令和3年度の第二種電気主任技術者試験(電験二種)を受験してきました
ちなみにですが、これまでの受験記はこちら(令和元年度)とこちら(令和2年度)を見てもらえますと、これまでの苦難が分かってもらえると思います。
9月までは1次試験の勉強をしっかり行った(おかげで1発で4科目合格できました)ため、2次試験の勉強期間は約3カ月ほどでの挑戦となりました。
とはいえ、昨年度も電験二種を受験していますので、多少の勉強の貯金はありました。
この3カ月間はほぼ毎週末、自習室や図書館に通って勉強漬けでした。「やれるだけのことはやってきたかな」という状態で試験に臨みました。
電力・管理
まず問1から問6までを眺めます。
問1「大気汚染防止については書けそうだな」、問2「(1)と(2)は書けそうだけど、(3)の”ケーブル敷設時でのサージ低減対策”はよく分からないな、できればパスしたいな」、問3「う~ん、解けるかな…、やってみないと分からないな」、問4「分散型電源?逆潮流?過去問でも見たことないな。パスしたいな。」問5「穴埋めで簡単そうだけど、自信ないからパス」、問6「速度調定率は完全に捨ててた(今年は水力発電の問題は出ないとヤマを張っていた)、公式の記憶もあやふやだし、沼にハマるとまずいからパス」
ということで、問1以外自信ないけど、消去法で問1~問4を回答することにしました。
【問1】
たぶんそれっぽいことは書けたはず。
ただし、「燃焼」という漢字に自信がなかったため、「ねんしょう」とひらがなで記述。たぶん80%は取れてると思う。
【問2】
(1)と(2)は少し怪しいところもあるけど、それっぽいことを書けているはず。
(3)は苦し紛れに「遮へい層を複数個所接地する」、「接地抵抗値を低くする」と書いたけど、部分点もらえるのかな?たぶん60%は取れていると思う。
【問3】
(1)と(2)はなんとか解けた。
(3)は見るからに難しそうで、時間がかかりそうだから瞬間でパス。各小問の点数配分が同じだとすると、66%は取れているはず。
【問4】
(1)のベクトル図は過去問で見たことないから分からないな、適当に書くしかないか。
(2)は過去問で見たことあるから計算式は書けそう。計算式を記述し、各値を代入するところまではできた。
試験後に(1)のベクトル図を確認したところ、EsとErは合っているっぽいけど、RIベクトルの向きが反対だったり、jXIのjを書き忘れたり、Iベクトルを書き忘れたりしていた。部分点で40%は取れていて欲しいところ。
電力・管理は平均すると61.5%(約74点)の見込み。これは微妙なラインだ…。
機械・制御
まず問1~問4を眺めます。問1「まさか4年連続で誘導機が出題されるとは予想外だな。頑張れば解けそうな気はするけど、自信がないし時間が掛かりそうだからパスかな」、問2「なんか解けそうな気がする。これは回答しよう」、問3「パワエレは捨ててるからパス」、問4「(3)と(4)は怪しいけど、他は解けそうだから回答しよう」
というわけで、問2と問4を回答することにしました。
【問2】
(1)~(3)は解けた。(4)は時間かかりそうだから飛ばそう。
試験後に見直したところ、有効数字の3桁を1問ミスしていたことが発覚。
各小問の点数配分が同じだとすると、そのミスを加味しても70%は取れているはず。
【問4】
(1)と(2)は解けた。(3)は頑張って解こうとしたものの、過去問でも類似問題を見た記憶がなく、結局解けず。
(4)は解き方は分かっていたが、計算式をひらめくことができず、結局解けず。
(5)の安定判別法は出題されるだろうと思って勉強していたので解けた。
部分点を含めると70%は取れているはず。
機械・制御は平均すると70%(42点)の見込み。
総括
「電力・管理」と「機械・制御」の合計点は116点(得点率64.4%)の見込みです。
ボーダーラインギリギリのため、非常に危うい結果となりました。試験が終わってもうすぐ1週間が経ちますが、合否が気になって毎日そわそわしてしまいます。
合格発表まで後3カ月もあるので、それまで毎日そわそわしてしまいそうです。
試験が終わってからは、買い物や掃除など、試験のせいでやりたくても我慢してできていなかったことを怒涛の勢いで片づけています。
勉強をしないと、せっかく覚えたことを忘れてしまいそうなので、試験が終わってからも毎日少しは勉強しています。
本当はいろいろとブログを更新したいのですが、電験二種の勉強を優先しているため、疎かになっております。
試験に合格できていれば、電験二種の勉強法やそれ以外についてもブログを更新していきたいと思っています。
ああ、受かっていてほしい(切実)
『2022年2月14日 追記』
無事に合格を勝ち取ることができました。
難しい問題を潔く捨てたことにより、その分の時間を見直しも含めて他の問題にまわすことができ、効率良く6割の合格ラインに到達することができたのが勝因だと思います。
この喜びは生涯忘れないと思います。
次はのんびりと電験一種を目指して頑張りたいと思います。
勉強法についてはこちらの記事に書いております。
試行錯誤の末にたどり着いた私オリジナルの勉強法ですので、参考にしていただけると幸いです。