電験三種問題文を見ずに何点取れるかやってみた（勘で正解するコツ）

問題文を見ずに何点取れるか（勘で選択するコツ）

電験三種は５択から正解を選ぶ「択一形式」なので、運が良ければ試験に合格できます。

ちなみに、私の１０年以上前の話ですが、公務員試験対策で「択一形式」の問題をたくさん解いてきました。

そのこともあり、「択一形式」の試験は得意だと思っています。

ここで次のような疑問が生まれました。「令和２年度の電験三種の理論科目について、問題文を全く見ずに、５択の選択肢だけから回答した場合、どのくらい勘で正解できるのだろうか？」と思ってしまったので、実際にチャレンジしてみました。

なお、チャレンジに伴い、５択の選択肢から知識で回答が可能な問題は除外し、残った問題のうち、何％得点できるかを調べます。

５択問題ということは、普通に考えれば２０％は得点できるはずなので、３０％ぐらい得点できたらいいかな～と考えていました。

その結果は…

正解７問

不正解１０問

得点率４１．２% でした！

本当に偶然かもしれませんが、かなり上出来でした。（偶然の可能性も非常に高いため、別の機会に、令和元年度の理論科目にも挑戦してみようと思います。これも得点率が高ければ、信憑性が上がりそうです）
（後日実施の令和３年度理論科目では33.3%、令和元年度理論科目では33.3%、平成３０年度理論科目では21.1%、でした）

もしかすると参考になる方もいらっしゃるかもしれませんので、私の解き方をお伝えしたいと思います。

令和２年度電験三種理論科目

問１【理論 R2】

【選択の答え】（３）
【正解の答え】（３）
結果 ⇒ 正解

【考え方】きれいな数字である「１０」を選択したら、正解でした。

問２【理論 R2】

【選択の答え】（５）
【正解の答え】（２）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】①～④で、一番多数派（②の多数派は＋Ｑ、③の多数派は＋Ｑ，④の多数派は－Ｑ）が多い（５）を選びましたが、不正解でした。電験の試験において、この作戦はあまり効果が期待できないような気がしています。

問３【理論 R2】

【選択の答え】（１）
【正解の答え】（３）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】「２」という数字が（１）と（４）にあるので、どちらかが正解であると推測し、（１）を選びましたが、不正解でした。

問５【理論 R2】

【選択の答え】（２）
【正解の答え】（４）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】（３）の右から４番目は、一つだけ「RA」であり、この（３）の選択肢と共通が多い選択肢である（２）を選びましたが、外れていました。

問６【理論 R2】

【選択の答え】（２）
【正解の答え】（２）
結果 ⇒ 正解

【考え方】「P３＞P２＞P１」が選択肢に無かったため、これはつまりP1が大きな値なのではないかと推測し、（２）を選択したら正解でした。ほぼ勘です。

問７【理論 R2】

【選択の答え】（３）
【正解の答え】（１）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】「0.10」と「1.0」が選択肢にあるということは、どちらかが答えだろうと推測し、きれいな数字である（３）の「1.0」を選択しましたが、不正解でした。

問８【理論 R2】

【選択の答え】（２）
【正解の答え】（４）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】「20.4」と「30.3」は数値が近いため、どちらかが正解だろうと推測し、よりきれいな数字である（２）の「20.4」を選択しましたが、不正解でした。

問１０【理論 R2】

【選択の答え】（５）
【正解の答え】（２）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】（５）の最終値「０」に引き付けられて、（５）を選択しましたが、不正解でした。

問１２【理論 R2】

【選択の答え】（５）
【正解の答え】（５）
結果 ⇒ 正解

【考え方】「紫外光」というワードが（２）と（５）に出てきたため、どちらかが答えだろうと推測し、なおかつ（３）～（５）は「放射したとき」というワードが共通していたので、このうちのどれかが答えだろうと推測し、（５）を選択したら正解でした。

問１５【理論 R2】

(a) 問題

【選択の答え】（４）
【正解の答え】（２）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】（２）～（４）の答えが比較的近いため、このうちのどれかが正解だろうと推測し、正解っぽいような数値に見えた（４）の「23.1」を選択しましたが、不正解でした。

(b) 問題

【選択の答え】（４）
【正解の答え】（３）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】（２）～（４）の答えが比較的近いため、このうちのどれかが正解だろうと推測し、正解っぽいような数値に見えた（４）の「4.80」を選択しましたが、不正解でした。「4.80」は”2”、”３”、”４”、”６”、”8”、”12”で割り切れる数字であり、かなり魅力的な数字でしたが、外れていました。このように、割り切れる数字が多い方が、魅力的な選択肢であると言えます。外れていましたが…。

問１６【理論 R2】

(a) 問題

【選択の答え】（４）
【正解の答え】（４）
結果 ⇒ 正解

【考え方】（３）が「３００」、（４）が「４００」なら、（５）は５００ぐらいになりそうなのに、「４５０」ということは、（４）か（５）のどちらかが正解だろうと推測し、（４）を選んだところ正解でした。

(b) 問題

【選択の答え】（２）
【正解の答え】（２）
結果 ⇒ 正解

【考え方】問２の考え方と同様に、一番共通項の多い（２）を選択したところ、正解でした。

問１７【理論 R2】

(a) 問題

【選択の答え】（２）
【正解の答え】（５）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】「②＞③＞①」だけ選択肢に無いということは、問６の考え方と同様に、①は大きな数字なのではないだろうかと推測し、（２）を選択したところ不正解でした。

(b) 問題

【選択の答え】（２）
【正解の答え】（２）
結果 ⇒ 正解

【考え方】「②＞③＞①」だけ選択肢に無いということは、問６の考え方と同様に、①は大きな数字なのではないだろうかと推測し、（２）を選択したところ不正解でした。ちなみに、考え方は(a)と全く同じです。

問１８【理論 R2】

(a) 問題

【選択の答え】（１）
【正解の答え】（３）
結果 ⇒ 不正解

【考え方】普通に考えたら、計算問題の選択肢の場合、（１）と（５）は正解になりにくいです。しかし、この問題は（１）～（５）まで「５」刻みに増えており、各選択肢の正解の確率が平等のように感じました。その上、経験則ですが、「３０」がどうも正解っぽくない数値のような気がして、思い切って（１）の「２０」を選択しましたが、外れていました。セオリーを無視しての不正解は悔やまれます。