令和5年度(2023年)一級建築士「施工」過去問解説|全25問・選択肢別の解説と覚えるポイント
令和5年度(2023年)の一級建築士試験「学科Ⅴ・施工」について、全25問の正解と学習上のポイントを整理しました。各問の解説は、クリックすると開きます。
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建築技術教育普及センター 一級建築士 過去の試験問題 令和5年 施工
問題文・図表の全文は掲載していません。問14は手元の問題の図表と見比べてご利用ください。各選択肢の見出しは学習用に要約したものです。法令は試験が指定する令和5年(2023年)1月1日時点で判断します。問1は設問指定の平成31年国土交通省告示第98号、問25は民間(七会)連合協定約款(令和5年1月版)・四会連合協定約款(令和2年4月版)に合わせています。解説中の「公共標仕」は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版、「改修標仕」は公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版の略です。
頻出度は2017〜2026年の10年分について、各問に設定した中心テーマが出た年度数で判定しています。同じ年度に複数回出ても1年と数え、5年以上=★★★、2〜4年=★★、1年=★です。解説内の「この知識の出題」は、同じ知識・判断関係を確認できた年度(正誤を逆にした記述を含む)を示します。将来の出題予測ではありません。
問1 施工者が是正に従わない場合の報告先
頻出度:★★★
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確認ポイント:建築主と建築主事は、名前が似ていますが立場が異なります。
中心テーマ:施工計画の確認・承諾と監理者の役割
出題年度:2017・2018・2019・2020・2023・2024・2026年(10年中7年)
是正を求める相手と、報告する相手
設計図書との不適合を発見 → 施工者へ指摘し是正を求める → 従わなければ建築主へ報告。この最後の報告先を、行政の建築主事に置き換えないようにします。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 法定検査の立会い・報告 ○ 適当 法定検査の資料取りまとめ・立会い・結果報告も監理の標準業務に含まれる。 根拠・考え方(選択肢1):平成31年国土交通省告示第98号・別添一、関係機関の検査に関する業務。
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| 選択肢2 | 是正拒否を建築主事へ報告 × 不適当(正解) 監理者は、工事が設計図書どおりでないと認めたときは施工者に指摘し、設計図書どおりに実施するよう求めます。施工者が従わない場合の報告先は建築主であり、建築主事ではありません。建築士法第18条第3項の役割分担も確認します。 根拠・考え方(選択肢2):同告示の照合・確認結果の報告等、建築士法第18条第3項。
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| 選択肢3 | 理由を通知した破壊検査 ○ 適当 必要性のある破壊検査は理由を施工者に通知し、契約に従い必要範囲で行う。 根拠・考え方(選択肢3):同告示・工事請負契約に基づく必要な範囲の破壊検査。
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| 選択肢4 | 工事費支払請求の審査 ○ 適当 工事費支払請求の契約適合性を技術的に審査して建築主へ報告する。 根拠・考え方(選択肢4):同告示・工事費支払請求の審査と建築主への報告。
|
設計図書どおりの施工を求めても施工者が従わない場合、監理者は建築主へ報告します。
この知識の出題:2023年
施工者が設計図書に適合する施工の是正要求に従わない場合、建築主へ報告する
正解:2番
問2 別途発注工事との調整と責任
頻出度:★
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確認ポイント:監理技術者、監理者、発注者の役割を分けます。
中心テーマ:別途発注工事との全体調整と責任
出題年度:2023年(10年中1年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 別途工事の調整を監理技術者の全責任とする × 不適当(正解) 別途発注された他の工事との全体調整は、発注者又は発注者側の監理者等が行う事項で、各施工者はこれに協力します。当該工事の監理技術者が、別契約の第三者工事との調整まで一律に自らの責任で行うとする点が不適切です。 根拠・考え方(選択肢1):工事請負契約上の関連工事の調整と、各施工者の協力義務。
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| 選択肢2 | 品質計画の確認 ○ 適当 品質計画の材料・目標・管理体制が工事に妥当か監理者が確認する。 根拠・考え方(選択肢2):品質計画:施工目標と品質管理体制の確認。
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| 選択肢3 | 不合格材料の現場外搬出 ○ 適当 不合格材料は指示を待たず速やかに現場外へ搬出する。 根拠・考え方(選択肢3):工事材料の不合格時の措置:速やかな現場外搬出。
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| 選択肢4 | 民間建築一式の施工体制台帳 ○ 適当 令和5年1月1日の改正により、本問の民間建築一式工事では、下請代金総額7000万円以上が施工体制台帳の作成基準です。元請の受注額でなく下請総額で判断します。後年の改正後の金額をこの問題へ遡って当てはめません。公共工事の金額を問わない扱いとは別です。 根拠・考え方(選択肢4):出題時の建設業法第24条の8・施行令第7条の4、令和5年1月1日の金額改正。
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別途発注の第三者工事との全体調整は発注者側で行い、各施工者は協力します。一つの工事の監理技術者に全ての調整責任を負わせません。
この知識の出題:2023年
別途発注された第三者工事との全体調整を、一工事の監理技術者の全責任としない
正解:1番
問3 せっこうボード直張り後の放置期間
頻出度:★★
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確認ポイント:仕上材の通気性により、必要な乾燥期間が違います。
中心テーマ:せっこうボード直張り工法の施工条件
出題年度:2019・2023年(10年中2年)
仕上材の通気性で分ける
| せっこう系接着材による直張り後の仕上げ | 標準的な放置期間 |
|---|---|
| 通気性あり | 7日以上 |
| 通気性なし | 20日以上 |
期間を過ぎたことに加え、接着材の乾燥と仕上げに支障がないことも確認します。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | コンクリート強度の85%・平均100% ○ 適当 調合管理強度F_mに対し、1回の試験の供試体平均が0.85F_m以上、3回の試験の総平均がF_m以上という二つの条件をともに満たす判定です。平均が基準以上でも、1回の結果が85%未満なら合格にはなりません。 根拠・考え方(選択肢1):公共標仕第6章・調合管理強度の各回85%、3回平均100%の判定。
