令和7年度(2025年)の一級建築士試験「学科Ⅴ・施工」について、全25問の正解と学習上のポイントを整理しました。各問の解説は、クリックすると開きます。

公式の試験問題や手元の問題集と照らしてご利用ください。

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建築技術教育普及センター 一級建築士 過去の試験問題 令和7年 施工

問題文・図表の全文は掲載していません。問10・11は手元の試験問題の表と見比べてご利用ください。各選択肢の見出しは学習用に要約したものです。法令は試験が指定する令和7年(2025年)1月1日時点で判断します。問25は設問指定の四会連合協定約款(令和2年4月版)・民間(七会)連合協定約款(令和5年1月版)に合わせています。解説中の「公共標仕」は公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版、「改修標仕」は公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版の略です。

頻出度は2017〜2026年の10年分について、各問に設定した中心テーマが出た年度数で判定しています。同じ年度に複数回出ても1年と数え、5年以上=★★★、2〜4年=★★、1年=★です。解説内の「この知識の出題」は、同じ知識・判断関係を確認できた年度(正誤を逆にした記述を含む)を示します。将来の出題予測ではありません。

問1 本設エレベーターを工事用に使う手続

頻出度:★

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確認ポイント:施工者や監理者の確認と、法令による検査を区別します。

中心テーマ:工事用に使用する本設エレベーターの法定手続
出題年度:2025年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 暴風後のクレーン点検
○ 適当

瞬間風速30m/sを超える風が吹いた後、屋外に設置したクレーンで作業を再開する前に、各部の異常を点検します。日々の作業開始前点検とは別に、暴風後の点検が必要です。

根拠・考え方(選択肢1):クレーン等安全規則第41条(暴風後等の点検)。
選択肢2 監理者の検査だけでエレベーター使用
× 不適当(正解)

積載荷重1tの本設エレベーターを工事用に使用するときも、法令に基づく設置届、落成検査、検査証等の手続が必要です。監理者の検査への合格だけを使用開始の条件とする点が誤りです。建築基準法の完了検査に対応する例外手続もありますが、監理者の検査に置き換えられる意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢2):クレーン等安全規則第140条・第141条・第143条(設置、落成検査、検査証)。
選択肢3 指定のない仮設物の承認
○ 適当

設計図書に指定のない仮設物等は、施工者の責任で計画するのが基本で、通常は監理者の承認対象ではありません。ただし、必要な法定手続や安全確保まで不要になるわけではありません。

根拠・考え方(選択肢3):総合施工計画書の承認範囲:設計図書で指定されない仮設物等の責任。
選択肢4 施工上の発明と特許出願
○ 適当

公共工事の施工上の発明等の権利化は、事前に発注者と協議する。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第1章の特許出願等に関する発注者との事前協議。
覚えるポイント

積載荷重1tの本設エレベーターを工事用に使う場合も、必要な落成検査・検査証等の手続を満たします。監理者の検査だけでは足りません。

この知識の出題:2025年
本設エレベーターを工事用に使用する際、監理者の検査だけで法定手続を満たすとはしない

正解:2番

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問2 建設発生土の計画・記録の保存期間

頻出度:★★

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確認ポイント:作成対象となる数量と、作成後の保存期間を別々に確認します。

中心テーマ:建設副産物の搬出・処理と記録管理
出題年度:2017・2021・2022・2025年(10年中4年)

作成と保存を分けて覚える

本問は1000m³以上の建設発生土を搬出する工事です。計画を作成した後、その計画と実施状況の記録を完成後5年間保存します。「対象数量が正しいから、保存期間も正しい」と判断しないようにします。

選択肢 判断・解説
選択肢1 再生資源利用促進計画を1年保存
× 不適当(正解)

再生資源利用促進計画と実施状況の記録は、工事完成後5年間保存します。1年間という説明は保存期間が短すぎます。建設発生土の搬出先の確認などと併せ、計画を作った後も記録を保持する点を押さえます。

根拠・考え方(選択肢1):資源有効利用促進法に基づく指定副産物の利用促進に関する建設業の判断基準省令第7条。
選択肢2 土止め支保工作業主任者
○ 適当

土止め主任者が切ばり等の取付け方法を決め、作業を直接指揮する。

根拠・考え方(選択肢2):労働安全衛生規則第375条(作業主任者の職務)。
選択肢3 元方安全衛生管理者の職務
○ 適当

元方安全衛生管理者は災害防止措置の技術的事項を管理する。

根拠・考え方(選択肢3):労働安全衛生法第15条の2(元方安全衛生管理者)。
選択肢4 海域への排水のpH
○ 適当

本問の排水基準では、海域への排水の水素イオン濃度はpH5.0〜9.0です。海域以外の5.8〜8.6と区別します。自治体の上乗せ排水基準等がある場合まで全国一律にこの範囲だけで判断する意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢4):排水基準を定める省令・別表第2の水素イオン濃度。
覚えるポイント

本問の再生資源利用促進計画と実施状況の記録は、工事完成後5年間保存します。1年間という旧来の数値と混同しません。

この知識の出題:2025年
再生資源利用促進計画と実施状況の記録を工事完成後5年間保存する

正解:1番

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問3 セルフレベリング材の養生期間

頻出度:★★

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確認ポイント:普通の条件と低温の条件で、必要な養生期間を分けます。

中心テーマ:セルフレベリング材の養生
出題年度:2025・2026年(10年中2年)

通常と低温時の二つの期間

条件 特記がない場合の養生期間
通常 7日以上
低温の場合 14日以上

歩行できるまでの硬化時間と、床仕上げ前に確保する養生・乾燥期間は異なります。

選択肢 判断・解説
選択肢1 ECPへの孔あけ工具
○ 適当

ECPは衝撃で割れやすいため、振動ドリルを避け電気ドリルで孔あけする。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第8章・押出成形セメント板の加工。
選択肢2 ロールカーペットの保管
○ 適当

ロールカーペットは横置き3段以下等の安全な俵積みで保管する。

根拠・考え方(選択肢2):カーペットの運搬・保管:巻物の横置き、俵積みの制限。
選択肢3 SL材を通常5日・低温10日養生
× 不適当(正解)

特記のない一般的なセルフレベリング材塗り後は7日以上、低温の場合は14日以上の養生期間をとります。5日・10日では短すぎます。速硬製品等の個別仕様とは分け、設問の条件で判断します。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書15.5.5(5)(イ)(養生):7日以上、低温時14日以上。
選択肢4 あと施工アンカーの試験荷重
○ 適当

施工後も採用するアンカーの確認試験では、設計用引張強度を確認荷重として、所定の試験方法で引抜き耐力を確認します。破壊させて終局耐力を調べる試験と混同せず、荷重・保持時間・変位等を管理します。

