令和7年度(2025年)一級建築士「計画」過去問解説|全20問の正解と覚えるポイント
令和7年度(2025年)の一級建築士試験「学科Ⅰ・計画」について、全20問の正解と学習上のポイントを整理しました。各問の解説は、クリックすると開きます。
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建築技術教育普及センター 一級建築士 過去の試験問題 令和7年 計画
全20問とも、最も不適当な選択肢を選ぶ問題です。以下の判定は、公式の問題にある各選択肢に対応します。
★★★:頻出(5年以上)/★★:そこそこ出題(2〜4年)/★:出題が少ない(1年)。各問の4選択肢に含まれる知識テーマが出題された年度を数え、同じ年度は重複して数えません。同じ問題がそのまま出た回数ではありません。
類似問題データのテーマ分類に基づく学習用の目安です。対象テーマと年度は解説内に掲載しています。2025年の問題を2026年までのデータで振り返った集計で、将来の出題頻度を保証するものではありません。
問1 都市と暮らしの計画用語
頻出度:★★★
問1の正解・解説を表示
確認ポイント:フェーズフリーとユニバーサルデザインは、何を区別して考える用語でしょうか。
集計対象:歩行者中心の都市/フェーズフリー/行動と知覚/持続可能性と生活の質。対象テーマが出た年度:2018・2019・2021・2024・2025年(10年中5年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 循環経済 循環経済は、資源を使って捨てる一方向の流れを見直し、再利用・再資源化や建物の長寿命化で資源を循環させる考え方です。既存ストックの活用も含みます。 |
| 2:適当 | ウォーカブルシティ 徒歩で移動しやすく、滞在したくなる都市や公共空間を目指します。道路を単に通過する場所として扱うだけでなく、歩行者の居心地や活動を重視します。 |
| 3:適当 | アフォーダンス 環境が人に提供する行為の可能性を指します。例えば「座れる高さの面」は座る行為を促しますが、利用者の身体の大きさや能力によって可能な行為は変わります。 |
| 4:不適当 | フェーズフリー フェーズフリーは日常時と非常時の区切りを取り払い、どちらの場面でも役立つようにする考え方です。年齢や障害の有無などにかかわらず利用しやすくする説明は、ユニバーサルデザインに対応します。 |
フェーズフリーは「日常と非常時の両方」、ユニバーサルデザインは「多様な人が利用しやすいこと」。例えば日常はベンチ、災害時はかまどになる設備はフェーズフリーの考え方です。
正解:4番
問2 日本建築史と建築様式
頻出度:★★
問2の正解・解説を表示
確認ポイント:付書院と違い棚をもつ同仁斎は、どの建築様式の発展と結び付くでしょうか。
集計対象:出雲大社/東求堂/東大寺二月堂/日光東照宮。対象テーマが出た年度:2019・2025年(10年中2年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 日光東照宮 日光東照宮は石の間で本殿と拝殿を結ぶ権現造り。 |
| 2:不適当 | 東求堂同仁斎 同仁斎は付書院と違い棚を備える、初期の書院造りの代表例です。数寄屋造りという分類が誤りです。付書院・違い棚という特徴自体は適当なので、様式名を確認します。 |
| 3:適当 | 東大寺二月堂 二月堂は斜面へ張り出す床を束柱で支える懸造り。 |
| 4:適当 | 出雲大社 出雲大社は妻入りで入口が片側に偏る大社造り。 |
同仁斎は書院造りの初期の例として覚えます。付書院は窓側の造り付けの机、違い棚は高さをずらして設けた棚です。書院造りと、茶の湯の趣向を取り入れた数寄屋造りを取り違えないようにします。
正解:2番
問3 西洋建築史と採光・ドーム
頻出度:★★
問3の正解・解説を表示
確認ポイント:パンテオンの天窓と、クリアストーリーと呼ばれる高窓は、どこに設けられるでしょうか。
集計対象:サン・カルロ/ハギア・ソフィア/パルテノン/パンテオン。対象テーマが出た年度:2019・2022・2025年(10年中3年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:不適当 | パルテノン神殿 ドリス式の列柱という特徴は適当です。一方、クリアストーリーによる神室への採光という説明が不適当です。クリアストーリーは、側廊より高い身廊の壁などに設ける高窓と結び付けて覚えます。 |
