私が実際に取得した資格(電験一種、2級施工管理を除く)を“取得の総合難易度”でランキング化しました。
合格率・勉強時間・実務要件をまとめて“偏差値(難易度スコア)”として整理しています。

電気系資格 難易度ランキング(偏差値)

順位 資格 偏差値(取得総合難易度) 合格率平均(原則5年) 勉強時間目安 実務要件
1 電験一種 68 約31.3%(一次)
約18.8%(二次)
総合9.6%
約2000h 無し
2 電験二種 64 約29.9%(一次)
約18.9%(二次)
総合8.3%
約1400h 無し
3 電験三種 58 約13.6%(受験者に対する合格者の割合) 約800h 無し
4 建築設備士 57 約30.7%(一次)
約49.0%(二次)
総合18.3%
約500h 有り
5 エネルギー管理士 56 約34.8%(受験者に対する合格者の割合) 約700h 無し
6 1級電気工事施工管理技士 54 約42.1%(一次)
約58.0%(二次)
総合24.5%
約400h 有り
7 第一種電気工事士 51 約57.5%(一次)
約61.7%(二次)
総合35.5%
約250h 有り
8 2級電気工事施工管理技士 51 約51.8%(一次)
約51.7%(二次)
総合27.0%
約200h 有り
9 消防設備士 甲4 50 約33.2% 約180h 有り
10 第二種電気工事士 45 約57.9%(一次)
約71.7%(二次)
総合41.5%
約120h 無し
11 消防設備士 乙4 44 約32.8% 約100h 無し
12 消防設備士 乙6 44 約37.2% 約80h 無し

※エネルギー管理士[偏差値56]は合格率だけ見ると易しめに見えますが、3年以内に4科目すべて合格する必要があること、また受験者に電験三種合格者など一定の実力層が多いことを踏まえ、偏差値を高めに設定しています。


この記事の「偏差値(難易度)」の考え方

本記事の偏差値は、テストの偏差値のように厳密な統計計算をしたものではなく、取得のしんどさをまとめて比較するための難易度スコアです。

評価に使う要素は3つ:

  1. 合格率(原則:直近5年平均のイメージ)
  2. 勉強時間(範囲の広さ・対策量を反映)
  3. 実務要件(受験資格・免状交付・実務経験の有無)

イメージとしては、合格率=“試験の壁”勉強時間=“量の壁”実務要件=“制度の壁”の3つを足し合わせて「取りにくさ」を見ています。

偏差値の目安(体感)

  • 偏差値61以上:非常に難関資格。取得まで数年以上かかる。一発合格はほぼ無理
    絶対に受かってやる!という強い気持ちがなければ合格不可能
    仕事以外の全ての時間を資格取得に費やす覚悟が必要
  • 偏差値56以上:難関資格。計画的に集中して勉強しなければ合格できない
    勉強時間を確保するために、趣味等の時間を犠牲にする必要あり
  • 偏差値51以上:過去問中心にしっかり勉強すれば問題なく合格できるレベル
    ただし、ちゃんと難しいので勉強が足りてなければ普通に落ちる
  • 偏差値50以下:勉強すれば問題なく合格できる
    ただし、甘く見ていると足下をすくわれる可能性あり

先に結論:迷ったらこの順がおすすめ

  • 最初の一歩(現場で即効):第二種電気工事士
  • ビルメン・設備管理で強くなる:電験三種 → エネルギー管理士(電気)
  • 最強肩書を狙う長期戦: 電験二種(→ 余力があれば一種)

各資格の補足説明

電験(1種・2種・3種)

合格率の低さに加えて、科目数が多い(”理論”・”電力”・”機械”・”法規”、電験二種以上では2次試験で”電力・管理”、”機械・制御”)ため、長期間の勉強が必須です。基本は電験三種で土台を固め、その後に二種を取得する方が多いです。電験一種はもはや神と崇めても良いレベルで、あまりの難易度に私も受験を躊躇しています。

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建築設備士

学科試験に加えて、二次試験で設計製図があるのが特徴。特に二次試験については市販の参考書等がなく、資格学校に通わずに合格を目指す方は苦労すると思います。

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エネルギー管理士(電気)

合格率だけ見ると「簡単そう」に見えますが、範囲が広く科目も多いので、初学者は700時間前後の勉強時間が必要かも。電験三種の次のステップとして選ばれやすいのも特徴です。

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電気工事施工管理技士(1級・2級)

一次の学科だけでなく、二次で実務経験に関する作文があるため、通常の試験とは違った難しさがあります。さらに受験要件もあるため、“試験+要件”で難易度が比較的高くなっています。

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電気工事士(第一種・第二種)

  • 第二種:電気系資格の入口として最強です。現場でも転職でも有用であり、家庭の電気関係のDIY程度なら二種で十分です。
  • 第一種:試験に加えて免状交付のための条件(実務経験等)があるため、資格を“取り切る”までを考えると難易度が高めです。

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消防設備士(乙4・甲4・乙6)

乙種は受験しやすく、甲種は受験資格が必要です。乙6(消火器)は点検・ビルメン系で需要が安定しています。乙4/甲4(火災報知設備)は消防点検業界で重宝されるため仕事の幅が広がりやすいです。

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おすすめの資格について

おすすめ1位:第二種電気工事士
  • 国家資格で需要が安定しており、電気工事の現場で直接役立つ。
  • 受験ハードルが比較的低めで、未経験からでも狙いやすい。
  • 取得後は実務につながりやすく、副業・転職でも強い。
  • 家庭レベルであれば電気関係のDIYが何でもできる。
おすすめ2位:電験三種
  • 設備管理・ビルメン領域で評価が高く、キャリアの選択肢が広がる。
  • 合格までの学習は重いが、その分希少性が出て市場価値が上がる。
  • 長期的に年収・役職アップにつながりやすい。
  • 資格手当を貰える会社も多数ある。
  • 他人から「電験三種持ってるんだ、すごいね」と言って貰える
おすすめ3位:消防設備士 乙4・甲4
  • 消防設備点検・工事で定番の資格で、求人が多く実務で使う場面が多い。
  • 乙4は取り組みやすく、甲4は業務範囲が広がり評価が上がりやすい。
  • 電気系・設備系と相性がよく、電気工事士との組み合わせでさらに強みが出る。

 

さいごに注意点

  • 主観マシマシのランキングです
  • 合格率は年度・受験者層で変動します
  • 勉強時間は前提知識(電気科卒/現場経験/数学耐性)で大きく上下します
  • 施工管理・免状条件などは制度改正の影響を受けるため、必ず最新の試験要項を確認してください