根拠・考え方(選択肢4):あと施工アンカーの固着力確認試験:採用するアンカーの確認荷重。
覚えるポイント

特記のない標準的なセルフレベリング材は7日以上、低温の場合は14日以上の養生を確保します。

この知識の出題:2025年
特記のないSL材の養生期間は7日以上、低温の場合14日以上

正解:3番

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問4 建設リサイクル法の届出先

頻出度:★★

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確認ポイント:提出者・期限・提出先を三つ一組で確認します。

中心テーマ:建設リサイクル法の対象・届出
出題年度:2018・2022・2025年(10年中3年)

届出の組合せを整理

手続 提出者 提出先・期限等
危険物貯蔵所設置許可 設置しようとする者 本問の区域では市町村長、設置前
建築物除却届 除却工事の施工者 建築主事等を経由して都道府県知事
3tクレーン設置届 事業者 労働基準監督署長、工事開始30日前まで
建設リサイクル法の届出 発注者 原則都道府県知事、着手7日前まで
選択肢 判断・解説
選択肢1 危険物貯蔵所の設置許可
○ 適当

当該市町村内の危険物貯蔵所の設置許可は市町村長へ申請する。

根拠・考え方(選択肢1):消防法第11条第1項(危険物製造所等の設置許可)、本問の市町村の条件。
選択肢2 建築物除却届
○ 適当

床面積10m²を超える建築物の除却では、除却工事の施工者が、建築主事等を経由して都道府県知事へ届け出ます。新築の建築工事届の届出者である建築主と区別します。

根拠・考え方(選択肢2):建築基準法第15条第1項(除却工事の届出者と提出先)。
選択肢3 3tクレーンの設置届
○ 適当

3tクレーンの設置工事は開始30日前までに設置届を提出する。

根拠・考え方(選択肢3):クレーン等安全規則第5条・労働安全衛生法第88条の設置届。
選択肢4 再資源化の届出を特定行政庁へ提出
× 不適当(正解)

対象となる新築工事の規模は床面積500m²以上で、発注者が着手7日前までに届け出ます。法が定める原則の届出先は都道府県知事で、「特定行政庁」とする点が誤りです。権限移譲により実際の窓口が市等となる場合はありますが、建築基準法の特定行政庁という名称で決めません。

根拠・考え方(選択肢4):建設リサイクル法第9条第1項・施行令第2条(対象規模と着手7日前の届出)。
覚えるポイント

建設リサイクル法の届出は原則として都道府県知事あて。建築基準法上の特定行政庁という区分で判断しません。

この知識の出題:2022・2025年
建設リサイクル法の届出は発注者が着手7日前までに原則都道府県知事へ提出する

正解:4番

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問5 地盤調査の方法と調査目的

頻出度:★★★

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確認ポイント:土の強さ、変形しやすさ、液状化の判定は、同じ調査ではありません。

中心テーマ:地盤調査の方法と調査目的
出題年度:2017・2019・2022・2025・2026年(10年中5年)

何を知りたいかから試験を選ぶ

試験等 主な目的
三軸圧縮試験 土のせん断強度定数c・φ
孔内水平載荷試験 孔壁を押し広げて変形特性等を把握
SWS試験 軟弱な浅い地盤の硬軟等の把握
液状化判定の調査 標準貫入N値・粒度・地下水位等の把握
選択肢 判断・解説
選択肢1 三軸圧縮試験と粘着力
○ 適当

三軸圧縮試験で粘着力と内部摩擦角を求める。

根拠・考え方(選択肢1):三軸圧縮試験のせん断強度定数c・φ。
選択肢2 孔内水平載荷で液状化を調査
× 不適当(正解)

孔内水平載荷試験は、ボーリング孔の孔壁を水平に押し広げ、地盤の変形係数等を調べる試験です。液状化の程度の判定には、標準貫入試験のN値、土の粒度・細粒分含有率、地下水位等の情報を用います。

根拠・考え方(選択肢2):地盤調査:孔内水平載荷試験の目的と液状化判定の調査項目。
選択肢3 軟弱層のSWS試験
○ 適当

SWS試験は約10m程度の軟弱層調査に適する。

根拠・考え方(選択肢3):JIS A 1221・スクリューウエイト貫入試験の適用範囲。
選択肢4 平板載荷面の整地範囲
○ 適当

平板載荷面は載荷板中心から約1.2mの範囲を水平に整える。

根拠・考え方(選択肢4):JGSの地盤の平板載荷試験:載荷板寸法と試験地盤面の整地。
覚えるポイント

孔内水平載荷試験は孔壁を押し広げて変形・強度特性を調べる試験です。液状化判定はN値・粒度・地下水位等を使って行います。

この知識の出題:2025年
孔内水平載荷試験を砂層の液状化の程度を直接調べる試験として選ばない

正解:2番

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問6 切ばりの盤圧計を設ける位置

頻出度:★★

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確認ポイント:計測したいのは曲げではなく、切ばりの軸力です。

中心テーマ:山留め切ばりの軸力計測と計器位置
出題年度:2020・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 低透水地盤のウェルポイント
○ 適当

比較的低透水の砂質地盤には真空吸引するウェルポイントが適する。

根拠・考え方(選択肢1):ウェルポイントの真空吸引による排水と適用土質。
選択肢2 リチャージと必要揚水量
○ 適当

復水で揚水側へ水が戻るためリチャージ併用時の揚水量は増える。

根拠・考え方(選択肢2):リチャージによる地下水の復水と揚水量の増加。
選択肢3 切ばり撤去前の盛替え梁
○ 適当

切ばり撤去前に盛替え梁の強度を確保し、地下躯体へ荷重を移す。

根拠・考え方(選択肢3):切ばり解体時の応力の盛替えと、盛替え梁の強度確保。
選択肢4 切ばり中央に盤圧計を設置
× 不適当(正解)

切ばりの軸力を測る盤圧計は、腹起しに近い所定の位置に設けます。切ばり中央は自重によるたわみや曲げ等の影響を受けやすく、軸力を正しく測るため中央に置く、という説明は不適切です。

根拠・考え方(選択肢4):山留め支保工の計測管理:盤圧計の取付け位置と軸力の測定。
覚えるポイント

盤圧計は腹起しに近い所定位置へ設けます。曲げ等の影響が生じやすい中央を選びません。

この知識の出題:2020・2025年
切ばりの盤圧計を腹起しから離れた支点間中央に設置しない

正解:4番

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問7 アースドリル工法の孔底深度の検測

頻出度:★

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確認ポイント:一つの点の深さだけで、孔底全体の状態が分かるかを考えます。