| 2:適当 | パンテオン パンテオンは約43mのドームと頂部のオクルスをもつ。 |
| 3:適当 | ハギア・ソフィア ペンデンティヴは、方形の空間から円形のドームへつなぐ曲面の支持部分です。ハギア・ソフィアは巨大なドームを中心に、長手方向へ展開する空間を組み合わせたビザンチン建築です。 |
| 4:適当 | サン・カルロ聖堂 サン・カルロは楕円・凹凸曲面を用いたバロック建築。 |
パンテオンは古代ローマのドームと頂部の天窓(オクルス)。クリアストーリーは側廊の屋根より高い位置に設けられる高窓です。名称が似たパルテノンとパンテオンは、場所・時代・特徴を一組で整理します。
正解:1番
問4 天井・遮音壁・タイル・外壁
頻出度:★★★
問4の正解・解説を表示
確認ポイント:寒冷地の外壁タイルでは、吸水率の高低のどちらを重視すべきでしょうか。
集計対象:タイルと凍害/外壁の等圧・雨仕舞/遮音・吸音/天井の耐震対策。対象テーマが出た年度:2019・2020・2021・2022・2023・2025・2026年(10年中7年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 特定天井の隙間 設問が指定する、壁などとの間に隙間を設ける仕様ルートでは、60mm以上を確保する扱いが適当です。地震時に天井が周辺部へ衝突するのを抑えます。すべての天井・設計ルートに一律の数値として当てはめないでください。 |
| 2:適当 | 千鳥スタッドの遮音壁 スタッドを千鳥に配置すると、壁の両面間で振動が直接伝わる経路を減らせます。空気層のグラスウールは吸音を担います。「振動の伝達を減らす」と「空間内の音を吸収する」の二つを組み合わせます。 |
| 3:不適当 | タイルの凍害 寒冷地では、凍結する水を吸い込みにくい低吸水率のⅠ類が適します。吸水率の高いⅢ類へ変更すると凍害の危険を増やすため、不適当です。 |
| 4:適当 | オープンジョイント 接合部の内外で圧力差を小さくし、圧力差により雨水が押し込まれるのを抑えます。入り込んだ水は重力によって排出します。等圧空間・内側の気密・排水の経路を組み合わせる考え方です。 |
凍害は、材料に入った水が凍って膨張し、損傷を起こす現象です。水を吸いにくいタイルほど対策に有利です。外壁のオープンジョイントは、外側だけで水を完全に止めるのではなく、等圧化と排水を組み合わせます。
正解:3番
問5 既存建築物の活用と建物寿命
頻出度:★★
問5の正解・解説を表示
確認ポイント:税務上の法定耐用年数を過ぎると、建物には住めなくなるのでしょうか。
集計対象:建設リサイクル/空き家・建物寿命/長期優良住宅。対象テーマが出た年度:2022・2023・2025・2026年(10年中4年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 空き家の統計 900万戸は2023年住宅・土地統計調査の空き家数。調査時点の統計として読む。 |
| 2:適当 | 建設リサイクルの対象 特定建設資材はコンクリート、コンクリート・鉄の複合材、木材、アスファルト・コンクリート。 |
| 3:適当 | 長期優良住宅の維持保全 長期優良住宅は構造・防水・設備等の維持保全計画を必要とする。 |
| 4:不適当 | 法定耐用年数 法定耐用年数は減価償却費を計算する税務上の年数です。期限を過ぎたら居住できなくなるという規定ではありません。実際の使用期間は、建物の状態・維持管理・改修などによって変わります。 |
法定耐用年数は税務上の費用配分に使う年数です。建物の物理的寿命や、安全に使える期間とは一致しません。空き家約900万戸は2023年の調査結果であり、常に最新の戸数を表す数値ではありません。
正解:4番
問6 木材の塗装・蟻害・腐朽
頻出度:★★
問6の正解・解説を表示
確認ポイント:木材へ浸透する着色剤と、表面に保護塗膜をつくる塗料は同じ働きでしょうか。
集計対象:木材の保存・塗装。対象テーマが出た年度:2021・2025年(10年中2年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | ポリウレタン樹脂塗料 ポリウレタン塗膜は床等の耐摩耗性・耐水性を高める。 |
