令和２年度の電験二種を受験してきました
結果は電力管理は８０％程度以上できたと思いますが、機械制御は２０％程度しかできませんでした。機械制御は非常にショックです。
出題のヤマを張って試験に臨みましたが、機械制御はそのヤマが見事に外れました。自分に基礎力が無かったため、自分が解いたことのない問題を解くことができませんでした。（ネットの掲示板の情報では今年の機械制御は簡単であり、過去問に類似問題があったようです。）
思えばこの１年間、勉強しなければならないという気持ちが非常に強かったものの、実際の勉強時間は少なかったように思います。朝から図書館に行って勉強しようと意気込んだものの、集中力が続かずにスマホを長時間していたことも一度や二度ではなかったです。
プライベートの予定も犠牲にして勉強時間を確保したものの、実際にはほとんど勉強していないときもありました。
勉強しなければならないと思いながら、なぜか勉強できない状態が続いたため、書籍を買って東大生の勉強法を研究したり、モチベーションを高める方法をいろいろと試したりしましたが、いずれも効果が無かったように思います。
言い訳するつもりはありませんが、この１年間は仕事も忙しく、平日は日付が変わるまで、土日も休日出勤などはよくありました。現に二次試験前日の土曜日も仕事でしたし、その週の平日も日付が変わるまで仕事をしていました。
試験が終わってみて、勉強ができなかった理由を考えてみました。
一つ目は、仕事が忙しくて心にゆとりが無かったことです。休日も仕事のことを考えたりして、心が完全に休まるときは少なかったように思います。
そんなときは勉強のやる気が起こらず、だらだらとインターネットサーフィンしたり、趣味のソーシャルゲームをやりがちでした。このゆとりの無さが勉強できない原因の一つだと考えられます。
二つ目は、勉強時間を確保するために付き合いや趣味を制限したことです。遊びの誘いや食事の誘い、旅行等も行かないように制限をしました。（ただし、一番時間を無駄にしているソーシャルゲームだけは完全に断ち切ることはできませんでした。もしかすると依存症だったのかもしれません）
これにより、さらにストレスが溜まってしまい、より一層勉強ができない状態に陥ってしまったと考えられます。
おそらく今年度は機械制御で足切りを食らうと思いますので、合格できないと思います。いろいろと考察しましたが、結局は勉強時間不足、実力不足だったと思います。
ですが、電験二種合格を諦めるつもりはありません。来年度に向けて戦略を考えることにしました。一番重要なことは、いかに勉強するモチベーションを高めるかということです。電験二種の勉強がストレスにならないようにする配慮が必要だと思いました。
一つ目は、勉強を趣味にするということです。「絶対試験に合格してやる！」という感じで気負って勉強するとストレスが溜まりますので、「趣味だから勉強しよう、知識を増やしたいから勉強しよう」という緩い感じで勉強したいと思います。
今までの資格は気負って勉強するスタイルで合格できましたが、電験二種は格が違うため、この方法が通じないと痛感しました。
二つ目は、勉強を習慣づける方法です。本当は朝に勉強する習慣を付けたかったのですが、私は朝に弱いため長続きしませんでした。そこで、風呂に入った後は勉強するという習慣を付け、勉強に取り掛かるハードルを下げたいと思っています。
三つ目は、資格勉強をプライベートの最優先にしないことです。この一年間は試験勉強のためにいろいろと我慢を重ねてきました。そのことがストレスとなり、勉強のモチベーションを高めることができなかったのだと思います。
なので、今後は勉強以外のプライベートを優先させたいと考えています。あくまで資格勉強は趣味であるという位置づけで取り組みたいと思っています。
四つ目は、演習問題を積極的に解くということです。私自身、演習問題を解くことが苦手であり、さらに時間も掛かってしまうため、今までは勉強効率のことも考えて試験問題とその解答を頭にインプットする勉強法をメインでやってきました。
しかし、今回痛感しましたが、この勉強法では発想力や基礎力が身に付かず、少し過去問から捻られた問題が出題されると対応ができませんでした。
これら４つの対策で、次の試験は挑みたいと思います。もし今回の試験に合格していれば、嫌いな勉強から離れる気でいました。ですが、今回の敗北（機械制御がボロボロなのでおそらく落ちていると思います）で、趣味として一生勉強を続けていく決心が付きました。勉強を趣味として、電験一種まで取得していきたいと思います。
試行錯誤中ですが、現在自分の置かれている環境や能力を鑑みて、より良い方法を模索していきたいと思います。
そして、次年度の受験記はこちらです。見事合格を勝ち取ることができました。