中心テーマ:場所打ち杭の掘削孔先端深度の検測
出題年度:2025年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 孔底の中心1点だけを検測
× 不適当(正解)

孔底の深度は中心だけでなく周辺も含む複数点で検測します。中心から離れた位置も測り、支持地盤への到達や底残り等を検討します。中心1点だけでは孔底全体の状態を確認できません。

根拠・考え方(選択肢1):JASS4・場所打ち杭の掘削孔先端深度の検測位置。
選択肢2 鉄筋かごの補強リング
○ 適当

鉄筋かごの補強リングは平鋼等を2~3m間隔で配置する。

根拠・考え方(選択肢2):公共建築工事標準仕様書第4章・場所打ち杭の鉄筋かごの補強。
選択肢3 既製杭の溶接継手寸法
○ 適当

杭現場溶接の目違い2mm以下、ルート間隔4mm以下を確認する。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第4章・既製コンクリート杭の現場溶接継手の目違い・ルート間隔。
選択肢4 杭頭処理までの期間
○ 適当

杭頭の余盛り部分は、打込みから14日程度経過してから、杭本体を傷めないようにはつり取り、所定の高さへそろえます。打込み直後に処理して杭本体を損傷させないための期間です。

根拠・考え方(選択肢4):同4.5.7(杭頭の処理):14日程度経過後。
覚えるポイント

孔底は中心と周辺の複数点で確認します。中心1点だけでは、底残りや深度のばらつきを見落とします。

この知識の出題:2025年
孔底中心の1点だけで検測を終えず、周辺を含む複数点で確認する

正解:1番

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問8 鉄筋相互のあきの決め方

頻出度:★★

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確認ポイント:鉄筋径・粗骨材寸法・最小寸法から、最も大きい必要値を選びます。

中心テーマ:鉄筋相互のあきの寸法
出題年度:2021・2024・2025年(10年中3年)

必要なあきの最大値を選ぶ

比べる条件 本問の計算
主筋の呼び名の数値の1.5倍 22×1.5=33mm
粗骨材最大寸法の1.25倍 20×1.25=25mm
最小寸法 25mm

最大の33mm以上が必要です。30mmは粗骨材側の条件を満たしても、鉄筋径側の条件を満たしません。

選択肢 判断・解説
選択肢1 D22主筋のあき30mm
× 不適当(正解)

鉄筋相互のあきは、主筋の呼び名の数値の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、25mmのうち最も大きい値以上とします。本問では33mm・25mm・25mmの最大で33mm以上となり、30mmでは不足します。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第5章・鉄筋のあき:1.5d、1.25G、25mmの最大。
選択肢2 最小かぶりに施工誤差を加算
○ 適当

加工に用いるかぶり厚さは、法令上の最小かぶりに、一般に施工誤差として10mmを加えて設定します。法令上の最小値と、施工計画上確保する値を同じにしません。

根拠・考え方(選択肢2):建築基準法施行令第79条の最小かぶりと、施工誤差を加えた加工寸法。
選択肢3 スラブのスペーサー間隔
○ 適当

スラブのスペーサーは約0.9m間隔、端部0.1m以内に配置する。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第5章・スラブのスペーサーの位置・間隔。
選択肢4 D29以上の主筋のかぶり
○ 適当

D29以上の主筋は付着割裂対策として1.5d以上のかぶりも確保する。

根拠・考え方(選択肢4):JASS5・太径主筋の付着割裂を考慮したかぶり厚さ。
覚えるポイント

本問のあきはmax(1.5×22、1.25×20、25)=33mm以上。30mmでは不足です。

この知識の出題:2024・2025年
鉄筋径、粗骨材寸法、最小値の条件の最大をとり、D22・骨材20mmなら33mm以上とする

正解:1番

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問9 型枠支保工のパイプサポート継ぎ

頻出度:★★

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確認ポイント:支柱の高さの条件と、継手のボルト本数の条件を混同しません。

中心テーマ:パイプサポートの接続・水平つなぎ
出題年度:2020・2023・2025年(10年中3年)

継手と水平つなぎは別の確認

サポートを継ぐなら4個以上のボルト又は専用金具。さらに支柱高さが3.5mを超える場合は、高さ2m以内ごとの二方向の水平つなぎ等の条件があります。本問の高さ3.5mという値で、ボルト本数の不足が許されるわけではありません。

選択肢 判断・解説
選択肢1 施工時の水平荷重
○ 適当

施工時水平荷重は鉛直荷重に対する割合で評価する。

根拠・考え方(選択肢1):労働安全衛生規則第240条第3項第3号・第4号、JASS5の施工時水平荷重の評価。
選択肢2 鋼材の許容応力
○ 適当

型枠支保工に用いる鋼材の許容曲げ・圧縮応力は、降伏強さと引張強さの3/4の小さい方について、その2/3以下とします。降伏強さだけの2/3と決めつけず、二つを比較します。

根拠・考え方(選択肢2):労働安全衛生規則第241条第1号の鋼材の許容応力。
選択肢3 2本のボルトでサポートを継ぐ
× 不適当(正解)

パイプサポートを継ぐ場合は4個以上のボルト又は専用の金具を使用します。本肢のボルト2本では不足します。高さ3.5mを超える場合の水平つなぎの条件とは別の規定です。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第242条第7号ロ(パイプサポートの継手)。
選択肢4 防水下地のコーン穴処理
○ 適当

防水下地のコーン穴は硬練りモルタルを密実に充填し、面をそろえる。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第6章・型枠緊張材のコーン穴処理。
覚えるポイント

パイプサポートを継ぐときは4個以上のボルト又は専用金具を使用します。支柱高さ3.5mでも2本では不足です。

この知識の出題:2025年
パイプサポートの継手をボルト2本だけで緊結しない。4個以上又は専用金具を使う

正解:3番

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問10 コンクリート調合の容積・質量と計算式

頻出度:★★

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確認ポイント:式の記号より先に、各欄がL/m³かkg/m³かを確認します。

中心テーマ:コンクリート調合の容積・質量による計算
出題年度:2017・2021・2025年(10年中3年)

公式の表の記号を単位で読み替える

区分 水 セメント 細骨材 粗骨材
絶対容積(L/m³) A B C D
質量(kg/m³) E F G H

細骨材率=C/(C+D)×100
空気量={1000−(A+B+C+D)}/1000×100
細骨材の表乾密度=G/C
水セメント比=E/F×100

1m³の中で、空気以外が955Lなら、空気は45L。空気量は45/1000×100=4.5%です。容積の足し引きと質量比を使い分けます。

選択肢 判断・解説
選択肢1 細骨材率の容積比
○ 適当

細骨材率は骨材全体の絶対容積に占める細骨材の絶対容積の割合なので、C/(C+D)×100で求めます。水やセメントの容積は分母に入れません。

根拠・考え方(選択肢1):細骨材率s/aの定義:細骨材絶対容積/骨材絶対容積。
選択肢2 空気量を材料の質量から算出
× 不適当(正解)