| 2:不適当 | オイルステイン オイルステインは木材へ浸透して着色する塗料であり、保護塗膜を形成するという説明が不適当です。着色と表面保護を区別し、外部で使う場合の耐候性や必要な保護仕上げを別途検討します。 |
| 3:適当 | ヤマトシロアリ ヤマトシロアリは湿潤な地面付近や水回りで被害が出やすい。 |
| 4:適当 | 腐朽菌の繁殖条件 腐朽菌の繁殖条件の一つを断つことで腐朽を抑えられる。 |
オイルステインは「浸透して着色」、ポリウレタン樹脂塗料は「塗膜で保護」と区別します。腐朽対策は、水分をためない・乾燥しやすくすることが基本です。防腐と防蟻は対象が異なるため、別々に確認します。
正解:2番
問7 事務所の配置・コア・防犯
頻出度:★★★
問7の正解・解説を表示
確認ポイント:夏期の日射対策では、東西面と南北面のどちらに主要な開口を増やすのが基本でしょうか。
集計対象:日射・屋根・日影/オフィスのコア計画/防犯と自然監視/容積率・高度利用と敷地制度。対象テーマが出た年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026年(10年中10年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 天空率の利用 天空率の基準を満たすことで、対象となる道路・隣地・北側斜線制限に代えて適合を確認する方法を使えます。建物形状の自由度を高める手法ですが、他の法規制まで免除されるわけではありません。 |
| 2:不適当 | 日射とコアの位置 東西面の開口を増やすと、朝夕の低い角度の日射を受けやすくなり、夏期の熱負荷対策として不利です。東西面へコアなどを配置し、主要な開口を南北面に取るのが基本的な考え方です。 |
| 3:適当 | センターコア 貸室を分割する場合、共用部を中央にまとめると、共用廊下などを抑えやすくなります。レンタブル比は貸付可能な面積の割合です。ただし、すべての形状でセンターコアが最適という意味ではありません。 |
| 4:適当 | セキュリティの段階 管理の段階を低い区域から高い区域へ連続させるのは適切。 |
東西からの日射は太陽高度が低く、庇だけでは遮りにくくなります。東西面にコア、南北面に主要な開口を配置する考え方が基本です。コアは階段・エレベーター・トイレなどの共用機能をまとめた部分です。
正解:2番
問8 階段・浴槽・車路・カウンターの寸法
頻出度:★★★
問8の正解・解説を表示
確認ポイント:駐車場の一方通行車路と対面通行車路では、普通自動車用の幅をどう区別しますか。
集計対象:駐車区画と車路幅/カウンター・調理台/階段の寸法・安全/浴槽・移乗・家具。対象テーマが出た年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026年(10年中10年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 階段の頭上空間 階段の頭上空間2mは通行安全の目安。 |
| 2:適当 | 浴槽と移乗台 浴槽深さ500mm、移乗台・エプロン450mmは移乗に配慮した例。 |
| 3:不適当 | 駐車場の車路幅 設問の規模・用途の路外駐車場では、普通車の一方通行車路は原則3.5m以上が必要で、3mでは不足します。対面通行車路の6mは適当です。小規模施設や特殊な条件へ数値を無条件に当てはめないようにします。 |
| 4:適当 | 受付カウンター ローカウンター700mm、ハイ1,000mmは多様な利用者への対応例。 |
この問題の路外駐車場は、一方通行3.5m以上、対面通行5.5m以上が基本となるため、対面6mは適当、一方通行3mは不足します。数値を単独で覚えず、車種・通行方向・対象となる駐車場を一緒に確認します。
正解:3番
問9 便所・洗面所のバリアフリー
頻出度:★★★
問9の正解・解説を表示
確認ポイント:おむつ交換台を壁と直交して使う場合、奥行寸法は誰のどの動作に合わせて考えますか。
集計対象:車椅子の通過・回転/手すり/乳幼児用設備/便房・便器の計画。対象テーマが出た年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026年(10年中10年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:不適当 | おむつ交換台の利用方向 壁面と直交する方向で乳幼児を寝かせる形式では、台の奥行が身体の長さに対応します。500mmでは不足するため不適当です。壁と平行に寝かせる形式の奥行寸法と混同せず、台の利用方向・幅・奥行を対応させます。 |
