二級建築士の製図練習で、部屋の配置や動線を考えながら「壁を少し動かしたい」「建具の向きを試したい」と感じることはありませんか。

そんな検討に使えるよう、455mmのグリッドに線や建具を配置できる「エスキス・ノート」を作りました。このページ内で操作でき、1階・2階・3階を切り替えて作図できます。

利用料・登録は不要です。
マウスでの作図を想定しているため、パソコンでの利用をおすすめします。スマートフォンでは画面が狭くなるため、細かい作業にはパソコンが便利です。

このツールは自分で考えた配置を描くための作図補助ツールです。条件を入力するだけで間取りを自動生成するものではありません。

エスキス作図ツールを使う

まずは敷地寸法を入力し、「敷地を反映」を押してください。グリッドの線分をクリックすると線が描けます。設定欄は「01 敷地」「02 建具」のタブで切り替えます。各欄の内容だけがスクロールし、図面は同じ位置で操作できます。表示が小さい場合は、下の「広い画面で使う」リンクを利用してください。

広い画面で使う(別タブで開く)

画面が表示されない場合は、上のリンクからツールを開いてください。記事内と別タブの作図データは自動では共有されません。途中で移るときは「作業を保存」して、移動先で「作業を開く」を押してください。

図面は自動保存されません。
ページを閉じる・再読込する前に、ツール内の「作業を保存」を押してください。作図内容は「作業を保存」でJSONファイルとして保存します。

このツールでできること

機能 内容
グリッド 455mm間隔。910mmごとの主グリッドも表示します。
敷地 矩形敷地の東西・南北寸法、基準点、四方の道路・隣地を設定できます。
太線・細線・補助線を選択。クリックとドラッグに対応します。
建具 片開き戸・片引き戸・引き違い戸・両開き戸・引き違い窓・滑り出し窓・FIX窓。
階の切替 1~3階を別々に作図。2階では1階、3階では2階を下図表示できます。
手描き フリーハンドでメモや曲線を書き込めます。
保存・出力 作業データの保存・再読込、表示中の階のSVG保存、印刷・PDF出力。

基本の使い方

1.敷地寸法と周辺条件を設定する

「東西寸法」「南北寸法」をmm単位で入力します。敷地寸法と道路幅員は100mm刻み、基準点は5mm刻みで増減できます。敷地寸法は455mmの倍数でなくても入力できます。

基準点の初期値は(0,0)です。「西境界から」「北境界から」の距離を変更すると、グリッドの原点が移動します。既に描いた線や建具も基準点に追従します。

東西南北それぞれに「隣地」または「道路」を選びます。隣地を選んだ側の道路幅員欄はグレーアウトし、対象外になります。入力後は「敷地を反映」を押してください。

2.グリッドに沿って壁や間仕切りを描く

「線切替」モードでは、交点と交点の間の線分をクリックするたびに、線なし → 太線 → 細線 → 補助線 → 線なしの順で変わります。

同じ太さで描き続けたいときは、「太線」「細線」「補助線」を選んでください。マウスを押したまま横・縦へ動かすと、455mm単位の線分を連続して描けます。1回のドラッグでは横または縦の直線になり、角を曲がる場合はいったん離して描き直します。

間違えたら「戻す」で取り消せます。ドラッグ操作は1回分をまとめて戻せます。敷地の端に残る455mm未満の線分も、境界まで描けます。

3.プレビューを見ながら建具を置く

「建具を配置」で種類を選び、幅を910mm・1365mm・1820mmから選択します。「90度回転」「反転」で向きを調整すると、プレビューにも反映されます。

「建具配置:OFF」をクリックしてONにし、図面のグリッド交点をクリックしてください。もう一度ボタンを押すとOFFになり、「線切替」に戻ります。プレビューの橙色の点が配置点です。開閉できる建具にはスルーラインを付け、FIX窓には付けていません。滑り出し窓はFIX窓の基本記号にスルーラインを加えた概略表現です。

配置済みの建具を直す場合は「建具選択」を押して対象をクリックします。設定を変えて「設定を選択建具へ反映」で確定できます。「移動」「削除」にも対応しています。

4.階を切り替えて位置を合わせる

上部の「1階」「2階」「3階」で作図対象を切り替えます。「直下階」をONにすると、一つ下の階を薄く表示できます。上下階の壁や開口部の位置を見比べるときに使ってください。

階段を自動で配置したり、上下階の接続を判定したりする機能はありません。必要に応じて線やフリーハンドで描き、位置関係を確認してください。

5.フリーハンドで書き込む

「フリーハンド」を選び、マウスを押したまま動かすと、グリッドに縛られずに描けます。動線の矢印や検討用のメモなどに利用できます。

「消しゴム」で手描き線に触れると、その1筆を削除します。部分的にこすり消す方式ではありません。手描き線も「戻す」で取り消せます。

図面の保存・再開方法

  1. 作図が終わったら、ツール内の「作業を保存」を押します。
  2. 「esquisse-note.json」という作業データがダウンロードされます。保存先はブラウザの設定によって異なります。
  3. 次回は「作業を開く」を押し、そのJSONファイルを選んでください。

作業データには敷地条件と各階の線・建具・フリーハンドが含まれます。区別しやすいよう「練習課題A_案1.json」などにファイル名を変更しておくと便利です。

「SVG保存」は、表示中の階を画像として出力する機能です。編集を再開するためのJSON保存とは用途が異なります。

利用前に知っておきたいこと

  • 北を上にした矩形敷地に対応しています。不整形敷地の作成には対応していません。
  • 建具はエスキス検討用の概略記号です。寸法や納まり、試験で求められる表現は別途確認してください。
  • 面積集計、家具・設備の自動配置、構造・法令・課題条件の適合判定は行いません。
  • 印刷は用紙に合わせる方式です。1/100などの縮尺を保証するものではありません。
  • 本ツールは個人制作の学習補助ツールであり、試験実施機関の公式ツールではありません。

その他

著作権と利用について

本ツールおよびプログラムの著作権は、当サイト(diy-1.com)の運営者に帰属します。ご利用は、個人での学習・検討の範囲に限ります。運営者の許可なく、本ツールやプログラムを転載・再配布・販売したり、他のサイトで公開したりすることはご遠慮ください。

図面はサイト運営者に送信されますか?

この作図ツールには、入力した図面データをサーバーへ送信する機能はありません。ブラウザ内で作図し、「作業を保存」で利用者の端末へ保存します。サイト全体のアクセス解析等とは別の説明です。

以前の2階建てデータも開けますか?

このツールで以前保存した2階建ての作業データも読み込めます。3階は空の状態で追加されます。

紙での製図練習の代わりになりますか?

配置や動線を試す練習には使えますが、手描きの作図速度や線の表現を練習する機能はありません。紙での製図練習と組み合わせて使ってください。

保存しないで閉じてしまった場合は?

自動保存や復元機能はありません。検討の区切りごとに「作業を保存」を押してください。