空気量は、コンクリート1m³=1000Lから、水・セメント・細骨材・粗骨材の絶対容積の合計A+B+C+Dを引いた容積を、1000Lで割って求めます。質量の合計E+F+G+Hを1000Lから引く本肢は、単位が一致しません。

根拠・考え方(選択肢2):絶対容積法:コンクリート全容積から材料の絶対容積を差し引く。
選択肢3 細骨材の表乾密度
○ 適当

密度は質量÷容積で、細骨材ではG/Cです。Gの単位はkg、CはLで、1kg/L=1g/cm³なので、数値を変えずに表乾密度を表せます。表面乾燥飽水状態という条件も対応しています。

根拠・考え方(選択肢3):密度=質量/容積、1kg/L=1g/cm³。
選択肢4 水セメント比の質量比
○ 適当

水セメント比は質量比です。水の質量Eをセメントの質量Fで割り、100を掛けます。絶対容積の比を用いる細骨材率とは異なる種類の比です。

根拠・考え方(選択肢4):水セメント比W/Cの定義:水質量/セメント質量。
覚えるポイント

空気量は1m³=1000Lから材料の絶対容積合計を引いて求めます。1000Lからkgを引く計算はできません。

この知識の出題:2017・2025年
空気量は全容積から材料の絶対容積の合計を差し引いて求める

正解:2番

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問11 受入試験の許容差と合否判定

頻出度:★★★

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確認ポイント:スランプとスランプフロー、普通と高強度の許容差を分けます。

中心テーマ:フレッシュコンクリートの受入試験と許容差
出題年度:2017・2019・2022・2024・2025年(10年中5年)

指定値から上下限を出して比較

選択肢 スランプ等の許容範囲と測定値 空気量の許容範囲と測定値 判定
1 15.5〜20.5cm/16.0cm 3.0〜6.0%/6.0% 両方とも範囲内
2 37.5〜52.5cm/55.0cm 3.0〜6.0%/3.0% フローが上限を超える
3 12.5〜17.5cm/17.0cm 3.5〜6.5%/6.5% 両方とも範囲内
4 50〜70cm/50.0cm 3.0〜6.0%/5.5% 両方とも範囲内

上限・下限ちょうどは範囲内です。「空気量が合格だから全体も合格」とせず、二つの試験をそれぞれ確認します。

選択肢 判断・解説
選択肢1 普通・指定スランプ18cm
○ 合格

指定スランプ18cmの許容範囲は18±2.5=15.5〜20.5cmで、測定16.0cmは範囲内。指定空気量4.5%は±1.5で3.0〜6.0%となり、測定6.0%も上限を含む範囲内です。

根拠・考え方(選択肢1):JIS A 5308の指定スランプ・空気量の許容差。
選択肢2 普通・指定フロー45cm
× 不合格(正解)

普通コンクリートの指定スランプフロー45cmの許容差は±7.5cmなので、37.5〜52.5cmが範囲です。測定55.0cmは上限超過。空気量3.0%が許容範囲内でも、フローが外れているため不合格です。

根拠・考え方(選択肢2):JIS A 5308の指定スランプフロー45cm:±7.5cm。
選択肢3 軽量・指定スランプ15cm
○ 合格

軽量コンクリートの指定スランプ15cmは15±2.5=12.5〜17.5cmで、測定17.0cmは範囲内。空気量5.0±1.5=3.5〜6.5%に対し測定6.5%も範囲内です。

根拠・考え方(選択肢3):JIS A 5308の軽量コンクリートのスランプ・空気量の許容差。
選択肢4 高強度・指定フロー60cm
○ 合格

高強度コンクリートの指定スランプフロー60cmは60±10=50〜70cmで、測定50.0cmは下限を含む範囲内です。空気量4.5±1.5=3.0〜6.0%に対し測定5.5%も範囲内です。普通コンクリートの45cm指定と許容差を取り違えません。

根拠・考え方(選択肢4):JIS A 5308の高強度・指定フロー60cm:±10cm、空気量±1.5%。
覚えるポイント

普通コンクリートのフロー45cmは45±7.5=37.5〜52.5cm。55cmは上限超過です。

この知識の出題:2025年
普通コンクリートの指定フロー45cmに対し、測定55cmは±7.5cmの許容差を超える

正解:2番

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問12 プレキャスト部材の仮置きと積重ね

頻出度:★★

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確認ポイント:柱・梁と床部材では積置きの上限が異なります。

中心テーマ:プレキャスト部材の現場仮置き・保管
出題年度:2019・2022・2025年(10年中3年)

製品寸法と組立・保管を区別

問12の柱幅±5mmは製品寸法の精度です。現場での組立位置の精度とは別に判断します。保管は床部材5〜6枚程度、梁・柱2段程度を標準的な目安として、台木・荷崩れ防止・支持位置も計画します。

選択肢 判断・解説
選択肢1 PC部材の屋内設計かぶり
○ 適当

PC屋内の標準設計かぶりは柱等35mm、スラブ25mm。

根拠・考え方(選択肢1):JASS10・PC部材の供用期間と屋内側設計かぶり厚さ。
選択肢2 柱脚目地グラウトの強度
○ 適当

柱脚グラウトは現場水中養生28日強度をPC部材品質基準強度以上に管理する。

根拠・考え方(選択肢2):JASS10・柱脚目地部グラウトの現場水中養生28日強度。
選択肢3 PC柱幅の製品寸法許容差
○ 適当

PC柱幅の製品寸法許容差±5mmは標準の範囲内。

根拠・考え方(選択肢3):JASS10・PC柱部材の幅の製品寸法許容差。
選択肢4 PC床部材を10枚積み重ね
× 不適当(正解)

プレキャスト床部材の平置き積重ねは通常5〜6枚程度までを目安とし、有害な応力や変形が生じないよう台木の位置等を定めます。10枚は多すぎます。梁・柱部材の2段までという部分は適当です。

根拠・考え方(選択肢4):JASS10・現場仮置きの積重ね枚数、台木位置と部材の安全。
覚えるポイント

PC床部材の平置き積重ねは通常5〜6枚程度までを目安とします。10枚は多すぎ、柱・梁の2段と分けて覚えます。

この知識の出題:2025年
PC床部材を10枚まで積み重ねてよいとはしない

正解:4番

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問13 板厚が異なる突合せ継手の処理

頻出度:★★

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確認ポイント:段違いが小さいときの扱いを、大きい段違いにも適用していないか確認します。

