30代夫婦二人暮らしの家計を公開!固定費・変動費を整理して年間120万円貯める方法
目次
家計管理をなんとなくで済ませていると、「一年頑張って働いたのに、振り返るとほとんど貯金が増えていない……」ということになりがちです。
そんなときは、まず固定費と変動費に分けて整理してみるのがおすすめです。
1 固定費って?
家計における固定費とは、生活する上で欠かすことができない、毎月ほぼ決まって出ていく出費のことを言います。例えば、家賃や携帯電話代などがそれにあたります。
固定費・変動費を書き出す手順
「固定費」と「変動費」を頭の中だけで考えていると、どうしてもモヤっとしてしまいます。紙やノート、エクセル、家計簿アプリなど、何でも良いので、実際に数字を書き出してみるのが一番です。
私がやっている手順は次のとおりです。
- 通帳・クレジットカードの明細を1〜3か月分ひらく
- 「毎月ほぼ同じ金額で出ていくもの」にマーカーをつける(家賃・通信費・保険料など)
- マーカーをつけた項目を「固定費リスト」に書き写す
- それ以外の支出を「変動費リスト」に分類していく
- 固定費・変動費それぞれで「月額 → 年額」に計算し直す
ポイントは、「1か月分だけで考えない」ことです。
例えば、
- NHK受信料や火災保険料のように年払いのもの
- 車の車検のように2年に1回のもの
は、年額または2年分の金額を12か月で割って、「1か月あたりいくら払っているか」に直しておくと、全体のバランスが見やすくなります。
以下で、実際にわが家の固定費を例として挙げてみます。30代前半の夫婦二人暮らしです。最初にご説明しておきますが、「車の車検」と「車の12カ月点検」はそれぞれ2年に1回ずつありますので、年額の計算はそれぞれの費用を半分にして計算しています。
| 項目 | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 家賃 | 60,000円 | 720,000円 |
| 駐車場代(2台目) | 6,000円 | 72,000円 |
| 携帯電話代(2台) | 9,600円 | 115,200円 |
| 光インターネット代 | 4,600円 | 55,200円 |
| 電気代 | 6,000円 | 72,000円 |
| ガス代 | 7,000円 | 84,000円 |
| 上下水道代 | 7,000円 | 84,000円 |
| 車の保険料(2台分) | ー | 70,000円 |
| 医療保険料 | 2,800円 | 33,600円 |
| 生命保険料 | 2,300円 | 27,600円 |
| 火災保険料 | ー | 11,500円 |
| 車の車検(2台分)※2年に1回 | ー | 60,000円 |
| 車の12カ月点検(2台分)※2年に1回 | ー | 5,800円 |
| 自動車税(2台分) | ー | 69,000円 |
| ジム費用 | 4,600円 | 55,200円 |
| NHK受信料 | ー | 14,000円 |
| 合計 | 1,549,100円 |
税金や厚生年金等々、給料から天引きされる費用を差し引いた私の年収(手取り)は 3,600,000円ですので、そこから固定費を差し引くと 2,050,900円 残る計算になります。
2 変動費って?
家計における変動費とは、食費や交際費などのように、毎月一定ではない変動する費用のことです。参考に、とある月の変動費は以下のようになりました。
| 項目 | 月額(目安) | 年額(概算) |
|---|---|---|
| 食費 | 35,000円 | 420,000円 |
| 娯楽費(ゴルフ代等) | 12,000円 | 144,000円 |
| 交際費(飲み会等) | 4,000円 | 48,000円 |
| 旅行費(※月平均) | 10,000円 | 120,000円 |
| 交通費(ガソリン代) | 10,000円 | 120,000円 |
| 冠婚葬祭費(ご祝儀等・※月平均) | 4,000円 | 48,000円 |
| 雑費(ゴミ袋、歯磨き粉等) | 10,000円 | 120,000円 |
| 合計 | 1,020,000円 |
私の年収(手取り)から固定費を除いた費用は 2,050,900円ですので、そこからさらに変動費 1,020,000円を除くと、1,030,900円が残ります。つまり、最大で年間約103万円を貯金することができる試算となりました。
ただし、大型家電を購入したり、交通違反の切符を切られたり、病気になって治療費が掛かったり、車を傷つけて修理したり……etc、不測の事態については考慮していませんのでご注意を。
不測の出費とボーナスの扱い方