| 2:適当 | 車椅子の回転空間 内法2m×2mと直径1.8mの回転空間を、便器・洗面器・オストメイト設備などの配置も含めて確保する考え方が適当です。室の外形寸法だけ満たしても、設備によって回転を妨げてはなりません。 |
| 3:適当 | 便房の操作部 紙巻器・洗浄ボタン・呼出しボタンの位置関係を統一すると、視覚障害者などが操作部を探しやすくなります。設問の前後関係と高さの説明は適当です。設置高さだけでなく、便器を基準とする位置関係を覚えます。 |
| 4:適当 | 手すりの高さ 水平手すりは便座の座面から250mm程度上に設け、移乗や姿勢保持を助けます。床から250mmという意味ではありません。固定側と可動側を使い分け、車椅子からの移乗の支障を減らします。 |
乳幼児の身体を寝かせる向きと台の奥行を対応させます。数字がそれらしく見えても、身体や介助動作が収まるかを考えると判断しやすくなります。設問が指定する資料は令和3年3月版であり、最新版の規定と混ぜずに読んでください。
正解:1番
問10 都市計画の理論と提案
頻出度:★★
問10の正解・解説を表示
確認ポイント:田園都市と近隣住区は、それぞれ誰が提案した理論でしょうか。
集計対象:田園都市と近隣住区/歴史的都市計画。対象テーマが出た年度:2017・2021・2022・2025年(10年中4年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | オスマンのパリ改造 オスマンは直線的な幹線街路でパリを改造した。 |
| 2:不適当 | ペリーとハワード 都市と田園の利点を組み合わせ、レッチワースへつながる構想はハワードの田園都市論です。ペリーは小学校を中心とした近隣住区の理論を提案しました。人物名と理論の組合せが誤りです。 |
| 3:適当 | アテネ憲章 アテネ憲章は居住・労働・余暇・交通の機能分化を論じた。 |
| 4:適当 | 東京計画1960 東京計画1960は都市軸による線形発展を提案した。 |
ハワード=田園都市、ペリー=近隣住区。近隣住区は小学校を中心に日常生活のまとまりを考え、通過交通を幹線道路へ分けます。田園都市は都市と農村の長所を組み合わせる構想です。
正解:2番
問11 都市計画・緑化・歴史的環境の制度
頻出度:★★★
問11の正解・解説を表示
確認ポイント:高度利用地区と地区計画は、同じ制度として説明してよいでしょうか。
集計対象:景観・歴史的環境の保存/地区計画・協定/都市の緑地制度/容積率・高度利用と敷地制度。対象テーマが出た年度:2017・2020・2021・2023・2024・2025・2026年(10年中7年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 総合設計制度 総合設計は空地等の公共貢献に応じ許可で容積率等を緩和する。 |
| 2:適当 | 緑化地域 緑化地域では一定の新築・増築に緑化率を求める。 |
| 3:不適当 | 高度利用地区 住民と市町村で地区の将来像やルールを定める説明は、地区計画に対応します。高度利用地区は、容積率の最高・最低限度、建蔽率の最高限度などを定め、土地の合理的で健全な高度利用を図る制度です。 |
| 4:適当 | 伝統的建造物群保存地区 伝建地区は建造物群と一体の環境を保存する市町村の指定。 |
地区計画は地区ごとの将来像や建築・土地利用のルール、高度利用地区は土地の合理的で健全な高度利用のための容積率等の制限、と整理します。総合設計は空地等の公共的な貢献と許可による緩和を結び付けます。
正解:3番
問12 住まいの面積水準と高齢者支援
頻出度:★★
問12の正解・解説を表示
確認ポイント:安否確認・生活相談を受ける住宅と、リハビリによる在宅復帰を目指す施設は同じでしょうか。
集計対象:高齢者の住まいと支援/居住面積水準/子育て支援住宅。対象テーマが出た年度:2017・2020・2023・2025年(10年中4年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 最低居住面積水準 設問が指定する令和3年の住生活基本計画では、単身者の最低居住面積水準は原則25㎡です。「最低」と、より豊かな住生活を目指す「誘導」の面積水準を区別します。 |
