電験二種 二次試験の勉強法(社会人向け)|勉強する仕組みづくりのコツ
目次
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二次試験は「全部を解く」のではなく、出題された問題の中から選んで解く方式です。さらに、計算問題は途中式が不明瞭だと0点になる場合があるなど、答案の作法が点数に直結します。まずは公式ルールを確認してから戦うのがおすすめです。
令和二年度 電験二種 勉強方針について
二次試験の難易度は想像を絶する難しさであり、令和元年度の二次試験はまったく勉強する気が起きませんでした。今までの勉強法である「過去問をひたすら解く」作戦は通じないということを感じています。
というより、過去問を解こうにも基礎知識が不足しているため、過去問の解答を見ても満足に解くことすらできませんでした。
一番の敗因は勉強のやる気がまったく起きなかったことです。勉強のやる気を起こすために、以下のような作戦を考えました。
①電験二種に合格したときのメリットを考える
まずは試験に合格したときのメリットを整理することにより、勉強のモチベーションを高める必要があります。例えば、私の考えるメリットは以下になります。
- 条件のいい仕事に転職できる
- 職に困ることが無くなる
- 自他ともに認める電気のスペシャリストになれる
- 困難を乗り越えたときの達成感がある
- 自分に自信が付く
- 人間として成長できる
- 人生が豊かになる
追記:ここは「気合い」より「文章化」がおすすめです。スマホのメモでも紙でも良いので、自分が動く理由を短く固定して、やる気が落ちた時に読み返せる状態にします(10行くらいで十分)。
②勉強する習慣を身に着ける
歯磨きやお風呂に入ることがそうであるように、習慣化させることにより、苦労なく勉強することができるようになるはずです。そのため、勉強を習慣化させるために以下のような作戦を考えました。
- 一日15分勉強すれば、カレンダーの勉強した日付に〇を記入し、100円ゲット
- 勉強してボールペンのインクが空になれば3,000円ゲット
ここで稼いだお金は無駄遣いしてよい、ご褒美的なお金です。スマホゲームの課金や外食に行く・高級なお菓子を買う等、普段なら躊躇われるようなことにお金を使ってしまいます。
結局は自分の財布から出ていくお金になりますが、資格を取ったときのメリットや勉強することにより人間として成長できることを考えると、無駄金ではないように思います。
「毎日ちょっと」が勝ちです。おすすめは次のどちらか。
- 計算の日:過去問(大問)の小問1つだけ解く(途中式まで)
- 論説の日:過去問の設問を見て、答えの骨子を箇条書きで書く(結論→理由→補足)
③毎月小テストを実施し、合格すればご褒美をゲットできる
試験日までは先が長いので、月に1回小テストを実施することにします。例えば、以下のようなイメージです。
- 1月19日(日) 平成24年の過去問を解く。45%以上の得点率で合格
- 2月26日(日) 平成25年の過去問を解く。45%以上の得点率で合格
- 3月22日(日) 平成26年の過去問を解く。50%以上の得点率で合格
- 4月19日(日) 平成27年の過去問を解く。50%以上の得点率で合格
合格したときのご褒美は、例えば「ドライブレコーダー」、「ゴルフシューズ」、「財布」、「服」等の1万円前後の物を考えます。普段は買うことができないようなちょっと贅沢な買い物を、小試験合格のご褒美にすることにより、罪悪感なく欲しい物を手に入れることができるようにします。
二次試験は解く問題を自分で選ぶ選択方式なので、月1回の小テストも本番のルールでやるのが効率的です。
- 電力・管理:問1〜問6の中から4問を選んで解く
- 機械・制御:問1〜問4の中から2問を選んで解く
- 採点のコツ:答えだけでなく「途中式」「前提」「単位」を書けたかも評価する
また、答案作法の落とし穴として、選択した問番号を答案用紙に書かないと採点されないなどの注意事項があります。過去問演習の段階から、問題冊子の注意事項を一度読んでおくと安全です。
④勉強を好きになる
これが一番重要です。人間、好きなことでなければ続きません。ましてや時間に追われる忙しい社会人なので、勉強を苦痛(ストレス)に感じているようでは勉強する気も起きませんし、継続もできません。勉強を好きになるために、以下のことを考えました。
- 勉強することによるメリットを考えてモチベーションを上げる(①の内容)
- 勉強することによりご褒美がもらえる仕組みを作る(②・③の内容)
- 知識を増やすことにより、人間としての成長を実感できる
- 知らないことを知ることができることに喜びを感じる
- 普段の仕事に関連する部分を重点的に学習し、勉強が役立つことを認識する
- 「勉強は楽しい」と口に出して言うことにより、自分の脳を洗脳する
そうです、今まで勉強は苦痛であると考えていましたが、それは大きな勘違いでした。勉強は楽しいのです。勉強楽しい~!!
このように、勉強は楽しいことであると脳に刷り込みましょう。勉強を継続し、勉強が分かるようになってくれば、本当に勉強は楽しくなってくると思います。
現実的な“好きになる”設計:好きになるためには、難しすぎる単元を放置しないことが大事です。苦手分野は「全部やる」ではなく、選択方式を前提に“捨てる/後回し”も戦略です。まずは勝てるテーマを増やして、得点の再現性を上げるのがおすすめです。
電験二種 使用する参考書について
参考に、私の持っている参考書は以下になります。
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基礎固め編
追記:二次で「過去問が読めない」「解答を見ても式の意味が分からない」場合、だいたい基礎が抜けています。基礎固めは、分厚い参考書を完走するより、次の“頻出土台”を重点的に固めるのが効きます。
- 三相交流:P/Q/S、力率、線間/相、√3の扱い
- 単位法(p.u.):基準容量・基準電圧、%インピーダンスの変換
- 短絡・地絡:対称分(入口だけでもOK)、零相の考え方
- 同期機・誘導機:フェーザ図、V曲線、滑り・損失
- 制御:ブロック線図、伝達関数、定常偏差(ステップ/ランプ)
ポイントは「基礎=一次の延長」ではなく、二次で出る形(単位法・フェーザ図等)に寄せて固めることです。
実践編
当面はこれらの参考書で勉強していきたいと思っています。基本的には「戦術で覚える電験二種 二次計算問題」をメイン参考書として勉強を進め、分からないことが出てくればその他の参考書を使って勉強していく予定です。
追記(実践の回し方):二次の計算は「パターン化」しやすいので、実践編は次の流れが強いです。
- 解法を写す(まずは型を覚える)
- 翌日に同じ問題を“見ずに”解く(途中式も含めて)
- 1週間後にもう一度(時間を測る)
答案作法の注意:計算問題は、解に至る過程を簡潔に書く必要があります。途中式が不明瞭だと0点になる場合があるため、普段から「採点者が追える答案」を意識します。
過去問学習
追記(ここを厚く):過去問は「問題→解答を読む」で終わらせず、本番ルールで“選択して解く”ことで一気に実力が上がります。
おすすめの回し方(社会人向け)
- 1周目:時間無制限でOK。標準解答を読んで「何を問うているか」を理解する
- 2周目:本番通りに“解く問題を選ぶ”→時間を測って解く
- 3周目:間違えた問だけ「類題ノート(1問1ページ)」にして再現できるまで回す
過去問で点が伸びるチェック項目
- 途中式・前提(基準容量など)・単位を答案に書けているか
- 論説は「結論→理由→補足」の順で書けているか
このページを見ているということは、あなたも電験二種合格を志す同志であると思われます。共に頑張りましょう!