先ほどは、あえて「不測の出費」を考慮しない形でシミュレーションをしました。
しかし実際の生活では、
- 冷蔵庫や洗濯機などの大型家電の故障・買い替え
- 車の故障やタイヤ交換
- 病気やケガによる医療費
- 親族の冠婚葬祭が続く
といった臨時支出が、毎年のように何かしら発生します。
そこで私の家では、
- 年間の目標貯金額とは別に
- 「突発出費用の予備費」として年間◯万円
をあらかじめ確保するようにしています。
具体的には、ボーナスがある年は、
- 手取りボーナスのうち、◯割 → 予備費(別口座に移す)
- 残りで旅行や欲しいものを買う
というルールを作っておき、「ボーナスが出たから全部使う」のではなく、「ボーナスで将来のトラブルに備えておく」イメージでお金を振り分けています。
この「予備費」があると、思わぬ出費が起きても家計が大きく崩れにくくなり、精神的にもかなり楽になります。
ご家庭によっては、これからさらに教育費や養育費、介護費などが掛かってきますので、ライフプランも意識しながら変動費を考えてみてください。
3 今一度、固定費・変動費に無駄がないか見直そう
作成した表を見直してみて、無駄がないか確認しましょう。例として、私の家計の固定費を見直してみます。
まず家賃ですが、年間72万円の費用が掛かっています。ダントツで一番費用が高いです。今より家賃の安いアパートに引っ越すことができれば、固定費を削減することができます。
次に携帯電話代ですが、私の携帯はMVNO(格安SIM)で契約しており月額1,600円ですが、妻の携帯は大手キャリアで契約しているため月額8,000円掛かります。つまり私が妻を説得して料金の安いMVNO(格安SIM)に乗り換えしてもらえば、固定費を削減することができます。これは今まさに現在進行形で、乗り換えに向けて準備を進めてもらっています。
光熱費などの固定費を下げる具体的なアイデア
固定費の中でも、電気代やガス代・水道代といった光熱費は、「いきなり半分にする」ような大幅カットは難しい一方で、ちょっとした工夫でじわじわと効いてくる項目です。
例えば、
- エアコンや暖房器具の設定温度を1℃見直す
- 長時間つけっぱなしの照明を、省エネタイプのLEDに交換する
- 使っていない家電の待機電力を減らす(スイッチ付きタップの活用など)
- お風呂のお湯の温度・時間を見直す
など、「一度習慣化してしまえば、自動的に節約できる工夫」を取り入れるのがおすすめです。
電気関係の仕事をしている立場から言うと、特にエアコンや電気ヒーターなどの暖房器具は消費電力が大きく、使い方によって電気代が大きく変わります。
光熱費の具体的な節約方法については、別の記事でも詳しく書いていますので、よろしければそちらも参考にしてみてください。
4 固定費・変動費を整理して年間の貯金額を決めよう
こうやって固定費・変動費を整理すると、自分が何にお金を使っているのかイメージしやすくなります。「なんだかよくわからないまま漠然とお金を使って、1年を振り返ってみるとまったく貯金できていない!」なんて人はたくさんいると思います。
繰り返しになりますが、まずは家計の固定費・変動費を整理して、年間の目標貯金額を決めましょう。
ちなみに、私の年間の目標貯金額は120万円です。年収から固定費を除くと約205万円であり、そこから目標貯金額を引くと85万円残ります。85万円を12カ月で割ると約7万円ですが、つまり変動費を1カ月7万円以内に抑えることができれば、年間120万円を貯金することが可能となります。
このようにひと月の予算を決め、それに収まるように節約することが、無理なく貯金できるコツとなります。
よくあるつまずきポイントQ&A
Q. 固定費と変動費の境界がよくわかりません。
A. 「生活を維持するために毎月必ず払う必要があるもの」を固定費、それ以外を変動費と考えると分けやすいです。ただし厳密に線を引く必要はなく、「自分の基準」で決めてOKです。大事なのは、同じ基準で毎年比較できることです。
Q. 家計簿が続きません……。
A. いきなり完璧を目指さず、「固定費だけ」「クレジットカード払いだけ」など、1つの項目に絞って記録するのがおすすめです。月に1回、「固定費・変動費の表を更新する日」を決めてしまうのも習慣化のコツです。
Q. 目標貯金額はどうやって決めればいいですか?
A. 私は、「無理しなくても続けられそうだけど、少し頑張りが必要なライン」を目安にしています。将来のライフプラン(住宅購入、子どもの教育費など)を考えつつ、まずは1年間やってみて、その後で見直していくくらいの感覚で大丈夫です。
貯金ができなくてお悩みな方は、ぜひ固定費・変動費を整理してみてください。