| 2:適当 | 子育て支援型共同住宅 当該支援事業は転落防止等と交流環境の整備を支援する。 |
| 3:適当 | シルバーハウジング シルバーハウジングは住宅と生活援助員の支援を組み合わせる。 |
| 4:不適当 | サービス付き高齢者向け住宅 サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー等の要件と安否確認・生活相談サービスを備える住宅です。リハビリを受けて在宅復帰を目指すという説明は、介護老人保健施設などの目的との混同です。 |
サービス付き高齢者向け住宅の基本サービスは安否確認と生活相談です。介護老人保健施設の「在宅復帰を目指すリハビリ」と区別します。制度・補助事業の名称や条件は、設問で指定された年度のものを確認します。
正解:4番
問13 団地再生・復興住宅の事例
頻出度:★★
問13の正解・解説を表示
確認ポイント:真野ふれあい住宅と、平屋のグループハウスの事例を区別できるでしょうか。
集計対象:ゆいま〜る多摩平の森/釜石天神復興住宅/真野/堀川団地。対象テーマが出た年度:2018・2025年(10年中2年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | ゆいま〜る多摩平の森 ゆいま〜る多摩平の森は既存団地へ廊下・エレベーター等を増築した。 |
| 2:適当 | 堀川団地 堀川団地は耐震改修と住戸・共用機能の再編を行った。 |
| 3:適当 | 釜石市天神復興住宅 リビング側を共用廊下に向けるリビングアクセスを採用し、住戸と共用部のつながりによって交流や見守りを促しています。廊下の配置を階ごとに反転させる説明は適当です。 |
| 4:不適当 | 真野ふれあい住宅 真野ふれあい住宅は、独立した住戸と共同の食堂・台所などを備えるコレクティブハウジングです。中庭を軸にした平屋のグループハウスという説明は、グループハウス尼崎の事例との混同です。 |
真野ふれあい住宅は、独立した住戸と共同の食堂・台所などを組み合わせたコレクティブハウジングです。平屋で中庭を中心に構成する説明は、グループハウス尼崎の特徴との取り違えとして整理します。
正解:4番
問14 商業施設の避難・視環境・ビル風
頻出度:★★★
問14の正解・解説を表示
確認ポイント:大臣認定を受けた避難計画なら、テナント区画を自由に変更できるのでしょうか。
集計対象:ビル風対策/照明・視覚環境/駐車区画と車路幅/防災・防火と避難。対象テーマが出た年度:2017・2018・2019・2020・2022・2025・2026年(10年中7年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:不適当 | 避難安全検証と区画変更 大臣認定の避難安全検証は、認定を受けた計画条件に基づきます。テナントや区画の変更がその条件に影響すれば、再検討や必要な手続が生じます。短期間で容易に区画変更するためにこの方法を選ぶという説明が不適当です。 |
| 2:適当 | 劇場の暗順応 明るい場所から暗い客席へ向かう途中で段階的に照度を下げ、目を慣らします。赤色を基調とする扱いも設問では適当です。単なる装飾色ではなく、暗順応に配慮する視環境の計画として整理します。 |
| 3:適当 | 車椅子用駐車区画 車椅子駐車区画の色分けは位置・用途を分かりやすくする。 |
| 4:適当 | ビル風対策 外壁角の曲面化と常緑高木はビル風対策の手法。 |
安全検証は、用途・区画・避難経路などの条件を前提に成立します。認定があるから変更が自由になるとは限りません。ビル風は建物の角や周囲で生じる強い風に対し、建物形状や植栽などで対策します。
正解:1番
問15 美術館・保育所・図書館・避難所
頻出度:★★★
問15の正解・解説を表示
確認ポイント:避難所のトイレは、人目につきにくい場所へ離すだけでよいでしょうか。
集計対象:図書館・学習空間/展示と収蔵の環境/避難所の運営・設備/一時待避スペース。対象テーマが出た年度:2018・2019・2020・2021・2022・2023・2025・2026年(10年中8年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 美術館の光環境 紫外線を抑えた採光とLEDの調光を組み合わせ、展示室の光環境を管理する説明は適当です。ただし、紫外線を抑えてもすべての光劣化を防げるわけではなく、展示物に応じて照度や照射時間も管理します。 |