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| 選択肢2 | 乾式張り石の寸法・面積 ○ 適当 乾式張り石は幅・高さ1,200mm以下、面積0.8m²以下が標準。 根拠・考え方(選択肢2):公共標仕第10章・外壁乾式石張りの材料寸法。
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| 選択肢3 | 外壁タイルの接着強度 ○ 適当 外壁タイルの接着試験は、引張接着強度0.4N/mm²以上に加え、コンクリート下地の接着界面での破壊率50%以下という条件も確認します。一方だけ合っていればよい、とはしません。 根拠・考え方(選択肢3):公共標仕第11章・セメントモルタル張りの引張接着試験の合否。
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| 選択肢4 | 通気性壁紙を5日後に施工 × 不適当(正解) せっこう系直張り用接着材で張ったボードに仕上げをする場合、仕上材に通気性があっても7日以上、通気性がなければ20日以上を標準に放置し、接着材の乾燥を確認します。本問の5日間は短すぎます。 根拠・考え方(選択肢4):公共標仕19.7節・せっこうボード直張り後の通気性別の放置期間。
|
せっこう系接着材で直張りしたボードは、通気性のある仕上材でも7日以上放置して乾燥を確認します。
この知識の出題:2023年
せっこう系接着材のボード直張り後は、通気性のある仕上材でも7日以上放置する
正解:4番
問4 仮設建築物の許可申請先
頻出度:★
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確認ポイント:建築確認の審査をする者と、仮設建築物を許可する行政庁を分けます。
中心テーマ:建替え期間中の仮設店舗の許可申請先
出題年度:2023年(10年中1年)
本問の申請・届出先
| 手続 | 申請・届出先 |
|---|---|
| 共同企業体代表者届 | 都道府県労働局長(労基署長経由) |
| 仮設店舗の許可 | 特定行政庁 |
| 特殊車両通行許可 | 道路管理者 |
| 対象石綿除去の建設工事計画届 | 労働基準監督署長 |
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 共同企業体代表者届 ○ 適当 共同企業体の代表者届は開始14日前までに都道府県労働局長へ届け出る。 根拠・考え方(選択肢1):労働安全衛生法第5条・規則第1条の共同企業体代表者届。
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| 選択肢2 | 仮設店舗の許可を建築主事へ申請 × 不適当(正解) 建替え期間中の仮設店舗について、建築基準法第85条による許可を求める相手は特定行政庁です。建築主事は建築確認等の審査を行う立場であり、仮設建築物の許可申請先としては不適切です。 根拠・考え方(選択肢2):建築基準法第85条の仮設建築物の許可(出題時の規定)。
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| 選択肢3 | 特殊車両通行許可 ○ 適当 特殊車両通行許可は道路管理者に申請する。根拠:道路法47条の2第1項。 根拠・考え方(選択肢3):道路法第47条の2第1項の特殊車両通行許可。
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| 選択肢4 | 石綿除去の工事計画届 ○ 適当 対象の石綿除去工事計画は開始14日前までに労基署長へ提出する。 根拠・考え方(選択肢4):労働安全衛生法第88条・規則第90条、対象石綿除去工事の計画届。
|
設問の仮設店舗の許可は特定行政庁へ申請します。建築主事への確認申請と同じ扱いにしません。
この知識の出題:2023年
建築基準法の仮設店舗の許可は建築主事でなく特定行政庁へ申請する
正解:2番
問5 枠組足場の壁つなぎの縦横間隔
頻出度:★★
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確認ポイント:数字だけでなく、水平・垂直のどちらの上限かを確認します。
中心テーマ:足場の壁つなぎの配置・支持
出題年度:2018・2023・2024年(10年中3年)
枠組足場は縦9・横8
| 壁つなぎの方向 | 設置間隔の上限 | 本問 |
|---|---|---|
| 垂直 | 9m以内 | 8mで条件内 |
| 水平 | 8m以内 | 9mで上限超過 |
二つの数字が入れ替わったとき、各方向の上限と個別に比較します。風荷重等からさらに細かい間隔が必要な場合も別に確認します。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 壁つなぎを水平9m・垂直8m × 不適当(正解) 枠組足場の壁つなぎ等の間隔は、原則として垂直9m以内・水平8m以内です。本肢の垂直8mは上限以内ですが、水平9mが8mを超えています。風荷重を考慮する必要がない条件でも、この設置間隔の規定がなくなるわけではありません。 根拠・考え方(選択肢1):労働安全衛生規則第570条の壁つなぎ又は控えの間隔。
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| 選択肢2 | 巻尺のテープ合わせ ○ 適当 1級巻尺2本を照合し、基準用と現場用を分けて精度管理する。 根拠・考え方(選択肢2):JIS規格の1級鋼製巻尺のテープ合わせと基準巻尺の管理。
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| 選択肢3 | 複数のベンチマーク ○ 適当 複数の不動点を設け、ベンチマークの移動・誤差を相互に確認する。 根拠・考え方(選択肢3):公共標仕第2章等・不動点のベンチマークの設置・確認。
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| 選択肢4 | 歩道を守る防護棚 ○ 適当 近接する歩道に対し、地上5mの防護棚と約2mのはね出しを設ける。 根拠・考え方(選択肢4):防護棚の設置高さ・はね出し長さと近接歩道の危害防止。
|
枠組足場の壁つなぎは水平方向8m以内、垂直方向9m以内。水平9mが上限を超えています。
この知識の出題:2023年
枠組足場の壁つなぎの原則の上限は垂直9m・水平8mで、方向を取り違えない
正解:1番
問6 逆打ち工法と地下躯体の支保工利用
頻出度:★★
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確認ポイント:支える部材の強度を確認してから、次の掘削へ進みます。
中心テーマ:逆打ち工法の施工順序と支保工利用
出題年度:2022・2023年(10年中2年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 親杭横矢板と地下水処理 ○ 適当 親杭横矢板は遮水性がなく、高地下水位では排水等を併用する。 根拠・考え方(選択肢1):親杭横矢板工法の遮水性と地下水処理。
|