中心テーマ:異なる板厚の突合せ溶接の段違い処理
出題年度:2017・2022・2025年(10年中3年)

段違いをそのまま溶接できる範囲

段違いが「薄い方の板厚の1/4以下」と「10mm以下」の両方を満たす場合は、溶接表面を滑らかに移行させる扱いです。どちらかを超える場合は厚い側の加工等が必要です。本問は12mmなので、薄板の厚さを計算する前に10mm超であると分かります。

選択肢 判断・解説
選択肢1 SRC建方での鉄筋の加熱曲げ
○ 適当

SRC建方で立上げ鉄筋が障害となり、やむを得ず曲げる場合の所定の扱いとして、850〜900℃の加熱温度と30度以下の曲げ角度を管理します。鉄筋を一般に自由に加熱・曲げ直してよいという意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢1):SRC工事のやむを得ない鉄筋曲げ:加熱温度・曲げ角度。
選択肢2 塑性変形部の鋼板の曲げ半径
○ 適当

塑性変形能力を必要とする部位では、加工による材質低下を避けるため大きな曲げ半径を確保します。本問の内側曲げ半径8tは、この条件での基準を満たします。tは鋼板の板厚です。

根拠・考え方(選択肢2):JASS6・塑性変形を要求される鋼板の常温曲げ加工。
選択肢3 D25鉄筋の貫通孔径
○ 適当

D25の鉄筋貫通孔最大38mmは標準寸法。

根拠・考え方(選択肢3):JASS6・異形鉄筋の貫通孔径(D25:最大38mm)。
選択肢4 板厚差12mmを溶接表面だけで処理
× 不適当(正解)

完全溶込み溶接の異厚板の段違いが薄板厚の1/4を超える場合、又は10mmを超える場合は、厚い側を所定の勾配に加工する等の処置が必要です。12mmは10mmを超えており、溶接表面を滑らかにするだけでは不足します。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第7章・完全溶込み溶接の異厚突合せ継手。
覚えるポイント

段違い12mmは10mmを超えるため、厚い側を所定の勾配に加工する等の処理が必要。溶接表面をなだらかにするだけでは足りません。

この知識の出題:2017・2022・2025年
段違いが薄板厚の1/4又は10mmを超える場合、溶接表面を滑らかにするだけで済ませない

正解:4番

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問14 M22トルシア形高力ボルトの長さ

頻出度:★★★

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確認ポイント:締付け長さと、それに加える長さを分けます。

中心テーマ:高力ボルト接合の施工・検査
出題年度:2017・2018・2019・2020・2021・2022・2024・2025・2026年(10年中9年)

トルシア形の付加長さ

ボルト径 締付け長さに加える長さ
M20 30mm
M22 35mm

例えば締付け長さが40mmなら、M22の標準長さは40+35=75mmです。ねじ余長の1〜6山という検査項目とは別の話です。

選択肢 判断・解説
選択肢1 座面傾斜と勾配座金
○ 適当

座面の傾き1/20以上は勾配座金で補正する。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第7章・高力ボルト座面傾斜1/20以上の勾配座金。
選択肢2 M22に付加長さ30mmを適用
× 不適当(正解)

M22トルシア形高力ボルトは、締付け長さに35mmを加えた長さを標準とします。30mmはM20の場合の付加長さです。M22という径に対応する値が違うため不適当です。

根拠・考え方(選択肢2):公共建築工事標準仕様書第7章・高力ボルトの首下長さと付加長さ(M22:35mm)。
選択肢3 鉄筋貫通孔径の統一
○ 適当

径の多い貫通孔は設計者と協議し、適切な最大径で統一できる。

根拠・考え方(選択肢3):SRC鉄筋貫通孔の工作図:設計担当者との打合せと孔径の統一。
選択肢4 溶接外観の全数目視検査
○ 適当

溶接部の受入外観検査は、まず全ての溶接部を目視で確認します。基準を逸脱していると思われる箇所を適切な器具で測定します。「測定箇所だけ見ればよい」という抜取り目視の説明ではありません。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第7章・溶接部の受入外観検査の範囲と器具測定。
覚えるポイント

M22トルシア形高力ボルトの付加長さは35mm。M20側の30mmを使わないようにします。

この知識の出題:2019・2025年
M22トルシア形高力ボルトの標準長さは締付け長さに35mmを加えて決める

正解:2番

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問15 筋かいと間柱が交差する部分

頻出度:★★

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確認ポイント:主に力を負担する筋かいの断面を減らしていないか確認します。

中心テーマ:筋かいと間柱の取合い・欠込み
出題年度:2020・2025年(10年中2年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 土台アンカーの設置位置
○ 適当

土台アンカーは耐力壁端柱・継手上木端付近へ配置する。

根拠・考え方(選択肢1):木造軸組工法:耐力壁端柱・土台継手の上木端付近のアンカーボルト。
選択肢2 アンカーボルト径と埋込み
○ 適当

土台アンカーは標準径12mm以上、埋込み250mm以上を確保する。

根拠・考え方(選択肢2):木造の土台緊結:アンカーボルトの標準径・埋込み長さ。
選択肢3 筋かいと間柱を相欠き
× 不適当(正解)

筋かいは耐力壁の主要な部材なので、間柱との取合いで欠き取りません。間柱側だけを筋かいの厚さ分欠き取って通します。相欠きは両方の断面を減らすため不適切です。

根拠・考え方(選択肢3):建築基準法施行令第45条第4項(筋かいの欠込み禁止)と間柱の納まり。
選択肢4 木製火打梁の寸法・接合
○ 適当

木製火打梁90×90mmと所定のボルト接合で床組を補強する。

根拠・考え方(選択肢4):木造軸組工法:火打梁の断面と傾ぎ大入れ・ボルトによる接合。
覚えるポイント

間柱側を筋かいの厚さ分欠き取って筋かいを通します。筋かいまで欠く相欠きは不適切です。

この知識の出題:2020・2025年
筋かいを欠かず間柱側を欠き取り、筋かいと間柱を相欠きにしない

正解:3番

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問16 加硫ゴム系シート防水の重ね幅

頻出度:★★

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確認ポイント:平場同士の接合と、平場から立上りへの取合いを分けます。

中心テーマ:加硫ゴム系シート防水の重ね幅
出題年度:2020・2025年(10年中2年)

