二級建築士 学科(一次試験)合格のための勉強方法(難易度・合格率・勉強時間)
目次
「二級建築士の学科、何から手を付ければいいの…」と迷っているなら、やることはシンプルです。
結論:過去問8年分を“選択肢まで”理解して周回する。これが最短ルート。
学科の合格率は年度で変動しますが、直近(令和3〜7年)は 35.0〜42.8% の範囲で推移しています。
この記事では、私が実際に点が伸びた手順を「そのまま真似できる形」に落とし込みました。
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目安の勉強時間(現実的な積み上げ方)
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科目の特徴と優先順位
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過去問を“点になる学習”に変える周回術
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法規(法令集)で落とさない注意点
最後まで読めば、今日からの勉強メニューが決まります。
参考書:2026年度版 わかって合格 (うか)る二級建築士 基本テキスト(TAC出版)(Amazon)
問題集:2026年度版 わかって合格 (うか)る二級建築士 学科8年過去問題集(TAC出版)(Amazon)
目次
二級建築士 学科の試験概要(科目・問題数・合格基準点)
学科は4科目・合計100問(各25問)
二級建築士の学科は、**建築計画(Ⅰ)/建築法規(Ⅱ)/建築構造(Ⅲ)/建築施工(Ⅳ)**の4科目で、各25問=合計100問です。
合格は「総得点」だけでなく「科目基準」もある
学科は 各問題1点、各科目25点満点・合計100点満点。
さらに合否は「総得点」だけで決まらず、科目ごとの基準点+総得点の基準点を両方満たす必要があります。
(※年度によって基準点は公表資料で確認してください)
合格率の推移と難易度(最新の数字で把握)
直近5年(令和3〜7年)の合格率
まずは難易度の“現実”を数字で掴みます。
| 年度 | 学科 合格率 |
|---|---|
| 令和7 | 40.9% |
| 令和6 | 39.1% |
| 令和5 | 35.0% |
| 令和4 | 42.8% |
| 令和3 | 41.9% |
ポイント:合格率が4割前後でも、やることを間違えると落ちます。
特に独学は「テキストを読む→安心する」で止まりがちなので、アウトプット(過去問)中心の設計が必須です。
勉強時間の目安は何時間?(300時間モデル)
目安は約300時間(=過去問を周回して定着させる時間)
勉強時間は個人差がありますが、私のおすすめは 約300時間をひとつの目安に置くことです。
理由はシンプルで、学科は「暗記」ではなく **“周回で定着させる量”**が多いから。
300時間の現実的な積み上げ例(5か月)
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平日:1時間 × 週5 = 5時間
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休日:4時間 × 週2 = 8時間
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週合計:13時間
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13時間 × 約23週(5か月)= 約300時間
※ここはあなたの生活に合わせて、「週○時間」だけ固定すると続きます。
勉強法の結論:過去問8年分を周回する
なぜ「過去問8年」なのか?
学科は、過去問の知識がそのまま得点に直結します。
ただし重要なのは、正答だけ覚えないこと。
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本試験は「選択肢の言い回し変更」「否定形」「条件追加」などで出ます
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つまり、不正解選択肢が“形を変えて正解”になることがある
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だから **“選択肢まで理解”**すると強い
やる教材(最小構成)
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基本テキスト(1冊)
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過去問集(8年分)
過去問の回し方(1周目〜直前期)
1周目:理解優先(遅くてOK)
目的は「解ける」ではなく、知らない論点を潰すこと。
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解く(時間は気にしない)
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解説を読む
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1行で言い換える(自分の言葉にする)
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できない問題に印(★)をつける
コツ:1問で沼らない。沼りそうなら★を付けて次へ。周回で回収します。
2〜3周目:スピードを上げる(解く→根拠確認)
目的は「処理力」を作ること。
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まず解く
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間違いだけ根拠確認
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★問題を重点復習
4周目以降:弱点だけ回す(満点狙いより合格最適)
全部を回すより、ここからは効率重視。
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★だけを回す
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同じミスは「ミスノート(or 付箋)」で潰す
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直前は 新しいことを増やさない(ミス回収が最優先)
周回の目安ペース
理想は **「8年分=2週間で1周」**が作れると強いです。
最初は無理でもOK。2周目から一気に速くなります。
法規(法令集)で失点しないコツ
法規は“知識”に加えて、**試験中に引けること(検索力)**が得点に直結します。
法令集は「持ち込み条件」を守らないと詰む
法令集は、学科Ⅱ(建築法規)で条件付きで使用できます。
また、書き込み・入替などにも条件があり、違反すると使用できない/判断に時間がかかる可能性があります。
やること(超重要)
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受験要領の条件を確認してからインデックス・書き込みをする
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試験当日に迷わない形に“育てる”(引く練習をする)
「改正」「適用日」の落とし穴に注意
過去問は当時の法令前提で作られていることがあり、現在の法令と一致しない場合があります。
だからこそ、法規は 法令集を引いて根拠で判断する癖が強い武器になります。
よくある質問(独学・教材・スケジュール)
Q1. 独学でも合格できますか?
できます。学科はアウトプット中心で設計すれば伸びます(過去問周回が前提)。
Q2. テキストは最初に全部読んだ方がいい?
おすすめは「ザッと全体像→すぐ過去問」です。
テキスト完読を目標にすると、過去問開始が遅れて失速しがちです。
Q3. いつから始めれば間に合う?
目安300時間を、試験日までの週数で割って **「週○時間」**に落としてください。
(例:20週なら週15時間)
Q4. 法規が苦手です…
法規は「暗記」より 引く練習で伸びます。過去問の選択肢を、法令集で根拠確認する周回が最短です。
まとめ:やることチェックリスト
最後に、今日からの行動がブレないようにチェックリスト化します。
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過去問8年分を用意する
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1周目は理解優先で★を付ける
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2〜3周目でスピードを上げる
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4周目以降は★(弱点)だけ回す
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法規は「引ける」状態に育てる(条件確認のうえ)
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週○時間を固定して、300時間の積み上げを作る
