エネルギー管理士(電気)は、工場や大型施設の省エネ推進に関わる国家資格です。
「電気の資格で次に何を狙う?」となったとき、電験三種の次のステップとして検討されやすい資格でもあります。

  • 年1回の試験(4科目)で、科目合格(3年)がある
  • 工場・ビルの保全や省エネ担当で評価されやすい
  • 免状(エネルギー管理士免状)の取得には実務1年以上が必要

目次


1. エネルギー管理士試験の日程(最新の流れ)

エネルギー管理士試験は年1回実施されます。
例年の流れは「春に申込 → 夏に試験 → 秋に合格発表」というイメージです。

直近の公式日程例(令和7年度/第47回)

  • 試験日:8月上旬の日曜日(令和7年度は 8/3)
  • 申込受付:4月上旬〜6月下旬(令和7年度は 4/7〜6/23)

※年によって数日ずれます。最新は省エネルギーセンター(ECCJ)の公表を確認してください。

また、令和7年度(第47回)の合格者発表(公表データ)では、新規受験者(課目免除含む)の
受験者8,300人/合格者2,783人が示されています(=合格率は約33.5%)。

(根拠)試験日・申込期間・合否データ:ECCJ公表情報


2. エネルギー管理士ってどんな資格?(ざっくり理解)

省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)では、一定以上のエネルギーを使う事業者・工場に対して、
エネルギー管理の体制整備や報告が求められます。
工場・事業場の単位で一定以上(第一種は原油換算3,000kL/年以上など)の場合、管理体制として
「エネルギー管理者」または「エネルギー管理員」の選任が関係してきます。

エネルギー管理士は、このエネルギー管理者として選任される要件になり得る資格で、
工場の省エネ推進・設備運用の最適化に関わる場面で評価されます。

※制度の詳細は年度・区分で変わり得るので、最新の行政・ECCJの案内も合わせて確認してください。


3. 取得メリット・将来性(どんな仕事に効く?)

エネルギー管理士(電気)は「すごく万能」ではありませんが、刺さる現場ではしっかり刺さります。

① 就職・転職で評価されやすい

工場や大型施設では、受変電・電動機・空調・照明など、電気起点で省エネ改善できるテーマが多いです。
保全・施設管理・省エネ担当の求人で「歓迎資格」になっていることがあります。

② “電気のわかる省エネ担当”として強い

省エネは、結局「設備の運用」と「データの読み解き」と「改善の継続」です。
電験三種を持っている人がエネルギー管理士も取ると、現場での説得力が上がりやすい組み合わせです。

③ 免状取得後は“肩書き”として残る

免状(エネルギー管理士免状)の交付には実務1年以上が必要です。
ただし、実務は「合格前でも合格後でもOK」で、合算も認められる旨のQ&Aがあります。


4. 合格率・費用(どれくらい難しい?いくらかかる?)

合格率の目安

合格率は年度で上下しますが、直近の公表例(令和7年度/第47回)では、新規受験者の合格率は約33.5%です。
ただし、エネルギー管理士は4科目それぞれで基準点を満たす必要があり、得意不得意があると取りこぼしが起きやすい試験です。

取得費用の目安

  • 受験手数料:17,000円(非課税)
  • 免状の交付申請:約4,000円(書類郵送費用込)
  • 参考書:数千〜2万円程度(揃える範囲で変動)

受験手数料17,000円(非課税)はECCJの案内・Q&Aに記載があります。
科目合格の有効期間は「試験の行われた年の初めから3年以内」の扱いです。


5. おすすめ参考書

おすすめは、まず「土台(電気の基礎・設備・応用)」を固めて、過去問で回すことです。
電験三種の学習経験がある方は、範囲が重なる部分が多いので進めやすいです。

私のおすすめは、電験三種の記事でも紹介している参考書(TAC系など)です。
(電験三種の記事はこちら)電験三種(第三種電気主任技術者)を取得しよう!令和8年度日程・将来性・合格率

そして「課目I(エネルギー総合管理及び法規)」は専用対策が必要になりやすいので、
法規・管理系の参考書を1冊追加しておくと安心です。

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6. おすすめ勉強法(最短ルート)

結論:まず過去問を回す

エネルギー管理士は、過去問の考え方に近い問題が出やすいので、
過去問 → 解説で理解 → 類題で確認の反復が効きます。

つまずいたら参考書で“穴埋め”

参考書は最初から全部読むより、過去問で詰まったところをピンポイントで補強するのが効率的です。

科目合格を前提に戦略を組む

4科目を一気に取り切るのが理想ですが、難しい場合は「得意2科目を先に固める」など、
科目合格(3年)を前提に計画を組むのも現実的です。

 


いかがでしたでしょうか。
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