしっかりとる
睡眠は勉強効率に直結します。寝不足は集中力・記憶の両方を削ります。
⑨人がいるところで勉強する
家だとサボる人ほど、環境の力を借りた方が勝てます。
⑩寝る前に今日の自分を褒める
電験二種は長期戦なので、メンタル維持が実力です。
⑪軽い運動をする
運動は頭の切り替えに効きます。散歩や軽いストレッチで十分です。