| 選択肢2 | 強度発現前の躯体を使うと説明 × 不適当(正解) 逆打ちは、先に施工して必要な強度が発現した地下躯体を山留めの支保工として利用し、その下の掘削を進める工法です。剛性の高い躯体で支えるため、軟弱地盤の深い掘削等にも有効です。強度発現前から支えるという前提と、適用の説明が不適切です。 根拠・考え方(選択肢2):逆打ち工法:地下躯体の強度発現後の支保工利用。
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| 選択肢3 | 地盤アンカーの適用 ○ 適当 アンカーで支えると切ばりが不要となり、偏土圧や不整形平面にも対応しやすい。 根拠・考え方(選択肢3):地盤アンカー工法:掘削空間の確保と偏土圧への対応。
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| 選択肢4 | ヒービング対策 ○ 適当 剛性の高い壁を良質層へ根入れして、背面粘性土の回り込みを抑える。 根拠・考え方(選択肢4):粘性土地盤のヒービング対策:壁の剛性・根入れと地盤改良。
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逆打ちは必要な強度が発現した地下躯体を支保工として利用します。軟弱地盤の深い掘削にも有効です。
この知識の出題:2022・2023年
逆打ちは先行施工した地下躯体を支保工として、その下の掘削を進める
正解:2番
問7 場所打ち杭の鉄筋かごの組立て
頻出度:★★
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確認ポイント:補強リング等の接合と、主筋・帯筋の結合を混同しません。
中心テーマ:場所打ち杭の鉄筋かごの組立て
出題年度:2017・2019・2023・2025年(10年中4年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 六価クロム溶出の確認 ○ 適当 現場の土と採用予定のセメント系固化材の組合せで、六価クロムの溶出が土壌環境基準以下となることを確認します。固化材単体の試験成績だけで、現場の土との混合後の溶出を判断しません。 根拠・考え方(選択肢1):国土交通省のセメント系固化材の六価クロム溶出試験等の実施要領。
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| 選択肢2 | 改良地盤の地肌地業 ○ 適当 良質な改良支持面では、砂利を省き直接捨てコンクリートを打つ地肌地業を用いられる。 根拠・考え方(選択肢2):公共標仕第4章・地肌地業の支持面と捨てコンクリート。
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| 選択肢3 | 支持地盤到達の総合確認 ○ 適当 電流・深度・柱状図・排出土を総合し支持層を確認する。 根拠・考え方(選択肢3):同第4章・セメントミルク工法の支持地盤到達の確認。
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| 選択肢4 | 主筋と帯筋を溶接して結合 × 不適当(正解) 場所打ち杭の主筋と帯筋は原則として鉄線で結束します。太径であることを理由に、主筋と帯筋を溶接して結合するのは不適切です。補強リング等について指定された溶接の扱いと、主筋・帯筋の結合を区別します。 根拠・考え方(選択肢4):同第4章・場所打ち杭の鉄筋かごの組立てと主筋・帯筋の結束。
|
主筋と帯筋は原則として鉄線で結束します。太径の主筋だからという理由で安易に溶接しません。
この知識の出題:2023年
場所打ち杭の主筋と帯筋を、主筋が太径という理由で溶接結合しない
正解:4番
問8 ガス圧接の偏心と不合格時の処置
頻出度:★★★
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確認ポイント:許容値を超えた不具合でも、再加熱で直せる種類とは限りません。
中心テーマ:ガス圧接継手の品質・受入検査
出題年度:2017・2018・2020・2023・2024・2026年(10年中6年)
1/4と1/5の大小を確認
例えばd=20mmなら、d/5=4mmに対しd/4=5mm。分母が小さいd/4の方が大きい値です。本問は許容値を超え、しかも再加熱だけで済ませられる不具合ではありません。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 偏心d/4を再加熱で修正 × 不適当(正解) 圧接部の鉄筋中心軸の偏心量の許容値はd/5以下です。d/4はd/5より大きいため不合格で、切り取って再圧接する扱いです。膨らみの寸法不足等で再加熱・加圧して修正する場合と混同しません。 根拠・考え方(選択肢1):公共標仕5.4.10・5.4.11、圧接中心軸の偏心許容値と不合格時の措置。
|
| 選択肢2 | 梁下端筋のスペーサー ○ 適当 梁下スペーサーは端から約0.5m、その他約1.5m間隔に配置する。 根拠・考え方(選択肢2):公共標仕第5章・梁下端筋のスペーサー配置。
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| 選択肢3 | スパイラル筋の加工許容差 ○ 適当 スパイラル筋の外側加工寸法は標準±5mmで管理する。 根拠・考え方(選択肢3):同第5章・スパイラル筋の加工寸法許容差。
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| 選択肢4 | 小梁下端筋の20d直線定着 ○ 適当 本問の片持ちでない小梁の下端筋の直線定着は、特記のない所定条件では20dとする扱いです。柱・大梁や片持ち小梁の定着長さ、曲げ上げ等の異なる条件へそのまま拡張しません。 根拠・考え方(選択肢4):同第5章・片持ちでない小梁下端筋の直線定着。
|
鉄筋中心軸の偏心の上限はd/5。d/4は不合格で、切除して再圧接する扱いです。
この知識の出題:2018・2020・2023年
ガス圧接部の鉄筋中心軸の偏心量の許容値はd/5以下
正解:1番
問9 パイプサポートの水平つなぎの間隔
頻出度:★★
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確認ポイント:規定が適用される支柱高さと、つなぎの設置間隔は別の数値です。
中心テーマ:パイプサポートの接続・水平つなぎ
出題年度:2020・2023・2025年(10年中3年)
3.5mは適用条件、2mは設置間隔
| 確認すること | 数値 |
|---|---|
| パイプサポートで水平つなぎ等が必要になる高さ | 3.5mを超える |
| 水平つなぎを二方向に設ける高さ方向の間隔 | 2m以内ごと |
水平つなぎの変位防止措置も必要です。3.5mごとの設置では間隔が広すぎます。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | フラットデッキのむくり ○ 適当 デッキのむくりを見込んでスラブ厚さを確保する。 根拠・考え方(選択肢1):フラットデッキのキャンバーとコンクリートスラブ厚の確保。
|
| 選択肢2 | せき板の硬化不良の確認 ○ 適当 セメントペーストの試験塗りで合板面による硬化阻害を確認できる。 根拠・考え方(選択肢2):せき板表面の成分によるコンクリート硬化阻害の簡易確認。
|