同じシートでも部位で異なる

接着工法・加硫ゴム系シート 重ね幅
一般の平場部 100mm以上
平場と立上りの取合い 150mm以上

本問は平場100mmが誤りなのではなく、取合い120mmが不足しています。

選択肢 判断・解説
選択肢1 保護コンクリートの伸縮目地
○ 適当

保護コンクリート目地は立上り約600mm、中間約3mごと。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第9章・保護コンクリートの伸縮目地。
選択肢2 屋上緑化の耐根層の保護
○ 適当

保護コンクリート下の耐根層は保護コンクリート等を保護層として利用できる。

根拠・考え方(選択肢2):屋上緑化システム:耐根層と、その上の保護層の構成。
選択肢3 平場・立上り取合いの重ね120mm
× 不適当(正解)

接着工法の加硫ゴム系シートは、一般のシート相互の重ねを100mm以上とし、平場と立上りの取合いの重ねは150mm以上とします。平場100mmはよい一方、取合い120mmが不足します。塩化ビニル樹脂系の接合方法・重ね幅とも区別します。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第9章・合成高分子系シート防水の加硫ゴム系シートの重ね幅。
選択肢4 折板のタイトフレーム接合
○ 適当

折板タイトフレームは隅肉溶接で受け梁へ固定する。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第13章・折板葺のタイトフレームと受け梁の隅肉溶接。
覚えるポイント

加硫ゴム系シートの重ねは平場100mm以上、平場と立上りの取合い150mm以上。120mmでは不足です。

この知識の出題:2025年
平場と立上りの取合いのシート重ねは150mm以上で、120mmでは不足

正解:3番

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問17 壁モルタルの下塗り・中塗り・上塗り

頻出度:★★

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確認ポイント:セメントを多くすればよい、とは考えません。

中心テーマ:コンクリート壁モルタルの層別調合
出題年度:2022・2025年(10年中2年)

容積比で砂の量を比べる

コンクリート壁の塗り層 セメント:砂
下塗り 1:2.5
中塗り・上塗り 1:3

1:1は砂が少なくセメントの割合が高い富調合です。強そうに見えても、乾燥収縮やひび割れを増やすおそれがあります。

選択肢 判断・解説
選択肢1 外壁タイルの伸縮目地位置
○ 適当

外壁タイルの伸縮目地は柱形入隅と中間3~4m等に設ける。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第11章・外壁タイルの伸縮調整目地の配置。
選択肢2 タイル・下地・躯体目地の位置
○ 適当

タイル・下地モルタル・躯体の目地位置を合わせて変形を逃す。

根拠・考え方(選択肢2):公共建築工事標準仕様書第11章・下地モルタル、躯体とタイルの目地の一致。
選択肢3 密着張りの塗付け面積
○ 適当

密着張りは1回のモルタル塗付け2m²/人以内を標準とする。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第11章・密着張りのモルタル塗付け面積の限度。
選択肢4 中塗り・上塗りを1:1の富調合
× 不適当(正解)

コンクリート壁の一般的なモルタル調合は容積比で、下塗りがセメント1:砂2.5、中塗り・上塗りが1:3です。中塗り・上塗りを1:1にするとセメントの割合が大きすぎ、乾燥収縮やひび割れを招きます。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第15章・壁モルタル塗りのセメントと砂の容積比。
覚えるポイント

コンクリート壁の一般的な調合は容積比で下塗り1:2.5、中塗り・上塗り1:3。1:1は富調合で収縮が大きくなります。

この知識の出題:2022・2025年
壁のモルタルは容積比で下塗り1:2.5、中塗り・上塗り1:3

正解:4番

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問18 アルミニウム製笠木の取付け順序

頻出度:★★

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確認ポイント:コーナーと直線のどちらを基準にして割り付けるか考えます。

中心テーマ:アルミニウム製笠木の取付け
出題年度:2017・2023・2025年(10年中3年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 ガラスのエッジクリアランス
○ 適当

エッジクリアランスで地震時のガラスと枠の衝突を防ぐ。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第16章・ガラスのはめ込みとエッジクリアランス。
選択肢2 直線部を先に笠木を取付け
× 不適当(正解)

笠木は割付けの基準となるコーナー部分を先に取り付けます。直線部は両端から定尺部材を配置して中央の調整部材で納めるのが基本です。直線を先行して最後にコーナーを合わせる順序が逆です。

根拠・考え方(選択肢2):公共建築工事標準仕様書第14章第7節・アルミニウム製笠木の割付け・取付け順序。
選択肢3 天井点検口の開口補強
○ 適当

点検口で下地を切断した箇所は開口補強する。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第14章・軽量鉄骨天井下地の開口補強。
選択肢4 鋼製天井下地の切断面
○ 適当

本問のJISによる亜鉛めっき鋼製天井下地材では、高速カッター切断面について、周囲の亜鉛による犠牲防食作用を見込み、錆止め塗料塗りを省略できる扱いです。あらゆるめっき製品の溶接部・広い損傷面まで無条件に無塗装とする意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第14章・JIS建築用鋼製下地材の亜鉛めっきによる防食。
覚えるポイント

笠木はコーナーを先に取り付け、直線部を両端から配置し、中央部で寸法を調整するのが基本です。

この知識の出題:2017・2025年
笠木はコーナーを先に取り付け、直線部を両端から配置して中央で調整する

正解:2番

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問19 仕上塗材の施工前の下地乾燥

頻出度:★★

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確認ポイント:接着剤の種類が適していることと、下地が乾いていることは別に確認します。

中心テーマ:仕上塗材の下地処理・施工条件
出題年度:2019・2021・2023・2025年(10年中4年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 複合フローリングの接着剤
○ 適当

直張り複合フローリングには指定のウレタン樹脂系接着剤を使用できる。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第19章・直張り用複合フローリングと接着剤。
選択肢2 湿気の影響を受ける床の接着剤
○ 適当

湿気のある床材にはエポキシ樹脂系等の耐水接着剤を用いる。

根拠・考え方(選択肢2):公共建築工事標準仕様書第19章・ビニル床材の下地条件別の接着剤。
選択肢3 ALCの目地の二面接着
○ 適当

ロッキングALC目地は二面接着とし、パネルの挙動を妨げない。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第8章・ALC縦壁ロッキング構法と第9章のシーリング二面接着。
選択肢4 表面含水率20%で吹付け
× 不適当(正解)

コンクリート・モルタル下地は十分に乾燥させてから仕上塗材を施工します。表面含水率8%以下等を一般的な目安とし、20%のままでは乾燥不足で、ふくれ・剥離等のおそれがあります。数値は測定器・材料の製造所指定の条件と併せて判断します。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第15章の仕上塗材の下地乾燥、製造所の施工要領と含水率の測定条件。
覚えるポイント

