消費電力が分かれば電気代が分かる
1kW・h(キロワットアワー)あたりの電気代の単価は電力会社及び地域によって異なりますが、我が家の電気代は消費電力量1kW・hあたり約27円です。
消費電力量の1kW・hとは、1,000W(ワット)(※1キロワット【kW】のこと)の電化製品を1時間使った場合の消費電力を言います。
例えば、消費電力1,000Wの電気ストーブを1時間使用した場合の消費電力量は1kW・hになります。そのときの電気代は1kW・h×27(電気代単価 円/kW・h)= 27円です。
ちなみに、我が家の去年12月の消費電力量は433キロkW・hでした。この値は電力会社から毎月送られてくる「電気ご使用量のお知らせ」に記載されています。
この433kW・hを具体的に説明すると、消費電力1,000Wの電気ストーブを433時間使用した場合と同じ電力になります。
- 電力【kW】 × 時間【h】 = 消費電力量【kW・h】
- 消費電力量【kW・h】 × 単価【円/kW・h】 = 電気代【円】
- 電化製品の消費電力【kW】に使用した時間【h】を掛けて消費電力量【kW・h】を計算し、さらに単価【円/kW・h】を掛けると電気代【円】を求めることができる
省エネ・節電するためには
電気代を節約するには、消費電力量【kW・h】を削減することが重要です。節電により、家計も助かるし、環境にも優しいし、いいことづくめです。
しかし、省エネルギーを推進するからと言って、我慢を強いるようなことになっては問題があります。例えば、省エネのために無理してエアコンを付けない事例等がそうです。
我慢をした結果、体調が悪くなったりしては元も子もありません。
私が思うに、家庭の省エネルギーにおいて一番重要なことは、無駄を省くことだと考えます。例えば、人がいないところでは照明やエアコンをこまめに消したり、冷房は過剰に温度を下げたりしないことなどが挙げられます。これは個人の意識改革によって、改善できる部分です。
しかし、意識改革だけでは省エネが十分とは言えません。なぜなら、技術の進歩により、より省エネな電化製品が次々と誕生しているからです。
照明のLED化はこの最もいい例ですが、こういった技術的な省エネに関するアドバイスをしていけたらと思います。
以下のページにて家電の消費電力を調査していますので、よろしければご覧ください。
家電の消費電力はどのくらい?冷暖房器具を上手に使って節電しよう
家庭でできる省エネ・電気代節約方法
電気代の節約方法ですが、以下のサイトで非常に分かりやすくまとめてありました。このサイトを見て頂けると、家庭でできる電気代節約方法がよく分かります。
上手な省エネの方法|一般向け省エネ関連情報|省エネポータルサイト
また、私が個人的に心掛けている電気代節約の効果が高い取組は以下になります。
- 白熱電球や蛍光灯は率先してLEDに取り替える。
- 風呂を複数人で使用する場合はなるべく間を開けずに入る(ガス代節約)。
- 冷暖房を使用する際は窓からの熱交換を防ぐためにカーテンやシャッターを閉める。また、部屋の扉の開閉は素早くおこなう。
- エアコンは扇風機と併用して使用する。冬場は上部の空気を拡散させるように扇風機を上向きに、夏場は下部の空気を拡散させるように下向きにする。
- 食洗機の乾燥機能はなるべく使用せず、蓋を開け自然乾燥させる。
- 洗濯機の乾燥機能はなるべく使用せず、干すようにする。
- 半年に一度はエアコンのフィルターを掃除する。
- 電気ストーブは消費電力が高いのでなるべく使わない。部屋全体を暖める場合はエアコンを使用する。
- 冷蔵庫と冷凍庫の温度は「弱」で設定する。暖かいものは冷ましてから冷凍庫・冷蔵庫に入れる。冷蔵庫の中は不要品が内容に整理して物を減らす。
- 炊飯器の保温はなるべく使用しない。(ごはんは小分けに冷蔵・冷凍する)
- ポットの保温は低めの温度設定にする。また、長期使用しない場合はコンセントを抜いておく。
- トイレ便座暖房の温度は低めにし、使用しないときは蓋を閉める。
いかがでしたでしょうか。是非ご参考にしてみてください。
資格のことから身近なことまで、電気に関する質問を募集していますので、何かありましたらコメントまでよろしくお願いします。面白い質問があれば記事にしたいと思います。