| 選択肢3 | 水平つなぎを3.5mごとに設置 × 不適当(正解) 高さ3.5mを超えるパイプサポートでは、水平つなぎを高さ2m以内ごとに二方向へ設け、変位防止措置もとります。3.5mはこの措置が必要となる支柱高さの条件であり、つなぎの間隔ではありません。 根拠・考え方(選択肢3):労働安全衛生規則第242条第7号ハ・第6号イ(高さと水平つなぎ)。
|
| 選択肢4 | 腰壁型枠の充塡確認 ○ 適当 腰壁型枠には端部にふたを設け、その他から充填状況を確認する。 根拠・考え方(選択肢4):腰壁型枠の上部のふたとコンクリート充塡確認。
|
パイプサポートの高さが3.5mを超える場合、水平つなぎを高さ2m以内ごとに二方向へ設けます。
この知識の出題:2020・2023年
高さ3.5m超のパイプサポートの水平つなぎは高さ2m以内ごとに二方向に設ける
正解:3番
問10 骨材の粒形・実積率と必要単位水量
頻出度:★★
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確認ポイント:骨材の隙間や表面形状が、同じ流動性を得るための水量に影響します。
中心テーマ:コンクリート調合の単位水量の管理
出題年度:2019・2020・2023年(10年中3年)
角張った骨材と水の関係
実積率が小さい骨材は、詰めたときの空隙が多い骨材です。粒形も角張っていれば流動しにくく、同じスランプに必要な水量は一般に多くなります。ただし単純に水を足すのではなく、骨材の選定・混和剤等も含めて、所定の強度・耐久性と水量の制限を満たす調合を定めます。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 調合管理強度の決め方 ○ 適当 品質基準強度F_qを設計基準強度F_cと耐久設計基準強度F_dの大きい方とし、構造体強度補正値Sを加えて調合管理強度F_mを設定します。構造上の必要強度だけでなく耐久性の条件も満たします。 根拠・考え方(選択肢1):JASS5・公共標仕第6章:F_m=max(F_c,F_d)+S。
|
| 選択肢2 | 水セメント比の最大値 ○ 適当 標準供用の普通ポルトランドで水セメント比65%以下を用いる。 根拠・考え方(選択肢2):公共標仕第6章・標準供用の普通コンクリートの水セメント比上限。
|
| 選択肢3 | 角張った骨材で単位水量を減らす × 不適当(正解) 角張って実積率が小さい粗骨材は、粒子の隙間や流動時の抵抗が大きく、同じスランプを得るために必要な単位水量は一般に増える側です。本肢の小さくしたという方向が逆です。ただし、実際の調合は水量上限や水セメント比も守って定めます。 根拠・考え方(選択肢3):コンクリート調合:骨材の粒形・実積率と同一スランプの必要水量。
|
| 選択肢4 | 単位セメント量の最小値 ○ 適当 普通コンクリートの単位セメント量は270kg/m³以上を標準とする。 根拠・考え方(選択肢4):公共標仕第6章・普通コンクリートの単位セメント量の下限。
|
角張って実積率が小さい骨材では、同じスランプを得るための単位水量は一般に増える側です。
この知識の出題:2023年
角張り実積率の小さい粗骨材では、同じスランプに必要な単位水量は一般に増える
正解:3番
問11 構造体強度試験の運搬車と供試体数
頻出度:★★
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確認ポイント:合計の供試体数だけでなく、何台から採るかを確認します。
中心テーマ:構造体コンクリートの強度試験
出題年度:2018・2019・2023・2024年(10年中4年)
合計3個でも、採る運搬車が違う
| 受入検査と併用しない本問 | 運搬車 | 供試体 |
|---|---|---|
| 正しい採取 | 適切な間隔をあけた3台 | 各1個、合計3個 |
| 設問の採取 | 任意の1台 | 同じ試料から3個 |
試料を複数の運搬車へ分散し、対象となるコンクリートの品質を確認します。受入検査と併用する試験とは、採取条件を分けます。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 圧送管閉塞時の圧力解除 ○ 適当 管内圧を解放してから閉塞管を外し、品質の変わったコンクリートは廃棄する。 根拠・考え方(選択肢1):コンクリート圧送の閉塞処理:管内圧の解除と不良材料の排除。
|
| 選択肢2 | 柱・壁から梁・スラブへの打込み ○ 適当 柱・壁の沈みを待って梁、梁の沈みを待ってスラブを打つ。 根拠・考え方(選択肢2):コンクリートの沈みを考慮した壁・柱、梁、スラブの打込み順序。
|
| 選択肢3 | CFTのブリーディング量 ○ 適当 本問のCFT柱の充塡コンクリートでは、ブリーディング量を0.1cm³/cm²以下とする標準です。水が分離して上昇する量を抑え、鋼管内の充塡状態や沈み等の不具合を防ぎます。 根拠・考え方(選択肢3):CFT鋼管充塡コンクリートの品質:ブリーディング量0.1cm³/cm²以下。
|
| 選択肢4 | 1台の運搬車から3個採取 × 不適当(正解) 受入検査と併用しない構造体コンクリート強度の検査では、適切な間隔をあけた3台の運搬車から各1個ずつ、計3個の供試体を作製します。1台から3個でも合計数は同じですが、採取の分散という条件を満たしません。 根拠・考え方(選択肢4):公共標仕6.9節の構造体強度試験・供試体の作製方法(3台から各1個)。
|
受入検査と併用しない構造体強度検査では、適切な間隔をあけた3台から各1個、計3個を作製します。
この知識の出題:2019・2023年
受入検査と併用しない構造体強度試験は、3台の運搬車から各1個ずつ計3個を作製する
正解:4番
問12 高温のプレキャスト部材の脱型後養生
頻出度:★★★
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確認ポイント:温度を下げることと、表面を急乾燥させることを分けます。
中心テーマ:プレキャスト部材の製造・養生
出題年度:2017・2019・2020・2023・2024・2026年(10年中6年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 接合部のバックアップ材 ○ 適当 PC接合防水はバックアップ材で適切な深さと接着形態を作る。 根拠・考え方(選択肢1):JASS10・PC耐力壁の接合部防水とバックアップ材。
|
| 選択肢2 | 接合部の清掃・湿潤処理 ○ 適当 現場打ちの接合部は、異物を除去し、せき板・コンクリート面を所定の湿潤状態にしてから1か所ごとに密実に打ち込みます。樹脂を接着する連続繊維補強の下地乾燥とは、施工材料と目的が異なります。 根拠・考え方(選択肢2):JASS10・PCと現場打ちコンクリートの接合部施工。
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| 選択肢3 | スリーブグラウトの排出確認 ○ 適当 スリーブ継手のグラウトは、注入した材料が全ての排出口からあふれ出たことを目視確認します。一つの排出口から出たことだけで全体の充塡を判断しません。施工記録や製品の施工要領も確認します。 根拠・考え方(選択肢3):スリーブ継手の製造所施工要領・全排出口のグラウト充塡確認。
|
| 選択肢4 | 高温のPC部材を十分乾燥 × 不適当(正解) 脱型時に表面温度が高い部材は、急な温度低下や乾燥によるひび割れを避けるよう、シート等で保護し適切な温度・湿潤状態で養生します。外気温程度まで十分乾燥させる本肢は不適切です。温度を下げることと乾燥させることは同じではありません。 根拠・考え方(選択肢4):JASS10・PC部材の脱型後の温度管理と湿潤養生。