コンクリート・モルタル下地は十分乾燥させます。一般的な目安は表面含水率8%以下で、20%は高すぎます。測定方法・製造所の指定も確認します。

この知識の出題:2025年
コンクリート下地の表面含水率20%のまま仕上塗材を吹き付けない

正解:4番

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問20 給水管と排水管の平行埋設

頻出度:★★

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確認ポイント:上下関係だけでなく、水平方向の離隔も必要です。

中心テーマ:給水管と排水管の平行埋設の離隔
出題年度:2019・2025年(10年中2年)

汚染を防ぐ二つの配置条件

①給水管を排水管より上へ配置。②水平実間隔は原則500mm以上。この二つを同時に満たします。給水管が上にあることだけで、水平300mmの不足は補えません。

選択肢 判断・解説
選択肢1 給水管と排水管の水平間隔300mm
× 不適当(正解)

給水管と排水管を平行して埋設する場合、原則として給水管を上方に配置し、両管の水平実間隔を500mm以上確保します。上下関係が正しくても300mmでは離隔不足です。汚水等による給水汚染を防ぐ配置を考えます。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)・埋設給水管と排水管の離隔。
選択肢2 埋設深さと凍結深度
○ 適当

本問の標準的な埋設深さは管上端から車両道路下600mm以上、それ以外300mm以上です。寒冷地ではさらに凍結深度以上とし、二つの条件の厳しい方を満たします。凍結深度にかかわらず300mmでよい、とはしません。

根拠・考え方(選択肢2):同・地中配管の土被りと凍結深度。
選択肢3 径80ステンレス管の支持間隔
○ 適当

径80のステンレス横管支持は2m以下を標準とする。

根拠・考え方(選択肢3):同・一般配管用ステンレス鋼鋼管の横走り支持間隔。
選択肢4 貯水槽間接排水の排水口空間
○ 適当

飲料用貯水槽の間接排水では、逆流による汚染を防ぐ排水口空間を確保します。本問の管径65mmに対する150mmは適当です。一般の間接排水の管径別数値だけで判断せず、貯水槽であることも確認します。

根拠・考え方(選択肢4):同・飲料用貯水槽の間接排水と排水口空間。
覚えるポイント

原則として給水管を排水管の上方へ埋設し、水平実間隔500mm以上を確保します。300mmでは不足です。

この知識の出題:2019・2025年
給水管を上方に置いても、排水管との水平実間隔300mmでは原則500mm以上を満たさない

正解:1番

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問21 雨水ますの底部に設ける泥だめ

頻出度:★

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確認ポイント:ますの水深と、管底より下に設ける泥だめの深さを区別します。

中心テーマ:雨水ます・マンホールの泥だめ深さ
出題年度:2025年(10年中1年)

選択肢 判断・解説
選択肢1 雨水ますの泥だめ100mm
× 不適当(正解)

雨水ます・マンホールの底部には、土砂をためて排水管へ流出させない泥だめを設けます。標準は深さ150mm以上で、本肢の100mmは不足しています。汚水ますのインバートと役割を区別します。

根拠・考え方(選択肢1):建築基準法施行令第129条の2の4・給排水関係基準、雨水ますの泥だめ150mm以上。
選択肢2 乾式石張りの取付け代
○ 適当

外壁乾式石張りの取付け代70mmは標準的な範囲内。

根拠・考え方(選択肢2):公共建築工事標準仕様書第10章・外壁乾式石張りの取付け代。
選択肢3 タイルの著しい汚れの酸洗い
○ 適当

モルタル汚れが著しく、監理者の承認を得た場合の扱いです。工業用塩酸を30倍程度に希釈し、周辺材料を保護して洗浄後は十分に水洗いします。通常の清掃を最初から強酸で行う意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第11章・タイル張り後の清掃と酸洗いの条件。
選択肢4 ウレタンの1層の吹付け厚
○ 適当

発泡熱等を抑えるため、ウレタンは1層30mm以下等で分けて吹く。

根拠・考え方(選択肢4):ウレタンフォーム工業会の施工標準・製造所要領:1層30mm以下。
覚えるポイント

雨水ますの泥だめは150mm以上を標準とします。土砂を管へ流さないため、100mmでは不足です。

この知識の出題:2025年
雨水ますの泥だめは150mm以上で、100mmでは不足

正解:1番

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問22 耐震補強の打継ぎ面の目荒し

頻出度:★★

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確認ポイント:付着面を粗くすることと、既存部材を大きく削ることは違います。

中心テーマ:耐震補強の新旧コンクリート打継ぎ面の目荒し
出題年度:2017・2020・2025年(10年中3年)

目荒しは主筋の露出が目的ではない

新旧コンクリートの付着・一体性を確保するため、表面へ所定の凹面を分布させます。平均深さ2〜5mm程度・合計面積20%程度の標準的な処置と、主筋まで全面を削り取る処置を区別します。

選択肢 判断・解説
選択肢1 主筋露出まで全面はつり
× 不適当(正解)

打継ぎ面の目荒しは、平均深さ2〜5mm程度の凹面を、合計が打継ぎ面の20%程度となるよう全体に分布させる標準的な方法で行います。主筋露出まで全面をはつると既存部材を損傷し、付着確保の目的を超えるため不適切です。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築改修工事標準仕様書第8章・鉄骨ブレース補強の打継ぎ面の目荒し。
選択肢2 コアドリル冷却水の排水
○ 適当

コアドリル排水はアルカリ性を中和等して適切に処理する。

根拠・考え方(選択肢2):コアドリル冷却水のアルカリ性と、水質汚濁防止に適合する排水処理。
選択肢3 増設壁の割裂補強筋
○ 適当

アンカーが密な新設壁はスパイラル筋等で割裂補強する。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第8章・RC壁の増設とあと施工アンカー周辺の割裂補強。
選択肢4 上向き接着アンカーの養生
○ 適当

本問の上向き施工では、くさび等でアンカー筋の抜け出しを防ぎ、所定の24時間の養生を確保します。接着系アンカーの硬化時間は樹脂・温度等で異なるため、全製品・全温度で一律24時間と一般化しません。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第8章・上向き接着系あと施工アンカーの脱落防止と製品別養生条件。
覚えるポイント

目荒しは平均深さ2〜5mm程度の凹面を所定の割合で設けます。主筋露出まで全面を削って既存部材を傷めません。

この知識の出題:2017・2020・2025年
耐震補強の目荒しで、既存の主筋が露出するまで全面をはつらない

正解:1番

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問23 ひび割れ幅と注入樹脂の粘度

頻出度:★★

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確認ポイント:細い隙間へ、粘りの強い材料が十分に入るかを考えます。

中心テーマ:外壁ひび割れ部の補修工法・注入
出題年度:2018・2020・2022・2025年(10年中4年)