| 2:適当 | 保育所の一時待避 高階の保育室では付室等に幼児の待避空間を確保する。 |
| 3:適当 | 図書館のお話しコーナー 設問のお話しコーナーでは、100mmの低い段差で床座の場所と靴を扱う場所を区切る計画例が適当とされています。すべての利用経路へ段差を設けてよいという意味ではなく、車椅子利用などへの対応は別途確保します。 |
| 4:不適当 | マンホールトイレ 居住エリアから遠く、人目につきにくいトイレは、防犯や夜間の利用、高齢者等の移動に不利です。プライバシーを守りながら、アクセス・見通し・照明・防犯を確保する必要があります。 |
トイレではプライバシーと防犯の両方を確保します。入り口周辺の見通し、夜間の照明、居住場所からの移動のしやすさを確認します。臭気対策を優先して孤立した場所へ置くと、安全性を損なうことがあります。
正解:4番
問16 総合病院の部門・動線・LDR
頻出度:★★★
問16の正解・解説を表示
確認ポイント:LDRでは、出産の各段階で部屋を移動するのでしょうか。
集計対象:LDR/内視鏡検査/病院の部門配置/病室の面積・寸法。対象テーマが出た年度:2017・2019・2020・2022・2023・2024・2025年(10年中7年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 病室の出入口 1.35mの病室出入口はベッド搬送に対応する寸法例。 |
| 2:適当 | 下部内視鏡検査 内視鏡検査の待合には更衣・前処置用トイレが必要。 |
| 3:適当 | 中央材料部門 中央材料部門は器材の洗浄・滅菌と清潔な器材の供給を担います。手術部と専用搬送設備でつなぎ、他部門への搬送経路も確保する計画は適当です。清潔な器材と使用済み器材の交差を防ぐことも重要です。 |
| 4:不適当 | LDR LDRはLabor(陣痛)・Delivery(分娩)・Recovery(回復)を同じ一室で行う方式です。各段階ごとに専用の別室を用意するという説明が不適当です。 |
L=陣痛、D=分娩、R=回復。同じ一室で対応することで、産婦の移動負担を減らします。病院の動線は患者・職員・清潔物・使用済み器材などを分けて考えると、部門の位置関係を理解しやすくなります。
正解:4番
問17 駅舎・駅前複合施設の事例
頻出度:★
問17の正解・解説を表示
確認ポイント:東京駅丸の内駅舎の保存・復原は、創建時と戦災後のどちらの姿を目指したのでしょうか。
集計対象:エンクロス/岩見沢駅/京都駅/東京駅。対象テーマが出た年度:2025年(10年中1年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 岩見沢複合駅舎 岩見沢駅は赤レンガと再利用レールのマリオンが特徴。 |
| 2:不適当 | 東京駅丸の内駅舎 東京駅丸の内駅舎は、創建時の3階建てとドームを復原し、免震化しました。戦災後に復興した2階建ての外観をそのまま保存した、という説明が誤りです。 |
| 3:適当 | 京都駅ビル 京都駅は谷状の中央空間と東西の段丘状構成をもつ。 |
| 4:適当 | エンクロス エンクロスはRCグリッドの空間へ待合・閲覧・交流機能を配置する。 |
東京駅は戦災後の2階建ての姿をそのまま残したのではなく、創建時の3階建てとドームを復原しました。「保存」と「復原」が対象とする部分・時代を分けて覚えます。
正解:2番
問18 設計・監理業務の委託契約
頻出度:★★★
問18の正解・解説を表示
確認ポイント:業務の全部一括委託と一部委託では、同じ承諾条件でよいでしょうか。
集計対象:再委託/設計業務の契約・変更/著作権と氏名表示。対象テーマが出た年度:2017・2018・2019・2023・2025年(10年中5年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | 委託者の情報提供 業務に必要な情報は委託者が求めに応じ速やかに提供する。 |
| 2:不適当 | 全部一括の再委託 四会連合協定の約款では、業務の全部を一括して第三者へ委託することは禁止されます。委託者の書面同意があれば全部一括で委託できるという説明が不適当です。一部の委託に関する条件と区別します。 |