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脱型時に高温のPC部材は、急冷・急乾燥を防ぎながら適切に養生します。十分乾燥させる処置は不適切です。
この知識の出題:2019・2023年
脱型時に表面温度が高いPC部材は、外気温程度になるまで急乾燥を防ぐ養生を行う
正解:4番
問13 裏当て金の組立溶接の位置
頻出度:★
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確認ポイント:本溶接の品質と部材の変形性能を損なわない位置に仮固定します。
中心テーマ:裏当て金の組立溶接位置
出題年度:2023年(10年中1年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 低温時の予熱 ○ 適当 気温2℃という低温条件で、溶接線から100mmの範囲の母材を所定の温度へ予熱して溶接する扱いは適当です。低温時の冷却を緩め、割れ等を防ぐための措置です。材料・板厚に応じた予熱条件を守ります。 根拠・考え方(選択肢1):公共標仕第7章・低温時の母材の予熱。
|
| 選択肢2 | 隅肉溶接の隙間とサイズ ○ 適当 T継手の隙間が3mmなら、許容条件内で隙間分だけ溶接サイズを増す。 根拠・考え方(選択肢2):JASS6・T継手の隅肉溶接の密着不良とサイズの割増し。
|
| 選択肢3 | フランジ端から5mm以内に溶接 × 不適当(正解) 裏当て金の組立溶接は、本溶接や接合部の性能に悪影響を与えない位置に行います。梁フランジ端部近傍は避ける必要があり、両端から5mm以内へ設ける本肢は不適切です。固定しやすい位置ならどこでもよい、とは考えません。 根拠・考え方(選択肢3):公共標仕第7章・JASS6の裏当て金の組立溶接位置と接合部への悪影響の防止。
|
| 選択肢4 | H形柱のエンドタブ ○ 適当 H形柱の所定接合では鋼製エンドタブを残す仕様が認められる。 根拠・考え方(選択肢4):公共標仕第7章・鋼製エンドタブの柱断面等に応じた処理。
|
裏当て金の組立溶接は、フランジ端部等の悪影響が生じる位置を避けます。両端から5mm以内は不適切です。
この知識の出題:2023年
柱梁接合の裏当て金の組立溶接を、梁フランジ両端から5mm以内へ行わない
正解:3番
問14 鉄骨の階高の管理許容差
頻出度:★★★
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確認ポイント:製品検査と現場検査、管理値と限界値を分けます。
中心テーマ:鉄骨製作・建方の精度と許容差
出題年度:2017・2019・2020・2023・2026年(10年中5年)
管理許容差を対象別に確認
| 検査対象 | 管理許容差 |
|---|---|
| 製品:柱長さH<10m | ±3mm |
| 製品:柱長さH≧10m | ±4mm |
| 製品:階高 | ±3mm |
| 現場:各節の柱の倒れ | H/1000以下、かつ10mm以下 |
| 現場:建物全体の倒れ | H/4000+7mm以下、かつ30mm以下 |
例えば建物高さ20mならH=20000mmとそろえ、20000/4000+7=12mm。30mm以下との両条件から12mm以下です。階高の限界±5mmを管理値とするのが問14の誤りです。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 柱長さの管理値 ○ 適当 製品検査の柱長さの管理許容差は、Hが10m未満で±3mm、10m以上で±4mmです。Hは設問の図で定める柱の長さで、建物全高とは異なります。ちょうど10mは後者です。 根拠・考え方(選択肢1):JASS6付則6・製品の柱長さの管理許容差。
|
| 選択肢2 | 階高の管理値を±5mm × 不適当(正解) 製品検査における階高の管理許容差は±3mmです。±5mmは限界許容差であり、施工・製作の管理目標として採用するのは不適切です。柱全体の長さの許容差と、各階高の許容差も分けます。 根拠・考え方(選択肢2):JASS6付則6・製品の階高の管理±3mmと限界±5mm。
|
| 選択肢3 | 各節の柱の倒れ ○ 適当 現場での各節の柱の倒れは、e≦H/1000、かつe≦10mmが管理条件です。Hはその節の高さ。両方の上限を満たすため、小さい方を採ります。 根拠・考え方(選択肢3):JASS6付則6・各節の柱の倒れの管理許容差。
|
| 選択肢4 | 建物全体の倒れ ○ 適当 現場での建物全体の倒れは、e≦H/4000+7mm、かつe≦30mmが管理条件です。Hとeの単位をそろえます。各節の柱の倒れの式と取り違えません。 根拠・考え方(選択肢4):JASS6付則6・建物全体の倒れの管理許容差。
|
製品検査の階高の管理許容差は±3mm。±5mmの限界許容差を管理値として使いません。
この知識の出題:2023年
製品検査の階高の管理許容差は±3mmで、限界許容差±5mmと取り違えない
正解:2番
問15 壁倍率3.7の面材耐力壁の釘間隔
頻出度:★★
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確認ポイント:釘の種類が合っていても、間隔が広いと所定の耐力になりません。
中心テーマ:木造面材耐力壁の取付け仕様
出題年度:2018・2023・2024・2026年(10年中4年)
外周の釘間隔を比較
本問の所定仕様は75mm以下で、設問の150mmは間隔が2倍です。同じ長さに打つ釘の本数は少なくなるため、釘の種類だけ合っていても壁倍率3.7の仕様にはなりません。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 横架材の背を上に配置 ○ 適当 横架材は木材の背を上にして曲がり方向に配慮して用いる。 根拠・考え方(選択肢1):木造の横架材の取付け:木材の背と曲がり方向。
|
| 選択肢2 | 防腐処理材の加工面の再処理 ○ 適当 防腐処理材の現場切断面は薬剤層が失われるため再処理する。 根拠・考え方(選択肢2):防腐処理木材の現場加工面への再処理。
|
| 選択肢3 | 土台継手とアンカーボルト ○ 適当 土台継手は柱・換気口を避け、上木側にアンカーを配置する。 根拠・考え方(選択肢3):木造の土台継手とアンカーボルトを設ける位置。
|
| 選択肢4 | CN50を外周150mm間隔 × 不適当(正解) 本問の壁倍率3.7の構造用合板仕様は、CN50釘等を外周部75mm以下の間隔で留め付けます。CN50という釘種が合っていても150mm間隔では広すぎます。合板厚、軸組、内部の釘間隔等の条件も併せて確認します。 根拠・考え方(選択肢4):昭和56年建設省告示第1100号等・出題時の壁倍率3.7の構造用合板仕様。
|
本問の壁倍率3.7の合板仕様はCN50の外周間隔75mm以下。150mmでは広すぎます。
この知識の出題:2023年
壁倍率3.7の所定の合板耐力壁では、CN50の外周150mm間隔は広すぎる
正解:4番
問16 ウレタン塗膜防水の出隅・入隅
頻出度:★★
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確認ポイント:入隅・出隅の形状は、防水工法と結び付けて覚えます。
中心テーマ:防水工法別の下地の出隅・入隅