狭い隙間ほど流れ込みやすい材料を

幅0.2〜0.5mm未満のひび割れには低粘度形の注入樹脂を使います。表面がふさがるだけで内部が未充塡とならないように、幅・深さ・挙動に応じた材料と工法を選びます。

選択肢 判断・解説
選択肢1 比較的深い欠損部の補修
○ 適当

深い欠損にはエポキシ樹脂モルタル充填等の適切な工法を選ぶ。

根拠・考え方(選択肢1):公共建築工事標準仕様書第4章・欠損部改修のエポキシ樹脂モルタル充塡。
選択肢2 安全配慮がある箇所の接着試験
○ 適当

植込み等で人が近づけないよう安全上の配慮がある、という設問条件では、張替え後の引張接着試験を省略できる扱いです。人の通行する外壁でも一律に試験を省略できる、という意味ではありません。

根拠・考え方(選択肢2):公共建築工事標準仕様書第4章・タイル張替え後の引張接着試験と省略可能な安全条件。
選択肢3 幅0.2〜0.5mmに高粘度樹脂
× 不適当(正解)

幅0.2mm以上0.5mm未満の細いひび割れには、内部まで流入できる低粘度形の注入樹脂を用います。高粘度形では十分に注入しにくくなるため不適切です。ひび割れ幅、挙動、防水性等に応じて工法と材料を選びます。

根拠・考え方(選択肢3):公共建築工事標準仕様書第4章・ひび割れ部改修の幅区分と低粘度形注入樹脂。
選択肢4 幅1mm超のUカット工法
○ 適当

幅1mm超等の大きいひび割れにはUカットシール充填等を適用する。

根拠・考え方(選択肢4):公共建築工事標準仕様書第4章・モルタル外壁のUカットシール材充塡工法。
覚えるポイント

幅0.2mm以上0.5mm未満の細いひび割れの注入には低粘度形を使います。高粘度形では内部まで入りにくくなります。

この知識の出題:2025年
幅0.2mm以上0.5mm未満のひび割れの樹脂注入に高粘度形を選ばず、低粘度形を用いる

正解:3番

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問24 バスダクトと消音チャンバーの違い

頻出度:★

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確認ポイント:用語の名前を、材料・設備・目的と結び付けます。

中心テーマ:バスダクトと空調消音装置の区別
出題年度:2025年(10年中1年)

対象と目的で覚える

用語 対象・目的
スカラップ 鉄骨の溶接線の交差を避ける扇形切欠き
チェッキング 塗膜・シーリング材表面の細かなひび割れ
バスダクト 母線導体による配電
消音チャンバー 空調系の騒音低減
ラミネーション 鋼材の層状欠陥
選択肢 判断・解説
選択肢1 スカラップ
○ 適当

スカラップは溶接線交差を避ける母材の扇形切欠き。

根拠・考え方(選択肢1):鉄骨溶接のスカラップ:溶接線の交差回避の切欠き。
選択肢2 チェッキング
○ 適当

チェッキングは塗膜・シーリング表面の細かなひび割れ。

根拠・考え方(選択肢2):シーリング・塗膜の欠陥用語:表面の細かいひび割れ。
選択肢3 バスダクトを消音装置と説明
× 不適当(正解)

空調ダクト系へ挿入する箱形の消音装置という説明は、消音チャンバーのものです。バスダクトは母線導体を金属製ケース等に収めた配電設備で、空気を流す空調ダクトとは異なります。

根拠・考え方(選択肢3):電気設備のバスダクトと、空調設備の消音チャンバーの機能。
選択肢4 ラミネーション
○ 適当

ラミネーションは、鋼材中の介在物等が圧延で層状になったことなどによる層状欠陥です。設問のように加熱・溶接時の熱応力により開裂が現れる場合があります。溶接線を逃がすため意図して設けるスカラップとは異なります。

根拠・考え方(選択肢4):鋼材の層状欠陥ラミネーションと、加熱等による開裂。
覚えるポイント

バスダクトは電気を配るための母線をケースに収めた設備です。空調系の箱形消音装置は消音チャンバーです。

この知識の出題:2025年
バスダクトは電力を配る母線設備であり、空調用の消音チャンバーとは異なる

正解:3番

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問25 第三者の特許権等を用いる責任

頻出度:★★★

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確認ポイント:第三者の権利を使う責任を、受注者が全面的に免れるかを考えます。

中心テーマ:工事請負・監理委託契約の責任と費用負担
出題年度:2018・2019・2020・2021・2024・2025・2026年(10年中7年)

指定された版で判断

本問は民間(七会)連合協定の令和5年1月改正、四会連合協定の令和2年4月改正が指定されています。現在の約款にそのまま置き換えません。受注者の第三者権利に関する原則責任と、発注者指定・不知等の例外を分け、「一切責任を負わない」という全面否定を見抜きます。

選択肢 判断・解説
選択肢1 権利対象材料の使用責任を否定
× 不適当(正解)

第三者の特許権等の対象となる工事材料・施工方法の使用については、原則として受注者が責任を負います。発注者が指定し、受注者が権利対象であると知らなかった場合等の例外はありますが、一切の責任を負わないとはいえません。

根拠・考え方(選択肢1):民間(七会)連合協定「工事請負契約約款」令和5年1月版・特許権等の責任。
選択肢2 発注者の任意中止・解除
○ 適当

発注者は工事完成前に必要に応じて書面で中止又は解除を通知できますが、それにより受注者に生じる損害を賠償します。受注者の債務不履行を理由とする解除とは、責任関係を区別します。

根拠・考え方(選択肢2):同約款・発注者の任意中止・解除と損害賠償。
選択肢3 監理業務の一部再委託の責任
○ 適当

委託者の承諾を得て監理業務の一部を他の建築士事務所に委託しても、受託者はその委託先の受託行為について委託者に責任を負います。承諾を得れば自らの責任がなくなる、とはしません。

根拠・考え方(選択肢3):四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」令和2年4月版・再委託の責任。
選択肢4 原設計者への設計変更の委託
○ 適当

設問指定の約款では、原設計者以外に監理を委託したとき、設計変更が必要となれば原則として原設計者へ変更設計業務を別途委託します。原設計者が受託しない場合等の例外と分けて覚えます。

根拠・考え方(選択肢4):同約款・原設計者以外に監理を委託した場合の変更設計。
覚えるポイント

特許権等の対象材料の使用責任は原則として受注者が負います。指定材料の場合の例外があっても「一切責任を負わない」とはいえません。

この知識の出題:2025年
第三者の特許権等を用いる施工で受注者は一切の責任を負わないとはいえない

正解:1番

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