ガソリン車のバッテリーを交換しよう
ガソリン車のバッテリーを交換しましょうということで、さっそく車のボンネットを開けてバッテリーの写真を撮ってきました。
写真では少し見えにくいですが、バッテリーの型番は「60B24L」となっていました。ちなみに、最初の「60」はバッテリーの容量を表しており、数字が高いほど能力が高いです。次の「B」はバッテリー面の短辺面のサイズを表しており、A~Hまであるようです。次の「24」は長辺面の長さを表しています。最後の「L」はバッテリーのプラス短辺面からみて+端子が左側にあれば「L」、右側にあれば「R」を表しています。要するに、同じ型番のバッテリーを買えば間違いないので、どれを買ったらよいかよくわからない場合は同じ型番のバッテリーを買うようにしましょう。
アイドリングストップできる車やハイブリッド車のバッテリーは上記のバッテリーとは違い特殊のようですので、普通のガソリン車のバッテリーを交換する方しか参考にならないかもしれません。
必要な道具類
- ゴム手袋(必須)
- 10のメガネ・スパナまたはモンキーレンチのいずれか一つ(作業性を考えるとメガネかスパナが望ましい)(必須)
- 保護メガネ(できれば)
- テスター(無くてもよい)
- マイナスドライバー(バッテリー端子が外れにくい場合)
交換する新品のバッテリーです。国産メーカーでは無いですが、2年保証があるしAmazonレビューも悪くないからまあいいかなと思って購入しました。一番のメリットは何といっても安いことです。国産メーカーが良い方は「GSユアサ」や「古河電池」をおすすめします。
注意事項
自分自身でバッテリーを取り替える場合、カーナビ等の電子機器が壊れてしまう可能性があります。後述していますが、私自身もバッテリーを取替したことがきっかけとなってカーナビが壊れてしまいました。ディーラーやカー用品店でバッテリーを交換してもらった場合、カーナビが壊れたとしても補償してもらえる可能性があります。
また、誤ってバッテリーのプラスとマイナスを短絡(ショート)させてしまうと、ケガや火傷をする可能性がありますので、作業の際は十分に注意しましょう。
交換手順
今回取替するバッテリーです。本当は寝かしてはいけないけど、間違えてうっかり寝かせてしまいました。
箱から出すとこんな感じです。
念のためバッテリーの電圧を計りましょう。普通車のバッテリーの電圧は12V(ボルト)なので、新品のバッテリーならば電圧が12V(ボルト)以上あればたぶんエンジンが始動するはずです。見にくいですが電圧は12.84V(ボルト)だったので合格です。
既存の車のバッテリーの電圧を計ってみました。12.61V(ボルト)でした。・・・え?普通にまだまだ使えるかも?交換時期を早まった??
とはいえ3年以上使用しているバッテリーなので寿命は近いと思います。バッテリーの寿命は単純に電圧測定だけでは計れないのです。写真は無負荷電圧の値ですが、ガソリンスタンドでは専用の測定機器を使って負荷電圧を計ってくれます。少し疑わしいですが、ガソリンスタンドの店員さんの「寿命です」宣告を信じることにします…。
早速交換作業を始めます。
まずはバッテリーを固定している金物を外しましょう。
上側も外します。
金物を取り外しできました。
バッテリーのマイナス側から取り外します。絶対にスパナ等の金属がバッテリーのプラス端子とマイナス端子を同時に触らないようにしましょう。そして、必ずマイナス側から取り外すようにしましょう。もし間違えてプラスから取り外してしまうと、作業中に誤ってスパナが車のボディーとプラス端子で短絡してしまった場合、スパークして大怪我及び車のカーナビ等が故障してしまう可能性があります。車のボディーとマイナス端子は繋がっているので注意が必要です。
マイナス端子を取り外ししました。
今度はプラス端子を取り外します。
バッテリーのプラス端子に接続されているケーブルを外しましょう。
ナットとボルトを外しました。
手ですんなり外れれば問題ないですが、硬くて外れない場合はマイナスドライバー等を使用して隙間を広げると外れやすくなります。
プラス側を取り外すことができました。
バッテリーを持ち上げて取り外します。
新しいバッテリーを乗せます。
プラス側のキャップを外します。取り付ける際は必ずプラス端子から取り付けましょう。もしマイナス端子から取り付けてしまった場合、マイナス端子取り付け後にプラス端子を取り付ける際に、プラス端子と車のボディー等のマイナス側とスパナ等の金属が触れてしまうとスパークしてしまいます。
ちなみに、ナットには取り付ける向きがありますので注意しましょう。底面が広い方を下側にして締め付けましょう。
プラス端子から取付します。ナットは緩みの無いようにしっかり締め付けましょう。ただし、あまりにも力を入れて締めすぎるとボルトが千切れる可能性があるので、加減が難しいところです…。
次はマイナス端子を接続しましょう。
絶縁キャップを外しました。
マイナス端子側のナットを締め付けます。こちらもしっかりナットを締め付けましょう。
マイナス端子を接続できました。
バッテリーを固定する金物を取り付けます。
金物を取付できました。また、念のためナットの緩み確認用のマーキングを黒のサインペンでおこなっています。バッテリー端子の接続に緩みがあると、電気のめぐりが悪くなってエンジンが掛からなくなる等の不具合を生じる可能性があります。
エンジンが無事に掛かればバッテリー交換の完了です。時計の時刻がリセットされている場合は再度設定しましょう。
…ん?カーナビが砂嵐になってる?!原因は不明ですので、とりあえず純正のカーナビなのでディーラーに持っていって見てもらおうと思います。
ディーラーにて見てもらいましたが、故障原因は寿命であるといわれました。バッテリー交換がきっかけとなってカーナビが壊れてしまったとのことです。故障原因の調査及び取り外し費用等で5,000円、修理で5万円程度必要であると言われました。ちなみに、カーナビの使用年数は9年です。
バッテリー交換しただけなのにカーナビが壊れるのは納得いかなかったので、メーカーにも問い合わせてみました。メーカー原因の故障であれば無償修理、そうでなければ有償修理となると伝えられました。無償修理の場合でも、ディーラーで発生する取り外し費用の5,000円は掛かってしまうとのことでした。また、有償修理の場合は修理しなければ調査費用も掛かってしまうと言われました。
無償修理となる可能性も五分五分程度だろうと予想されたため、カーナビの修理は諦めることにしました。メモリーバックアップをしておけば良かったと後悔しております(泣)。
もしディーラーとかカー用品店の方がいらっしゃいましたらお尋ねしたいのですが、お客さんの車のバッテリー交換時にカーナビが壊れてしまった場合、補償はされるのでしょうか。もし知っている方がいましたら教えていただけると嬉しいです。もし補償されるのならばバッテリー交換はディーラーやカー用品店にお願いした方がいいのかもしれません。
今回はカーナビが壊れてしまいましたが、懲りずにバッテリー交換のリベンジをしたいなと思っています。壊れてしまったカーナビもDIYで取付しようと思っています。近々記事を書きたいと思います。