| 3:適当 | 受託者の氏名表示 建築物への受託者名表示には委託者の承諾を得る。 |
| 4:適当 | 進捗の説明・報告 委託者の請求があれば、特約がなくても業務進捗を説明・報告する。 |
四会連合協定の約款で、全部の一括委託は禁止、一部の委託は所定の条件による、と区別します。「書面で同意を得れば、全部を丸投げできる」と覚えないことが重要です。設計・監理業務の委託と、工事の下請契約も区別してください。
正解:2番
問19 建築積算の仮設・躯体区分
頻出度:★
問19の正解・解説を表示
確認ポイント:複数の工事科目で共通して使う仮設と、一つの科目だけで使う仮設はどう呼び分けますか。
集計対象:積算の仮設と区分。対象テーマが出た年度:2025年(10年中1年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:不適当 | 直接仮設と専用仮設 工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使うのが直接仮設です。一つの工事科目だけで使用するものは専用仮設であり、設問は名称を取り違えています。 |
| 2:適当 | 災害防止設備 養生・安全ネット・手すり等は災害防止設備。 |
| 3:適当 | 木躯体の積算範囲 木躯体は軸組・床組・小屋組・壁・階段等に区分し、接合具や防腐・防蟻処理等を含める。 |
| 4:適当 | コンクリート躯体の接続 基礎、柱、梁、床板などの区分順で、先の部分へ後の部分が接続するものとして計測します。例えば柱と梁の交差部を区分する際に、同じ数量を両方へ重複計上しない考え方です。 |
直接仮設=工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使用、専用仮設=特定の工事科目だけで使用。日常語の「直接」から推測せず、積算基準での用語として覚えます。接続部は区分順を守り、数量の重複や抜けを防ぎます。
正解:1番
問20 PPP・発注方式・コストの透明化
頻出度:★★★
問20の正解・解説を表示
確認ポイント:デザインビルドは設計と施工を分離する方式でしょうか、一括する方式でしょうか。
集計対象:CM・オープンブック/PPP・PFIと事業方式/デザインビルド・発注方式。対象テーマが出た年度:2017・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025年(10年中8年)。
| 選択肢・判定 | 確認する内容と解説 |
|---|---|
| 1:適当 | PPP PPPは公共サービスへの民間参画を広く捉える。 |
| 2:適当 | 詳細設計付工事発注方式 詳細設計付発注は主要条件の確定後、詳細設計と施工を一括する。 |
| 3:不適当 | デザインビルド デザインビルドは設計と施工を一括して発注する方式です。設計者と施工者へ分離発注し、それぞれの責任を分ける説明は、設計施工分離方式に対応します。 |
| 4:適当 | オープンブック オープンブックは施工者のコスト情報を開示し支払の妥当性を確認する。 |
デザインビルド=設計・施工の一括発注、従来型=設計・施工の分離発注。オープンブックは費用情報の開示によって透明性を高める考え方です。PPPは民間を活用する公共サービスの広い枠組みで、発注方式や費用開示とは着眼点が異なります。
正解:3番
全20問の正解番号
正解番号の一覧を表示
| 問題 | 正解 | 問題 | 正解 |
|---|---|---|---|
| 問1 | 4 | 問11 | 3 |
| 問2 | 2 | 問12 | 4 |
| 問3 | 1 | 問13 | 4 |
| 問4 | 3 | 問14 | 1 |
| 問5 | 4 | 問15 | 4 |
| 問6 | 2 | 問16 | 4 |
| 問7 | 2 | 問17 | 2 |
| 問8 | 3 | 問18 | 2 |
| 問9 | 1 | 問19 | 1 |
| 問10 | 2 | 問20 | 3 |
本記事は独自に作成した学習用解説です。問題文・図表の全文は掲載していません。正解番号は試験センターの公表資料と照合しています。制度・統計・設計標準等は設問の指定年度・条件に沿って確認し、今後の受験では適用される資料の版や改正内容も確認してください。