出題年度:2017・2019・2023・2026年(10年中4年)
ウレタン塗膜防水の隅部
| 下地の部位 | 標準的な形状 |
|---|---|
| 入隅 | 直角 |
| 出隅 | 面取り |
工法名と形状を組で覚えます。別のアスファルト系防水の丸面・面取りの知識を、そのまま当てはめません。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 防水層末端の押え金物 ○ 適当 防水末端は各層をそろえて押え金物とシールで固定・止水する。 根拠・考え方(選択肢1):公共標仕第9章・トーチ工法の立上り末端の固定と止水。
|
| 選択肢2 | 保護層の成形伸縮目地材 ○ 適当 保護層の伸縮目地材は保護コンクリート全厚にわたって設ける。 根拠・考え方(選択肢2):同第9章・保護層全厚にわたる成形伸縮目地材。
|
| 選択肢3 | 入隅丸面・出隅直角 × 不適当(正解) ウレタンゴム系塗膜防水の下地は、入隅を直角、出隅を通りよく面取りする標準的な納まりです。入隅を丸面、出隅を直角とする本肢は不適切です。工法が違えば隅部の納まりも違うため、防水全般へ一律に一般化しません。 根拠・考え方(選択肢3):同第9章・ウレタンゴム系塗膜防水の下地の出隅・入隅。
|
| 選択肢4 | 低温時のシーリングの保温 ○ 適当 被着体が5℃以下になるおそれがある場合、保温等の必要措置をとり、プライマー・シーリング材の接着や硬化に適する施工条件を確保します。低温のまま何もせず施工してよいという意味ではありません。 根拠・考え方(選択肢4):同第9章・低温時のシーリングの施工措置。
|
ウレタン塗膜防水の下地は、入隅を直角、出隅を面取りする標準です。アスファルト防水の納まりと混同しません。
この知識の出題:2023年
ウレタン塗膜防水の下地は入隅直角・出隅面取りで、入隅丸面・出隅直角としない
正解:3番
問17 建具枠まわりモルタルと塩化物
頻出度:★
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確認ポイント:凍害を防ぐ目的でも、周辺金属を腐食させる材料は使えません。
中心テーマ:アルミ建具枠まわりモルタルの塩化物制限
出題年度:2023年(10年中1年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 塩化カルシウム系凍結防止剤 × 不適当(正解) 塩化カルシウム系の凍結防止剤は塩化物による鋼材・アルミニウム等の腐食を促進するため、本問の建具枠まわりの充塡モルタルに添加しません。冬期の凍害は適切な保温・材料管理等で防ぎます。 根拠・考え方(選択肢1):公共標仕第15章等・アルミ建具枠まわり充塡モルタルの塩化物混和剤の制限。
|
| 選択肢2 | 吸水調整材乾燥後の下塗り ○ 適当 吸水調整材は、モルタルの水を下地が急激に吸い込むことを抑えるために使い、所定の乾燥を確認してから下塗りします。濡れているうちに次の材料を塗る別の工法と混同しません。 根拠・考え方(選択肢2):同第15章・吸水調整材の塗布後の乾燥とモルタル下塗り。
|
| 選択肢3 | タイル密着張りの順序 ○ 適当 密着張りは上から下へ、間隔を置いた段を先行して平滑さを管理する。 根拠・考え方(選択肢3):同第11章・壁タイル密着張りの張付け順序。
|
| 選択肢4 | 乾式石張りの一次ファスナー ○ 適当 乾式石の一次ファスナーは躯体の所定位置へあと施工アンカーで取り付ける。 根拠・考え方(選択肢4):同第10章・外壁乾式石張りの一次ファスナーとあと施工アンカー。
|
アルミニウム建具枠まわりのモルタルには、腐食を促す塩化カルシウム系の混和剤を添加しません。
この知識の出題:2023年
アルミ建具枠まわりのモルタルに塩化カルシウム系凍結防止剤を加えない
正解:1番
問18 天井をダクトから吊らない
頻出度:★★★
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確認ポイント:設備の支持系と、天井の支持系を分けます。
中心テーマ:軽量鉄骨天井下地の施工
出題年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026年(10年中10年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 笠木固定金具のアンカー ○ 適当 笠木の固定金具は所定のあと施工アンカーで堅固に設置し、止水措置を行う。 根拠・考え方(選択肢1):公共標仕第14章・アルミニウム製笠木固定金具と止水。
|
| 選択肢2 | ダクトフランジへ天井を固定 × 不適当(正解) 天井のつりボルトは、躯体又は適切な吊りボルト受け等から支持します。設備ダクトのフランジへ取り付けると、天井荷重を想定していない設備の支持に負担させるため不適切です。必要に応じて受け材を設け、適切な間隔を確保します。 根拠・考え方(選択肢2):同第14章・軽量鉄骨天井下地のつりボルトの支持方法。
|
| 選択肢3 | 反射ガラスの清掃 ○ 適当 反射膜を傷つけない軟らかい用具と水で清掃する。 根拠・考え方(選択肢3):板ガラス製造所要領・熱線反射ガラスの反射膜を傷めない清掃。
|
| 選択肢4 | チャンネル構法のガラス取付け ○ 適当 グレイジングチャンネル構法では原則セッティングブロックを使用しない。 根拠・考え方(選択肢4):公共標仕第16章・グレイジングチャンネル構法の単板ガラスの取付け。
|
天井のつりボルトは躯体等の適切な支持部から支持します。間隔が取れなくても、ダクトフランジへ取り付けません。
この知識の出題:2023年
天井のつりボルトを設備ダクトのフランジに取り付けない
正解:2番
問19 ALC下地モルタルの選び方
頻出度:★
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確認ポイント:下地が弱い場合、硬く強いモルタルを使えばよいとは限りません。
中心テーマ:ALC下地に適合する左官モルタル
出題年度:2023年(10年中1年)
強い材料が、弱い下地に適するとは限らない
ALCの表面に、収縮や硬さの合わない富調合モルタルを使うと、下地との境界で剥離しやすくなります。専用の既調合軽量モルタルや下地処理など、材料の組合せと施工仕様を守ります。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | ALCに富調合の現場調合モルタル × 不適当(正解) ALCは軽量で表面強度が低く、専用の既調合軽量モルタル等、下地に適合する材料を用います。富調合の現場調合モルタルで強くすればよい、という考え方は不適切で、収縮や付着の不適合から剥離等を生じやすくなります。 根拠・考え方(選択肢1):公共標仕第15章・ALCパネル下地のモルタルの材料・調合。
|
| 選択肢2 | 特定天井の質量 ○ 適当 特定天井の仕様ルートでは、天井面構成部材等の質量を20kg/m²以下とする条件を確認します。天井材に自重を負担させる照明設備等も含めます。20kg/m²だけで全ての特定天井の基準を満たす意味ではありません。 根拠・考え方(選択肢2):平成25年国土交通省告示第771号等・特定天井の仕様ルート。
|
| 選択肢3 | CWファスナーの連続基準 ○ 適当 連続した基準線で各階ファスナーの位置を合わせ、基準墨の累積ずれを防ぐ。 根拠・考え方(選択肢3):メタルカーテンウォールのファスナー取付けの連続した基準設定。
|
| 選択肢4 | 夏期の塗装前の乾燥 ○ 適当 夏期のコンクリート下地の塗装では、本問の材齢21日経過に加えて十分な乾燥を確認している条件が適当です。21日経てば含水状態にかかわらず塗装できる、と判断しません。 根拠・考え方(選択肢4):公共標仕第18章・コンクリート塗装下地の材齢と乾燥状態。
|
ALCには専用の既調合軽量モルタル等を用います。富調合の現場調合モルタルは下地との適合性に問題があります。
この知識の出題:2023年
ALC下地に富調合の現場調合モルタルを用いず、専用の既調合軽量モルタル等を使う
正解:1番
問20 CD管の使用場所
頻出度:★★
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確認ポイント:CD管とPF管の適用場所を区別します。
中心テーマ:合成樹脂製可とう電線管の適用・固定
出題年度:2020・2021・2023・2024年(10年中4年)
CD管とPF管を区別
| 管の種類 | 本問の施工場所での判断 |
|---|---|
| CD管 | 原則コンクリート埋込みに使用 |
| PF管等 | 軽量鉄骨壁内など使用場所の仕様に適合するものを選ぶ |
合成樹脂製可とう電線管という共通名だけで、同じ場所に使えるとは判断しません。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 給水管の埋設表示テープ ○ 適当 管の位置を示す表示テープを土被り150mm程度に埋める。 根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)・埋設給水管の表示。
|
| 選択肢2 | 衛生器具と樹脂プラグ ○ 適当 所定の軽量な衛生器具は適切な樹脂プラグ等で躯体に固定できる。 根拠・考え方(選択肢2):同・壁付け衛生器具の適合する固定具と躯体への取付け。
|
| 選択肢3 | 軽量鉄骨壁内にCD管 × 不適当(正解) CD管は原則としてコンクリートに埋め込んで使用します。軽量鉄骨壁下地内の低圧配線の保護管にCD管を使う本肢は不適切で、PF管等、使用場所に適合する管を選びます。壁内だから全てコンクリート埋込みと同じ、とはしません。 根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)・CD管とPF管の適用場所。
|
| 選択肢4 | 二重床内のケーブル経路 ○ 適当 二重床内のころがし配線は床割付方向に合わせ、保守経路を明確にする。 根拠・考え方(選択肢4):同・二重床内のケーブル配線経路と保守。
|
CD管は原則コンクリート埋込み用。軽量鉄骨壁下地内の配線にはPF管等の適合する管を使います。
この知識の出題:2023・2024年
CD管は原則コンクリート埋込み用として使用場所を区別する
正解:3番
問21 発泡プラスチック断熱材の保管
頻出度:★
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確認ポイント:日射を吸収して熱がこもる保管方法になっていないか考えます。
中心テーマ:発泡プラスチック断熱材の屋外保管
出題年度:2023年(10年中1年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 黒色シートを隙間なく密着 × 不適当(正解) 発泡プラスチック断熱材を屋外保管するときは、日射や熱による変形を避けるため、明るい色のシート等で覆い、シートと材料の間に通気用の隙間をとります。黒色シートを密着させると熱がこもりやすく、不適切です。 根拠・考え方(選択肢1):発泡プラスチック断熱材の製造所要領・日射、過熱を避ける運搬保管。
|
| 選択肢2 | 欠落部を同じ断熱材で補修 ○ 適当 断熱欠落部は同じ断熱材で隙間なく補修し、連続性を回復する。 根拠・考え方(選択肢2):断熱材打込み工法・欠落部の同材補修と断熱層の連続性。
|
| 選択肢3 | 隠蔽前の施工確認 ○ 適当 隠蔽前に断熱の隙間と室内側防湿層の連続性を確認する。 根拠・考え方(選択肢3):無機繊維系断熱材の隠蔽前確認と室内側の防湿層。
|
| 選択肢4 | 防湿フィルムの継目の重ね ○ 適当 本問の防湿用ポリエチレンフィルムの継目は、柱等の木下地がある位置で30mm以上重ねます。重ねるだけでなく、採用する工法の留付け・気密等の条件を満たし、防湿層を連続させます。 根拠・考え方(選択肢4):木造充填断熱の防湿フィルムの木下地上の継目と30mm以上の重ね。
|
やむを得ない屋外保管では、明るい色のシート等で日射を避け、通気する隙間を確保します。黒色シートの密着は過熱の原因です。
この知識の出題:2023年
発泡プラスチック断熱材へ黒色シートを密着させて保管せず、日射・過熱と通気に配慮する
正解:1番
問22 あと施工アンカーの低騒音・低振動の穿孔
頻出度:★★★
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確認ポイント:穿孔工具の衝撃の有無を、騒音・振動と結び付けます。
中心テーマ:あと施工アンカーの施工・確認
出題年度:2017・2018・2019・2021・2023・2024・2025・2026年(10年中8年)
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 耐震スリットの止水 ○ 適当 耐震スリットは所定幅・耐火性能を確保し、両面の止水を行う。 根拠・考え方(選択肢1):改修標仕第8章・耐震スリットの幅、耐火材及び両面止水。
|
| 選択肢2 | 接着剤不足時の再施工 ○ 適当 カプセル方式の接着系アンカーで所定量の接着剤があふれ出ない場合は、直ちに筋を引き抜き、カプセルを追加して本問の手順で再施工します。硬化してから任意に引き抜き再使用する意味ではありません。製品ごとの施工条件に従います。 根拠・考え方(選択肢2):同8.12節・カプセル方式の接着系アンカーの埋込み。
|
| 選択肢3 | ハンマードリルを採用 × 不適当(正解) ハンマードリルは打撃を加えて穿孔するため、騒音・振動が発生します。対策が必要という理由でその工具を選ぶ本肢は不適切です。ダイヤモンドコアドリル等を検討する場合も、アンカーの認証・工法が許容する穿孔面や清掃条件に適合させます。 根拠・考え方(選択肢3):同8.12節・騒音振動に配慮した穿孔と採用アンカーへの適合。
|
| 選択肢4 | 梁下グラウトの空気抜き ○ 適当 梁下より約10cm上の空気抜き先端のオーバーフローで充填を確認する。 根拠・考え方(選択肢4):同8.21節・増設RC壁梁下のグラウトと空気抜き。
|
騒音・振動対策が必要なら、衝撃式ハンマードリルを安易に選びません。工法に適合するコアドリル等を検討します。
この知識の出題:2023年
騒音・振動対策が必要なためハンマードリルを選ぶ、という説明は不適切
正解:3番
問23 防水改修のドレン周囲の撤去範囲
頻出度:★★
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確認ポイント:保護コンクリートの撤去と、防水層の撤去で範囲が異なります。
中心テーマ:防水改修のドレン周囲の処理
出題年度:2019・2021・2023年(10年中3年)
撤去する層で数値を分ける
| 本問のドレン周囲 | 端部からの標準的な撤去範囲 |
|---|---|
| 保護コンクリート等の既存保護層 | 500mm程度 |
| その後に撤去する既存防水層 | 300mm程度 |
既存保護層を残し、改修用ドレンを設けない場合の扱いです。300mmという数字は出てきますが、それを保護層の撤去範囲に取り違えません。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 保護層をドレンから300mm撤去 × 不適当(正解) 本問のように既存保護層を残し改修用ドレンを設けない場合、ドレン端部から500mm程度まで既存保護層を撤去します。その後、ドレン周囲の既存防水層を300mm程度まで撤去する標準です。保護層を300mmだけ撤去し、既存防水層の上へそのまま新設する説明が不適切です。 根拠・考え方(選択肢1):改修標仕3.2.3(オ)・3.2.4(イ)、保護層500mm・既存防水層300mmの区別。
|
| 選択肢2 | 既存アスファルト層の補修 ○ 適当 残すアスファルト層の浮き・剥離は切開・加熱して張り合わせる。 根拠・考え方(選択肢2):同第3章・既存アスファルト防水層の浮き・剥離等の下地処理。
|
| 選択肢3 | 厚付け塗材の下地調整 ○ 適当 厚付け仕上塗材の本問の条件では、目違いのサンダー掛け程度で下地調整が足り、下地調整塗材を省略できる扱いです。清掃・脆弱部除去等の必要な下地処理まで省略してよいという意味ではありません。 根拠・考え方(選択肢3):同第4章・厚付け仕上塗材で仕上げるコンクリート下地の調整。
|
| 選択肢4 | 小面積タイル張替えの養生 ○ 適当 小面積張替えは両面にポリマーセメントモルタルを塗り、目地詰め前24時間以上養生する。 根拠・考え方(選択肢4):同第4章・0.25m²以下の部分張替え工法と目地詰め前の養生。
|
本問では保護層を端部から500mm程度撤去し、その後の既存防水層は300mm程度まで撤去する標準を分けて覚えます。
この知識の出題:2023年
保護層を残し改修用ドレンを設けない場合、ドレン端部から保護層500mm程度と防水層300mm程度の撤去を区別する
正解:1番
問24 ボイリングと盤ぶくれ
頻出度:★★
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確認ポイント:砂が湧く現象と、底面全体が押し上げられる現象を分けます。
中心テーマ:地下水による掘削底の破壊・浮上
出題年度:2017・2018・2020・2023年(10年中4年)
地下水による二つの現象
| 現象 | 主な仕組み |
|---|---|
| ボイリング | 主に砂質土で上向き浸透流により砂が湧き上がる |
| 盤ぶくれ | 下方の被圧地下水の圧力で掘削底面が押し上げられる |
粘性土が掘削側へ回り込むヒービングとも区別します。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | ミルシート ○ 適当 ミルシートは鋼材規格適合を証明する製造者の試験成績書。 根拠・考え方(選択肢1):鋼材検査証明書(ミルシート)と製造者の試験成績。
|
| 選択肢2 | ブリーディング ○ 適当 ブリーディングは固体分の沈降で水が上昇する現象。 根拠・考え方(選択肢2):フレッシュコンクリート・モルタルの材料分離とブリーディング。
|
| 選択肢3 | チョーキング ○ 適当 チョーキングは劣化した塗膜表面が粉化する現象。 根拠・考え方(選択肢3):塗膜の劣化現象:表面粉化とチョーキング。
|
| 選択肢4 | 被圧水で底面が持ち上がると説明 × 不適当(正解) 被圧地下水の圧力により掘削底面が持ち上がる現象は盤ぶくれです。ボイリングは主に砂質地盤で、上向き浸透流により有効応力が低下し砂が湧き上がる現象をいいます。地下水が関わる点は共通でも、発生の仕組みを区別します。 根拠・考え方(選択肢4):地下水を伴う根切りの破壊形態:ボイリングと盤ぶくれ。
|
被圧地下水で掘削底面が持ち上がる説明は盤ぶくれです。ボイリングは主に砂質土で上向き浸透流により砂が湧く現象です。
この知識の出題:2018・2020・2023年
被圧地下水の圧力で掘削底面が持ち上がるのは盤ぶくれで、ボイリングの説明ではない
正解:4番
問25 契約不適合の追完請求をする相手
頻出度:★★★
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確認ポイント:施工の契約上の責任を負う相手と、監理する相手を分けます。
中心テーマ:工事請負・監理委託契約の責任と費用負担
出題年度:2018・2019・2020・2021・2023・2024・2025・2026年(10年中8年)
請負契約と監理委託契約を分ける
工事の目的物の修補等は、工事請負契約の発注者から受注者へ請求します。監理業務についての不履行・責任を検討することとは、契約と相手方が異なります。設問指定の七会令和5年1月版・四会令和2年4月版で判断します。
| 選択肢 | 判断・解説 |
|---|---|
| 選択肢1 | 不適切な施工関係者への措置 ○ 適当 発注者は不適切な施工関係者について理由を示し、措置を求められる。 根拠・考え方(選択肢1):民間(七会)連合協定工事請負契約約款・令和5年1月版の施工関係者への措置。
|
| 選択肢2 | 監理者へ修補・代替物を請求 × 不適当(正解) 目的物に契約不適合がある場合、修補又は代替物の引渡しによる履行の追完を請求する相手は受注者です。監理者は施工請負契約の受注者ではなく、本肢は請求先を取り違えています。監理業務の責任の有無を別に検討することとは区別します。 根拠・考え方(選択肢2):同約款・契約不適合の履行追完の請求相手。
|
| 選択肢3 | 催告後の監理委託契約の解除 ○ 適当 相当期間を定め書面催告し、履行がなければ契約を解除できる。 根拠・考え方(選択肢3):四会連合協定建築設計・監理等業務委託契約約款・令和2年4月版の催告解除。
|
| 選択肢4 | 協議決定事項の書面化 ○ 適当 設問指定の令和2年4月版の監理業務委託約款では、協議で決定した事項は原則として速やかに書面を作成し、記名・押印する扱いです。設問が指定した版で判断し、後年の書面・電子契約等の扱いに置き換えません。 根拠・考え方(選択肢4):同約款・協議事項の原則書面化、記名・押印。
|
工事請負契約の目的物の契約不適合に関する修補等は、発注者から受注者へ請求します。監理者への請求ではありません。
この知識の出題:2023年
工事目的物の契約不適合に対する修補等の追完請求先は受注者で、監理者ではない
正解:2番
正解一覧
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| 問 | 正解 |
|---|---|
| 問1 | 2番 |
| 問2 | 1番 |
| 問3 | 4番 |
| 問4 | 2番 |
| 問5 | 1番 |
| 問6 | 2番 |
| 問7 | 4番 |
| 問8 | 1番 |
| 問9 | 3番 |
| 問10 | 3番 |
| 問11 | 4番 |
| 問12 | 4番 |
| 問13 | 3番 |
| 問14 | 2番 |
| 問15 | 4番 |
| 問16 | 3番 |
| 問17 | 1番 |
| 問18 | 2番 |
| 問19 | 1番 |
| 問20 | 3番 |
| 問21 | 1番 |
| 問22 | 3番 |
| 問23 | 1番 |
| 問24 | 4番 |
| 問25 | 2番 |
令和5年度の公式正解と全25問を照合しています。解説・学習用の見出し・頻出度は独自に整理したものです。